ベルギー ブラッセル

2020年8月14日 (金)

ブラッセルの小便小僧 小さいけど歴史は長い そして小便少女!


ブラッセルの大広場・グランプラスから南西に200m、

街角に 「小便小僧 Manneken-Pis」 の像がある。

 

 

 

01.  ’世界の三大がっかり’ の一つ、

像は小さいが、人だかりがあるのですぐにわかる。
   


小さいとはいえ 小僧の歴史はかなり古く、

Petit Julian と呼ばれた初代の像に関する

記述は 1452年頃の文献に見つかる。 


子供とは言え 我々の 大・大先輩だ。

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02.  この日 彼は裸ん坊だったが、 実は

800着以上の着替えを持っている。 スーツや

軍服、 帽子 ネクタイ 髭や眼鏡、、 時には

サンタになったり ミッキーになったり。


日本からも 兜や鎧が贈られている。

 


柵の掲示板に 今月のお着換え情報が載っていた。

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03.  マヌケン・ピス はフラマン語で 小便をする小人

と言う意味。 この辺りは昔 なめし革屋が多く住む地区で、


おしっこに含まれるアンモニアが 革をしなやかにするので

子供に小便をかけさせた というまさか!の説や

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04. 昔 戦で敵方が敗走と見せかけ街を出たものの

実は地中に爆薬を仕掛けていた。 導火線を走る火種を

少年がおしっこで消し止め 街を破滅から救った。

彼は英雄となり、  やがて銅像となった !

 


小便小僧には この他 いろいろな説がある ・・

 

因みに 小僧のおしっこの水が飲める時代もあり、

水汲みに来る者もいたようだ。

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(  観光客が次から次 やって来ては写真を撮る )

 

 

 

 


05.  小便小僧は 17Cに仏軍の爆弾で壊されたり

何度か盗難にもあった。  1745年に英国兵に、 

1747年には仏国の近衛歩兵に 像は盗まれた。   

 

1965年とある寒い冬の夜中には アントワープの

学生が いたずらで像の足首から下を残し担ぎ出した。

身体全体が発見されたのは やっと一年後だった。

 

最近はカメラやセンサーなどセキュリティは万全だろう!

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06.  2019年6月のお着換え、 寄贈者は 

フィリピン スロヴェニア ケベック ルクセンブルク 

セゴヴィアなど世界中から。    もちろん

地元のハードロック・カフェのオーナーからも ・・

 

赤い服の小僧像は 同年8月のとある日の様子。

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07.    さて、ベルギーと言えばチョコレート、

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08.  実際の像は 造り替えられる度に小さくなり

今は 55.5cmしかないのだが    恐らく

このチョコレート像は 本物より大きいだろう。

 


ところで 小便小僧の公認コピー像は 世界に7体、

うち 大阪(1928年)、名古屋(2015年) 

に2体あるそうだ。   

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09.   王室御用達ベルギーチョコ Neuhaus 。


薬局を営んでいた 創業者 ジャン・ノイハウスは

薬が美味しく飲めるよう 薬をチョコでコーティング、 

それが ショコラトリーの出発点となった。

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(  私のお土産は 運びやすいよう箱入りチョコ )

 

 

 

 


10.  さてこちらは 「小便少女 Janneke-Pis」


1987年製の新しい像で  名前からして小僧の

類似作品であることは間違いない。


しかし女の子となると 坊やほど大らかに見られない。

 

 

子供だと思えば どういうことはないのだが お股を

触る人が多くて 近年檻で塞がれてしまったようだ。

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11.  ブラッセルは もともと炭鉱労働者の街、

移民も多く、近年はブラッセル発の多くのテロを生んだ。


一方で かつてはハプスブルク家の都であり 

アールヌーボー ・ アールデコ芸術を 育んだ街。

 

 

そして最近はジェンダーレス運動を国が認めていて

同性愛者には種々の権利があり 住みよい街である。
  

街には虹色の旗が掲げられ EC本部前の横断歩道も

7色に染められている。

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12. 実は小便少女像は ホモやゲイが集まる

地区の袋小路に設置されている。  その地域で
 

いくつかのレストランを経営するオーナーが 

客寄せ話題作りを兼ねて 男女平等を表現したいと

設置したそうだ。

 


夜のグランプラスには 灯りが煌々と輝き

昼の顔とはまた異なる不夜城となる。

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13.ブラッセル空港での 待合時間を利用して 

ブラッセル市内に繰り出した訳だが


ゲートインまでに 無事帰港、 

落ち着いて 成田行き便に乗ることが出来た。 

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小便小僧君、 人魚姫やマーライオンと共に  

世界三大がっかりに入れられてしまっているが 、

 

