ドイツワイン街道 ファルツ地方

2022年8月26日 (金)

アルザス・アンスパック レトロな凸型ガラスの村はテレビ局人気投票一位

ドイツワイン街道を南下し 国境を越え

フランスの小さな村に立ち寄った。

 

 


01. 「 アンスパック村 Hunspach 」


白壁を梁が縁取る アルザス風の

ハーフティンバーの家並みが軒を連ねる。 

 

三角屋根が寄り添う姿と 清潔な風情が

何故か日本の合掌造りを思い起こさせる。

01_20220826122101

 

 

 

02. とりわけ 各階に庇 poutrage が付いて

いるのがアルザスでも珍しい。 この日本風な

造りも 親近感を抱かせる理由だろうか。

02_20220826122101

 

 


03. 教会や墓地も 美しく愛らしい。

03_20220826122101

 

 


04. 美しい 「 村役場 Mairie 」 

 

人口630人余の小さな村の業務だが

現在は 内部は IT化されているのだろう。

 

古井戸があり、屋根にはコウノトリの巣がある。

04_20220826122101

 

 

 

05. 村の歴史は長く、 古い写真には 

民族衣装の村人や ド・ゴール大統領が

演説する姿もある。    

05_20220826122101

 

 

 

06. 納屋を持つ農家


清潔で 整然と整った姿にも 

ちょっぴり日本を感じる。

06_20220826122101

 

 

 

07. ピストンポンプの水汲み場、


凸型ガラス vitres bombees のレトロな小窓。

07_20220826122101

 

 

 

08. シャンブル・ドット 民宿ホテル


この村は 基本的に観光地ではない。

 

普通の人が普通に暮らす村だから 

店もホテルも 必要最小限度しかない。

08_20220826122101

 

 

 

09. さて、アンスパックは こんなに

小さな村なのに ミシュラン旅行本で二つ星、 

 

’ フランスの最も美しい村 ’ にも

1985年に 既に選ばれているのだが、

 

TV局主催の ’ フランス人のお気に入りの村 ’

(Le Village Prefere des Francais ) にも

2021年に 選ばれたのだ !

 


You Tubeで TV局フランス2が 視聴者に

投票する際の参考になるよう アンスパック

を候補地として訪れた際の様子が見られる。

09_20220826122301

 

 

 

10. 2012年発足の この賞は 

数百万人を巻き込む 結構大きなもので 

投票結果が出るまで数か月かかる。

 

ここ10回のうち アルザス地方は人気が高く 

エギスハイム2013年 カイゼルブルク2017年

に続き アンスパックが3か所目となった。

10_20220826122201

 

 


11. 結果を待ちわびていた人々は 喜びを

爆発させ お祝いの行事が続いたと言う。

11_20220826122201

 

 

 

12. 実は訪れた当時は 村は静まり返り

人っ子一人 否 子供ら5人しか見かけなかった。


正に Sleeping village 状態だった。

 

 


コロナもやり過ごし お気に入りの村にも

選ばれ、現在は どっと観光客が来てるだろうか。


日本の白川郷のように 敷地を荒らされたり

しないと良いのだが・・

12_20220826122201

 

 

 

13. テレビのインタヴューを受けた村人に

よれば  壁の色が白いのは 夏 熱いから、 

( 日本の夏の暑さは比べようもないが・・ )


そして18世紀の改修の際 費用の倹約上

壁は白、と 役所が決めたのだそうだ。

 

 

窓辺の凸型ガラスは 外から中が見えない

という利点があり、このレトロな窓ガラスは 

現在も製造され流通している、のだとか。
13_20220826122201  

 

 


万一 観光客が 押し寄せたとしても

この凸型ガラスがあれば

中を覗かれずに済むだろうし

 

 

美しいものを愛し、個人の権利を重んじる

フランス人なら アンスパックを汚さず

大切にするだろうけれど ・・

 

 

 


*    *    *    *    *

2022年8月19日 (金)

ドイツワイン街道から寄り道 アルザス・ヴィサンブール 無名でも一級の華やかさ

ドイツワイン街道を南下し 国境を越えると

すぐそこに  フランスの小さな街

「Wissenbourg ヴィサンブール」 があった。

 

 

01. ライン川の支流ローター川が 

街のど真ん中を流れており 水辺の風景は

どこを切り取っても美しい。
 

 

日本ではほぼ無名だが、 こんな街こそ

絵描きさんが来ればいいのにと感じる。

01_20220819144001

 

 


02. ドイツ語読みでは ヴァイセンブルク、

 

ドイツ軍から解放された1945年以降は

仏国・アルザスの一員として繁栄している。

02_20220819144001

 

 


03. 右手は ワイン地下蔵という名のバー


左手は 「メゾン・ド・ラミ・フリッツ 

Maison de l'ami friz」 1550年

 


