ミャンマー・マンダレー

2020年3月 6日 (金)

ウー・べイン木橋・夕日の絶景 小鳥を空に放して功徳を積む

ミャンマー第2の都市 マンダレーの南12km付近に

かつての王都 「 アマラプラ 」 がある。


その町はずれのタウンタマン湖に 

「 ウー・べイン橋 」 という木橋が架かっている。

 

 

 


01.   160年前に造られたこの橋は 修復を重ね

ながら 現在でも対岸との往来に役立っている。 


ウー・べイン橋は 全長1.2km。

趣きあるこの木橋と夕日のコラボが絶景だ ! 

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02.  12月中旬夕方4時半頃、 湖畔の観光ボート

の向こう側に 白いパゴダが輝いていた。    

お坊さんもスマホ中。

観光バスもつめかけていたが、 中には ”防長バス ”

など日本語をそのまま残すものもあった。

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03.  この橋は アマラプラの市長だった

ウー・べインという人物が かつての王都インワから

チーク材を運び 造らせたものだ。


チークは材質が固く 収縮率が低く 水に強いので

もともと船舶 そして橋にも向いている。

 


雨季は橋の足元は水に浸かり こんな風に歩けない。

季節によって景観がだいぶ違うようだ。 

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04.   橋の入り口で。

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05.   観光ボートと漁師の船が混在している。

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06.   橋の所どころに 屋根付き・屋根なし休憩所

があり、観光客相手に いろいろなものが売られている。

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07.   橋は向こう岸の町まで続いているが、

橋の景観そのものが目玉だから 観光客は

ある程度行ったら 引き返すことになる。 


写真の一団は 佇まいから 豊かな学生の様に見える。

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08.   そろそろ もとの方向に踵を返えすことに。

ちょうど太陽も沈みかけだ ・・

 


橋の下にも いくつかのカフェや休憩所がある。

これはレストランの屋根で 熱帯植物の葉っぱ葺きだ。 

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09.    橋から河原に降りる木の階段があった。


シルエットなら ヴェニスのゴンドラに負けてない。 

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10.  赤い夕日は元より、 岸辺と 鏡の様な湖面が

入り組む風景があってこその 幻想的な一瞬だ !

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11.   低い位置から見る 夕日と橋の影絵が

何故か謎めいて ロマンチック。

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12. 日が沈み切ると 風景はグレースケールとなり、 

白いお寺が うす紫のシルエットとなった。

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13.  さて 帰り道、 橋のたもとに女性が座っていて、

籠には ぎっしりとすずめが入っていた。

 


多くの仏教国で見られる  ’ 放鳥やさん ’ だ。

客は すずめを買い取って 空に放してやることで

功徳を積むことが出来る !

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仏像に金箔を貼ったり、 托鉢のお坊さんに食べ物を

分けたり、     仏塔や仏像そのものを寄進したり、 

そして 小鳥を空に帰したり、、、


功徳を積む方法を 彼らは本当に真剣に模索している。

 

 

 

宗教心の薄い私などは ただ遠巻きに かごの鳥に

好奇の目を投げかけただけでありました ・・

 


 

*   *    *    *    *

2020年2月28日 (金)

マンダレー 最後の王朝・旧王宮 川岸に住む人・川砂を採る人


ミャンマーのほぼ中央部に ミャンマー第2の都市

「 マンダレー 」 がある。    当時のビルマが

英国の植民地となるまで ここに王朝が置かれていた。

 

 

 

01.   「 旧王宮 」、    1858年に即位した

ミンドン王は それまでアマラブラに置かれていた首都を

マンダレーに移すことを決め 王宮を始め仏塔や寺院など

壮大な建物を 街のあちこちに建設した。

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02. この旧王宮は第二次大戦で焼失後 復元された

もので、見事な外観だが 内部に見るべきものは少ない。


英軍が奪った当時の財宝の一部は ロンドンの

ヴィクトリア&アルバート美術館に収蔵されている。


それに 現在も 大部分は軍事施設となっていて 

観光客が入れるのはごく一部分だけだ。

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03.   これがミンドン王。  ’ 王様と私 ’、

シャム王を演じた 渡辺謙に似た風貌だ !

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04. 1885年 王宮完成の僅か24年後 後継者

ティーボー王の時代に 宮殿は英国の支配下に置かれた。


当時インドシナ半島は ヨーロッパ列強による植民地化が

進んでいて、 イギリスはインドに続いてビルマまでを 

フランスは カンボジャ ラオス ベトナムを獲り、 

緩衝帯的存在となったタイは 植民地化を免れた。

 


ティーボー王は捕えられインドに幽閉され 王朝は消滅。

今でもインドのラトナギリに王の子孫が住んでいると言う。

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05.  王宮は 一辺が3kmの正方形をしていて、

高さ8mの城壁と 幅70mの濠に囲まれている。


五層屋根の建物が 中央王宮、

手前の白い建物は 王が使ったプール。


赤い屋根が 碁盤の目のように整然と並んでいて、

いにしえの奈良の都 さらに長安が 頭に浮かぶ。

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06.   ミャンマー伝統の巻きスカート ・ ロンジー、

若いお嬢さんたち ウエストも細くスラッとしている!