どうして どうして なかなか奥の深い

 

歴史と様々な面白い物語に満ちておりました ・・

 

 

 


*     *     *     *     * 

 

 

 

 

 

 

2020年8月 7日 (金)

ブラッセル 豪華絢爛グランプラス 美食の街のムール貝

 

ブダペストからの帰り道、ベルギーのブラッセル

での乗り継ぎとなったが、  成田行き便まで

時間が空いたので 空港の外に出ることにした。

 

荷物は預けてしまったので ゲートインまでに

戻らないと 面倒なことになる ・・

旅慣れてないと なかなか思い切れないものだ。

 

 

 

 

01. 世界一美しいと言われる広場 「グランプラス」

 

生憎の通り雨で 金色の装飾も曇りがちだが、

ヨーロッパのこういう天気は劇的で 嫌いではない。

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02. 空港からブリュッセル中央駅に着いたのが

16時20分、飛行機は21時だ。
 

乗り込んだ電車の座席は たまたまだろう

窓を塞ぐように配され 観光向きではなかった。


身体をよじるようにして 車外の風景を見た。

中央駅のこの赤い壁が 帰り道の目印だ!

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03.  この 「市庁舎 15C」 を除く

17世紀以前の建物の殆どは 木造だったが 

1695年にフランス軍に破壊されたのち、


当時豊かな財政を誇ったギルド組織が 現在の

見事な石造りの建物を あっという間に再建した。

 

グランプラスの圧倒的な豪華さは 現場で直に

感じるもので、 百の言葉でも伝えきれない。

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04.  この広場は110mX70m の長方形、

花を敷き詰める 有名なフラワー・カーペット祭りが

2年に1度 ここで開かれる。

 


私は 「王の家」 のエントランス・バルコニーで

暫し雨宿りをした。

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05. そうこうしてる間に 雨が上がった。

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06. 例えば広場の西側と北側、  様々な

ニックネームがついた同業組合の建物が連なる。

 


ボタン小間物屋、船乗り、射手、酒・樽屋、

油屋、パン屋、チョコ屋、レース屋、チーズ屋

果物組合、靴下編み組合等々、

 

当時のフランドルの商工組合の全盛期が偲ばれる!

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07. 雨宿りをさせていただいた 「王の家」、

実際に王様が住んだ訳ではなく  時代ごとの

政庁や 物産館 牢舎などになった。

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08. 短い滞在時間でも 久しぶりのブラッセル、

名物は全て食べておきたい ! 


ベルギーのフライドポテトは 肉厚でホクホクだ。


英語でワッフル、 ベルギーではゴーフルと言う。

普通 ジャムやクリームを乗せて食べるが

クレープ同様 付け合せは自由自在だ。

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09.  そして、ブラッセルに来た最大の理由が

ムール貝。 「Chez Leon」 は1893年に

 

たった5席から始まった老舗レストランだが、

今や420席。  内部を歩いてみるのも楽しい。

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10. バターと白ワイン蒸し ムール・マリニエ

を2回お代わりして、アヒージョ風ムールを一皿。

 


次はいつの日になるかは分からない。ただひたすら

貝殻ピンセットで ムールを口に運んだ。 

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11. 実はブラッセルは 最低4~5回来ている。

フランドル旅行、 そしてお買いもの。


レースや織物 チョコレートやダイヤモンド !

パリから日帰りで 買い物にやって来たのだ。


今や全てタンスの肥やしだが ムールだけはいつも

目の前をチラつく 現実味のある存在だ。 

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12. 壁の新聞に ” 日本にレオンが1軒ある。

次はディナンに1軒進出 ” とあった。


食べるのに忙しく 内容は詳しく読まなかったが


なんでも 名古屋に一軒出した、と一行だけ触れて

いるが、残りは フランスブルターニュの美食の街

ディナン進出の意味合い、投資額、規模を得々と

語っている。フランスでは76店舗目なんだそう。

 

ネットでは名古屋レオンは見当たらない。

なんで見出しにまでなっているのか 謎のままだ!

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13.  次の機会があったら 聞いてみよう。

 

ムールを貪っているうちに またひと雨あったようだ。

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石畳の向こうに 小便小僧が待っている。

 

” マヌカン・ピス君 ”   久しぶり !

 

 

 


*    *    *    *    *

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