中世時代  ’皮なめし屋’ だったこの家、

1932年制作の ここが舞台となった映画の

タイトルを引用し 今はそう呼ばれている。

03_20220819144001

 

 


04. なるほど映画に出てきそうな魅力的な

外観だ。 それに 皮なめしに必要な 川の流れ、 


皮を乾かす日当たりのよい大きな窓 等も

確かに 備わっている ・・

04_20220819144001

 

 

 

05. 「メゾン・デュ・セル Maison du sel」


1448年に建てられた当時は 病院だったが

1610年頃には肉屋、 次に塩の倉庫となり 


最後は打ち捨てられたが、 今は 塩の家と

呼ばれる文化財として保全されている。

 

4層になった屋根の窓は 換気を促すのに

役立ったと言う。

05_20220819144101

 

 

 

06. ソモン広場で太陽を浴びる人々

06_20220819144001

 

 

 

07. 「サン・ピエール・エ・サン・ポール教会」

07_20220819144001

 

 

 

08. ローター川 Lauter には 水利上

分流や堰などが施され 街を潤している。

08_20220819144001

 

 

 

09. 川辺と花の風景

09_20220819144101

 

 

 

10. そもそもヴィサンブールは 7世紀

ローター川に浮かぶ島に 修道院が築かれ、


それを発端に 村が出来て、 さらに

華やかな街へと発展した経緯がある。

10_20220819144101

 

 

 

11. 水路を渡った先には

修道院とそれに付随した壁の 廃墟がある。 

11_20220819144101

 

 

 

12. 13世紀には 修道院はアルザスで

最も裕福な修道院となったが、  以後

数々の宗教対立・領土争いの戦火に巻き込まれ、


遂に フランス革命後

聖職者たちは追放され修道院資産は売却された。

 

今日では この一角は ヴィサンブールでも

指折りの美しい風景の一つとして輝いている。

12_20220819144201
 

 

 


13. さて、 ヴィサンブールを出て 

さらに もう一つの小さな村に向ったが、


おじさんが 梨を袋からボトボトっと 落とす

場面に遭遇した。

13_20220819144101

 


まるで 古い映画に登場する 

田舎の一場面のよう!

 

 

競馬場はあちら、という看板と共に

妙に惹かれる光景となりました ・・・

 

 

 

*    *    *    *    *

 

2022年8月12日 (金)

ドイツワイン街道 ファルツ地方の絶景 ぶどう畑とぶどうのアーチ

ドイツには ライン川沿岸を主として 

全土で13か所のワイン産地がある。

 

 


01. 今回は ライン川の西側 ラインと

並行して南北に伸びる 「ファルツ地方 」 

を訪ねた。

 


そのほぼ中央に位置する 「ダイデスハイム」

から南下したが、 丘の古城が 如何にも 

ドイツ的で ブドウ畑とマッチしていた。 

01_20220811175001

 

 

02. 「ノイシュタット」 の歴史的な

ワインステューベを 通ったあとも

02_20220811175001

 

 


03. ブドウの村がいくつも続き、


ブドウの木から伸びたツルが 横断幕となり

誇らしげに通りを飾っていた。

03_20220811175001

 

 


04. ホテル 兼 ワインステューベ

04_20220811175001

 

 


05. ワイナリーと 収穫したてのブドウ。


ファルツ地方は ドイツで最も温暖な地域で、

年間日照時間も1800時間、

穏やかな日差しに 幸福感を覚える。

05_20220811175001

 

 

 

06. ファルツ地方では 白ワインの王者

・リースリングの栽培が盛んだが、  近年


赤ワイン種の作付面積が 全体の

約40%にもなり、 規模としては 

ドイツ最大の赤ワイン生産地となった。

06_20220811175001

 

 


07. 「マイルカンマ―村」 でブドウの収穫

に遭遇。   始めから トラクターの高さに

合わせて ぶどうの木が作られている。

 

村人が大勢集まり 一気に収穫し 

その喜びを分かち合う 収穫祭の形は

徐々に変わっていくかも知れない。

07_20220811175001

 

 


08. よく見ると 運転席にちびっ子が!


生産形態や 品種の変化があったとしても、

ワイン農家の魂は こうして 代々 確実に

受け継がれていくのですね。

08_20220811175001

 

 


09.  ブドウ畑と教会

09_20220811175001

 

 


10. 続く  「ランダウ町」 でも

ブドウのアーチがお出迎え。

10_20220811175301

 

 


11.  「 マーデンブルク町 」 

 

絵の様な ’ 泉・ブルンネンのほとり  ’

11_20220811175001

 

 


12. ドイツ人が買うワインのうち 3本に

1本はファルツ産だと言うが、 日本人には

馴染みが薄い地域ではないだろうか。

 


団体旅行では行かない地域も なかなか

魅力的ではありました ・・・

12_20220811175001

 

 

 