ロンジーは筒状になっていて 身体を通したら 男は前 

女は横で 余った布を締めて固定させる。

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07.   マンダレーの市街地も 碁盤の目のように

東西南北規則正しく 整然と区割りされているが、


通りの店々からは 東南アジアの国らしく

雑然としたエネルギーが溢れ出している。

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08.  ホテルの窓からも コンクリートのビル、

仏閣、 門前のゴミ、 そして手押し屋台など 

渾然雑多なものが 目に入った。

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09.  さて 王宮の西方にはエーヤワディー川が

流れているが、 川岸に なにやら生活の匂いがした。

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10. 川岸にしゅんせつ船が停泊し 川砂を採っている。

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11.   川底から パイプで土砂が吸い上げられ,

砂は残り、 水分は再び川に流れ帰る。

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12.   砂山を背にした土手には 鍋 バケツ等が

ずらりと並び、すっかり ’自宅の ’ 台所と化している。

 


川岸の小さな小屋群は もしかして 川砂を採る人々の

家だろうか・・        いずれにせよ、  


川沿いに 無断で!?暮らす 人々がいるようだ。

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13.   このあと 160年の歴史を持つ木橋、

ウー・べイン橋に 夕日が沈むのを見に行く。

 


バスの日除けの青いガラス越しに 乗合トラックが

並走するのが見えた。  お坊さんの一群だ ・・

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どんな木橋だろうか ・・・


どんな夕日が見られるだろうか ・・

 

 

 

*    *    *    *    *

 

 

 

2020年2月21日 (金)

ミャンマー・インワ 女たちは船を待ち、男たちは馬車で待つ


ヤンゴンに次ぐ ミャンマー第2の都市がマンダレーだ。

そのマンダレーの南20kmに かつて王都として栄えた

小さな村 「 インワ 」 がある。

 

 

 

01.  「 インワ 」 に行くには 橋がないので

エーヤワディー川の支流を 渡し船で渡らねばならない。


船着場では 何やら大勢の若い女性たちが待っていた。


折り返しの客たちか とも思ったが、     

実は彼女ら 鋭い視線で、 地元民に混じって

船に観光客が乗っているか 値踏みしていたのだ。

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02.   彼女たちは ほっぺに ’タナカ’ を塗って 

お洒落に着飾った物売りだった。 籠からアクセサリーや

ストラップ小物などを出して、売らんかなの態勢に入る。


いざ出番、 赤ちゃんを 同行の夫に託す者もいる。

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03.  靴を履いているのが観光客、草履が地元民。


大声で幾らいくらと 多分値段を言っているのだろうが、 

彼女らの隊列を無事くぐり抜けることで精一杯 !

 


傍で 我関せず 黙々と 洗濯する者もいた ・・・ 

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04.   次は 馬車が並んで待っていた。 


地図も標識もない田舎道、 散在する仏塔や僧院を

とても 歩いてみて回ることは出来ない。    

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05.   馬車まで 物売りが付いて来た。

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06.   結局 何も買わずに出発した。 

女たちは船を待ち、 男たちは馬車で待つ 、、、

 


船も馬車も土産物も この村の大切な観光資源だから

そのどれかに投資すれば   観光客として

一応役目は果たせたことだろう ・・ 

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07. インワは1364年にシャン族の都となって以来

断続的に 約500年間ビルマ族王朝の都として栄えた所。

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08.   舗装のない田舎道に 古色燦然たる仏塔が

現れたり、 バナナ畑の木漏れ日の影を踏んだり、  

 

古と現を 行ったり来たりする ワクワク感があった。

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09. 王都インワは 数回の敵の来襲や大地震で壊滅、 

他所へ遷都され、 人々の記憶から消えて行った。


とにかく こんな片田舎に 華やかな都があったなんて

想像すら出来ない長閑さだった。

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10.   地元民の足は オートバイと乗合トラック。

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11.  馬車を降りて 有名な僧院やパゴダを見ることは

出来なかったが、   人々の素朴な生活ぶりを

垣間見られたことは 幸せなことだった。

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12.   ところで途中 バナナ刈りを体験した。


バナナの花の根元に グローブみたいな実が育つ。

時期が来ると 実の生る茎ごと切り倒して収穫する。


三段にも実ったバナナの房は ドッシリ重たいが、

地元の人は 右手の包丁で ズバッと切り落とすや

それが地面に落ちる寸前、左手で見事に受け止める。 
 

バナナに傷をつけないための 神業だ !

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13.   さて次は インワの北20kmにある 

ミャンマー第2の大都市マンダレーに移動する。

 


マンダレーのホテルの窓からは

こんな大都会の風景が広がっていた。

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次回も ミャンマー便り 続きます。
  

 

 

 


*    *    *    *    *

 

 

 

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