北スペインからポルトガルへ入る 欧州のレンタカーとカーナビの話
世界一有名な キリスト教の巡礼の地 北スペインの
サンチャゴ・デ・コンポステーラを出発して これから
北ポルトガルの 歴史古都ブラガに向かう。
01. 中世の修道院ホテル・パラドールの玄関口
オブライト広場に 迎えのタクシーが堂々と入って来た。
02. これから タクシーでサンチャゴ空港に向かう。
人為的に植えられたユーカリの林が続いていた。
空港と言っても飛行機ではなく レンタカーを借りるのだ。
03. ヨーロッパでは Hertzハーツ、 Avisエイビス等
が大手だが、 ここはハーツ車のエリア。
欧州全域をカバーしているので スペインで借りて
ポルトガルで返す ことも出来る。 但し少し高く付くが。
カーナビの言語も十各国以上から選ぶことが出来る。
しかし 性能は本当に基本的 最低限の情報量だ。
そもそも カーナビは日本発祥で、 至れり尽くせりの
詳しい情報網・検索項目 に慣れた日本人にとって
欧州のそれは ビックリするほどシンプルだ。
04. 余程の高級車でない限り レンタカーのカーナビは
ポータブルだ。 こうして窓に吸盤で吸い付かせる。
車を離れる時は、それがどんなに短い買い物であっても
ナビは 外してトランクに仕舞わねばならない。
盗まれるからだ! たとえ外しても シート上に放って
置こうものなら 窓を壊して持って行かれる。
誰もが心配する ’右側通行’ は問題なく直ぐ慣れるが、
空港を取り巻く 複雑な道路のサーキュレーションには
いつも悩まされ 同じラインをグルグル巡ることもある。
05. この日走るのは サンチャゴ・デ・コンポステーラ
から 国境を越えて ポルトガルの古都ブラガに向かう
直線で約150kmのコースだ。
北スペインの海岸線には 北欧と同じく フィヨルドが
内陸に食い込む 美しいリアス式海岸がある。
06. ポンテヴェドラ湾の入江は 内陸に向かうに連れ
湖に、 そしてこのような川に、 なっていく。
07. レレス川に沿って遊歩道が作られ
市民の憩いの場となっている。
08. ビーゴ湾に架かる 長さ1558mの
ポンテ デ ロンデ橋 Ponte de Ronde。
09. 橋からの眺め、 すぐそこが海の様にも見えるが
大西洋は この先20kmも彼方だ。 湾は奥が深い。
10. 国境のミーニョ川を越え 一路 高速道路を
進んだ。 相変わらず路肩にユーカリの林が続く。
大都市どうしを繋ぐ高速道路ではなく、 又 日曜日
だった所為か、 行き交う車が本当に少なかった。
11. 途中休憩を含め 4時間余で 北ポルトガルの
古都ブラガに着いた。
本格的ブラガ見物記は 当ブログのカテゴリー
「 ポルトガル北部 ポルト ギマランイス ブラガ 」 に
掲載されています。
12. さて このレンタカーは スペインのサンチャゴで
借りて ポルトガルを縦走して 最後はスペイン・マドリッドで
返却。 発着の大都市内部は危険なので運転せず、
実質7日間のレンタル料は 保険 カーナビ含めて
約600ユーロ (日本で予約金があったかどうか・・)。
カーナビの話に戻るが、 日本のナビは 旗を立てれば
そこに行くが、 ヨーロッパはそうはいかない。
都市名 ストリート 番地まで入れなければならない。
通り名なんて知らないし、 何県と言われても分からない。
サン・マルタン なんて平凡な地名が出たら大変だ。
似たような名前がずら~っと出て来る。
勿論 回を重ねる毎 コツをつかんでは来たが ・・
🚗 🚗
余談になるが ナンバープレートの数字、案外気になる
ものだ。 かつて 4256 という車に乗ったことがあった。
主人も私も 旅が終わるまで 互いに知らんぷりをしていた。
言葉にしてしまったら 旅が不安でならない。
あとで聞いたら ”知っていたよ” と返事があった。
ああ、 笑い話で終わって良かった!
旅はあらゆる危険と隣り合わせ、 気を付けましょう!
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