13. さて ファルツ地方の南端あたりにやって来た。


ファルツワインは 大小のワイナリー 協同組合

販売網 ワインステューベ・レストラン等の充実

により 繁栄を維持しているが、

13_20220811175701

 

アルザス地方に至近距離であることも、

観光産業が充実している一因かも知れない。

 

 

このあと せっかくなので 私もアルザス側に 

一歩踏み入れてみた。

 

 


*    *    *    *    *

 

 

その他のカテゴリー

スペイン サンチャゴ・デ・コンポステーラ bellaのアトリエ 「アメリカ国立公園」は雄大なり! 「ウズベキスタン」 シルクロードのオアシス  「ウズベキスタン」 サマルカンドとタシケント 「チロル地方」オーストリア やっぱり凄い モンサンミッシェル りんごの村 アムステルダム アメリカ サンフランシスコ アメリカ セコイア・キングスキャニオン国立公園 アメリカ ヨセミテ国立公園 アルザスワイン街道とストラスブール アルザス・ロレーヌ アールヌーボー発祥の地 イギリス 植物王国 イタリア ウンブリア地方 アッシジなど イタリア エミリア.ロマーニャ地方 ボローニャなど イタリア トスカーナ地方 イタリア ヴェネト州 ヴェニス・ヴェローナなど イールドフランス ウイーン 中欧・花の都 オンフルールは画家の聖地 カナダ メープル紅葉便り カナダからの手紙 英国の香り カンボジア アンコール遺跡群の旅 グラスゴーは意外とお洒落な街! ゴッホ終焉の地 ゴーギャンのブルターニュ ゴージャス!「イタリア湖水地方」 シスレー と ミレー スコットランド 「古城街道」と「ウイスキー街道」 スコットランド エジンバラ スコットランド ネッシーとハイランド スコットランド中東部 歴史ある古都巡り スペイン サラゴサとタラゴナ スペイン サンチャゴ・デ・コンポステーラ スペイン マドリッド・セゴビア・アビラ・サラマンカ スペイン 地中海・ピカソの町とジブラルタル スペインの「白い村」 スペイン中西部、遥かな地平と丘陵と スロバキア ブラチスラヴァ セビリアとコルドバ アンダルシアの華 チェコ チェスキー・クルムロフと骸骨教会 チェコ プラハ チベット自治区・ラサ ダライ・ラマの宮殿 ドイツ 「ロマンチック街道」 ドイツ ドレスデン・マイセン ドイツ ベルリン・ポツダム ドイツ「 古城街道 」 ドイツワイン街道 ファルツ地方 ドイツワイン街道 モーゼル ドイツ南端 「アルペン街道」 ノルマンディ(フランス) バカラ クリスタルの町 パンプローナとその周辺 ピレネー山脈・大自然とその文化 ピレネー山麓・フランス側も面白い! フランス・中世ロマネスクの旅 ブダペスト ドナウの真珠 ブルゴーニュ 美食の地 ブルターニュ どの町も個性的! ベルギー ブラッセル ポルトガル 「リスボン 郷愁の都」 ポルトガル コインブラ バターリャ アルコバサ ポルトガル リスボン周辺・魅力の歴史古都 ポルトガル中部・ナザレ ファティマ トマール ポルトガル北部 ポルト ギマランイス ブラガ ポルトガル鷹の巣城 マカオ ”エキゾチックタウン” ミャンマー インレー湖 ミャンマー バガン・千の仏塔がある古都 ミャンマー ヤンゴンと郊外 ミャンマー・マンダレー ミュンヘン ” のん兵衛天国 ” モネの色彩を育んだ町 モントリオールとケベックシティ ”私は忘れない” リヨン、フランス第2の都市 ルノワールのセーヌ川 ローマ 永遠の都 信州の風 光のスイスアルプス 光のフランスアルプス 北アイルランド のん兵衛と宗教対立テロの国 北仏画家の町 北欧 スウェーデン・ストックホルム 北欧 ノールウェー オスロ 北欧 ノールウェー ベルゲン 北欧 ノールウェー 滝とフィヨルド 北欧 フィンランド・ヘルシンキ 南フランス これぞ憧れのプロヴァンス 南フランス アルル・ニーム・アヴィニョン 南フランス カンヌ グラス 南フランス ツールーズ・アルビ・カルカソンヌ 南フランス マルセイユ・エクサンプロヴァンス 南フランス ヴェルドン大渓谷 ムスティエ 南仏画家の町 台湾 異国情緒と懐かしさと 国内旅行 国内旅行 中国編 国内旅行 九州編 国内旅行 北海道編 国内旅行 北陸編 国内旅行 千葉の旅 国内旅行 東北編 国内旅行 東海編 国内旅行 沖縄編 国内旅行 関東編 奇岩のイタリアアルプス 活気のバルセロナ 花の都フィレンツェ 香港 びっくり見物記 魅惑のパリ

2022年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

カテゴリー

リンク先

フォト
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

ココログフレンド