スロバキア・ブラチスラヴァ 一度は訪れたいドナウ川の古都
スロバキアは 1993年 かつて社会主義国だった
チェコスロバキアから分離独立、主権国家となり
2004年にはEU加盟 その後
ユーロ導入も果たし 観光客も入りやすくなった。
01. ここは スロバキアの首都ブラチスラヴァ。
スロバキア人に馴染み深い アンデルセン童話の
銅像がある静かな緑地道路、神戸牛の店もあった。
02. ブラチスラヴァはウイーンの東60km、
国土は日本の8分の1、 どんな街なのか
想像もつかぬまま 通りに入ると、 突然
道幅一杯に 大柄な人々の列が押し寄せた。
ものすごい風圧だ !
03. 私は たじろいで後ずさったが
待っても待っても 列は途切れない。
これだけの人々を一気に吐き出せるうつわ、と
言ったら船しかないだろう ・・
04. そう、ブラチスラヴァはドナウ川に面し
ウイーン~ブダペスト間を クルーズする船の
またとない寄港地。 ドナウ川は昔も今も
オーストリア スロバキア ハンガリー
3か国をつなぐ 太いパイプだ。
05. ドナウの丘には 「ブラチスラヴァ城」 が
聳える。 12C来改築を重ねた城、 今は4本脚を
”ひっくり返したテーブル ” と呼ばれている。
チェコスロバキアは 長くハンガリーの支配下にあって
ブラチスラヴァがハンガリーの首都だったこともある。
聖マルティン教会では ハンガリー王11人
マリア・テレジアを含む女王7人の戴冠式が行れている。
06. かつて 旧市街は城壁に囲まれていたが
唯一残っているのが この 「ミハエル門」。
街の発展を妨げるとして マリア・テレジアが
殆どを撤去させたらしいが、 現在 もっと
残っていたら 良い観光資源になっただろう。
07. 「フラヴネー広場」 が街の中心だ。
この広場に 先進国のような豪華さはないが、
面白い像でキャラクタライズされている。
左は街に幸せを呼ぶという 実在したおじさん
「ショーネ・ナーツィの像」。
08. マンホールから上半身を乗り出している
「 配管工・チュミル像 」
09. 彼はブラチスラヴァで一番の人気者だ。
どの観光客も 同じ写真を撮ってるに違いない。
10. フラヴネー広場に面した日本大使館。
「見張りの家と像」 は元々城壁脇に立っていた
護衛兵の像で 大使館を守ってる訳ではない。
格の高い大使館ほど 首都の高級地に置かれるものだが
広場に面した日本大使館は 悪くない立地かも・・
11. スロバキアは西欧と中欧のほぼ中心に位置し
黒海とバルト海、ロシアとボヘミアを結ぶ交易路にあり
加えてウイーンとブダペストの文化圏にあった。
ブラチスラヴァに行き交ったのは 物産ばかりでなく
有名な人々も数多 訪れたり 逗留もした。
ベートーヴェンやモーツアルト リスト 、、
ロシアからは 作曲家ルービンシュタインが来ている。
12. 「オペラ座」 この広場には スロバキアの
詩人・フビエズドスラヴの名が付けられている。
模様敷石の花の中心 マンホールの蓋が開けられた。
子供が遊んだら危ないけど ・・!
実はこれは クリスマスに 大きなモミの木を
差し込む穴なのだ。 広場には電飾が輝き
それはそれは楽しいクリスマスとなるに違いない。
13. 「聖アルジュベタ教会 別名・青の教会 」
旧市街を出て 少し東へ歩くと 住宅街に
何とも愛らしいお菓子のような青い教会があった。
内部もパステルブルーを中心に 白と金色の装飾が
軽やかに施され 明るい気持ちになる。
20世紀初頭に建てられた新しい教会だが、
若い頃の私なら 教会に通いたいばかりに
クリスチャンになってしまうかも知れない・・
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