ウー・べイン木橋・夕日の絶景 小鳥を空に放して功徳を積む
ミャンマー第2の都市 マンダレーの南12km付近に
かつての王都 「 アマラプラ 」 がある。
その町はずれのタウンタマン湖に
「 ウー・べイン橋 」 という木橋が架かっている。
01. 160年前に造られたこの橋は 修復を重ね
ながら 現在でも対岸との往来に役立っている。
ウー・べイン橋は 全長1.2km。
趣きあるこの木橋と夕日のコラボが絶景だ !
02. 12月中旬夕方4時半頃、 湖畔の観光ボート
の向こう側に 白いパゴダが輝いていた。
お坊さんもスマホ中。
観光バスもつめかけていたが、 中には ”防長バス ”
など日本語をそのまま残すものもあった。
03. この橋は アマラプラの市長だった
ウー・べインという人物が かつての王都インワから
チーク材を運び 造らせたものだ。
チークは材質が固く 収縮率が低く 水に強いので
もともと船舶 そして橋にも向いている。
雨季は橋の足元は水に浸かり こんな風に歩けない。
季節によって景観がだいぶ違うようだ。
04. 橋の入り口で。
05. 観光ボートと漁師の船が混在している。
06. 橋の所どころに 屋根付き・屋根なし休憩所
があり、観光客相手に いろいろなものが売られている。
07. 橋は向こう岸の町まで続いているが、
橋の景観そのものが目玉だから 観光客は
ある程度行ったら 引き返すことになる。
写真の一団は 佇まいから 豊かな学生の様に見える。
08. そろそろ もとの方向に踵を返えすことに。
ちょうど太陽も沈みかけだ ・・
橋の下にも いくつかのカフェや休憩所がある。
これはレストランの屋根で 熱帯植物の葉っぱ葺きだ。
09. 橋から河原に降りる木の階段があった。
シルエットなら ヴェニスのゴンドラに負けてない。
10. 赤い夕日は元より、 岸辺と 鏡の様な湖面が
入り組む風景があってこその 幻想的な一瞬だ !
11. 低い位置から見る 夕日と橋の影絵が
何故か謎めいて ロマンチック。
12. 日が沈み切ると 風景はグレースケールとなり、
白いお寺が うす紫のシルエットとなった。
13. さて 帰り道、 橋のたもとに女性が座っていて、
籠には ぎっしりとすずめが入っていた。
多くの仏教国で見られる ’ 放鳥やさん ’ だ。
客は すずめを買い取って 空に放してやることで
功徳を積むことが出来る !
仏像に金箔を貼ったり、 托鉢のお坊さんに食べ物を
分けたり、 仏塔や仏像そのものを寄進したり、
そして 小鳥を空に帰したり、、、
功徳を積む方法を 彼らは本当に真剣に模索している。
宗教心の薄い私などは ただ遠巻きに かごの鳥に
好奇の目を投げかけただけでありました ・・
* * * * *