ミャンマー バガン・千の仏塔がある古都

2020年2月14日 (金)

オールド・バガン 竹を編んで暮らす人々・映画「ビルマの竪琴」

1000の仏塔、3500の仏教建造物が点在するバガン、

その中央部に位置するのが ” オールド・バガン ” だ。



 

01.   12C バガン朝時代 ここに王宮が築かれ 

城壁がそれを取り囲んでいた。    当時の城壁が

一部残っている。 王宮自体は新しく再建されたものだ。

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02.   かつて城壁には12の門があったが  唯一

この 「 タラバー門 高さ8m 」 だけが残っている。 
 

重厚な煉瓦造りの城門の両側に 町の守護神・ナッ神

( 左が兄 右が妹 ) が祀られている。 

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03.   オールド・バガンには 壮麗な仏教遺跡が

数多く点在している。   中でも 「 タビィニュ寺院 

1144年、65m 」 はバガンで最も背が高い建物だ。 

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04.   「 ピタカタイ 」 は  律蔵、経蔵、論蔵、

の三蔵経からなる仏典を 納めた書庫だった。

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05.  さて、 数ある仏塔の中で 最も美しいとされるのが

「 アーナンダ寺院 」。  正方形の本殿の四方に 拝殿が

付属するシンメトリックな構造と、 上品なアイボリーが

均整のとれた美しさを放っている。

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06.   本堂の中心部に それぞれ東西南北に向けて

4体の10m近い ’過去四仏立像’ が配されている。  


南・北側の立像は 1090年当時のものだが 

東・西側のは 200年前に再建されたものだ。



見上げる先の大仏は 神々しく 手の届かぬ存在だが、

大仏の足元に鎮座ます座像は近い。 身体中に金箔を貼ることで

参拝者は 願いや感謝を伝え 功徳を積むことが出来る。

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                                   ( 大立像は 南側の カッサパ・迦葉仏 )

 

 

 

07.  さて、かつて王宮のあった オールド・バガン地区が

考古学保護区となったことで、 住んでいた人々は強制的に

ニュー・バガン地区に移住させられたと聞くが、   城壁の


外側では 人々は 何千と言う仏教遺跡と共存して   

今でも 普通に日常生活を営んでいる。

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08.   仏塔のまわりで市が開かれ、   仏塔の塀に

洗濯物を干し、 仏塔の夾竹桃で 食堂の日除けを作る。 

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09.     村人が住む地区を散策してみると、

水溜りが光る土の道路 、、  竹で編んだ塀 、、

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10.    日本の、 昭和の、 夏、   みたいな ・・

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11.   竹を編む暮らし !   風が村を渡る ・・

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12.   ところでミャンマーは 英国の植民地だった頃

ビルマと言った。  第二次世界大戦時 日本軍は英国軍と


熾烈な戦いを強いられ、 戦況悪化により 多くの日本兵が

命を落とし、 鉄条網に囲まれた収容所に送られた。

 

 

最悪の激戦地だったバガンに  日本兵の慰霊塔が

建っていた。    ” 弓部隊戦没勇士碑 ” とか

” 元総隊長河原右内謹書 ” などと記されている。

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13.  映画 「 ビルマの竪琴 」 の舞台は ヤンゴンの

南東部モン州という設定だが、 一度もビルマに来たことの

なかった作者、  場所より 寧ろ 戦時下の人間の精神に

重点を置いて作品を書いたのではなかろうか。

 

 

映画も 1956年と1985年の2回作られているが、


2度とも 戦後の混乱が続いていたビルマでは とても

映画の撮影などが出来る社会情勢ではなく、  実際は 

一部 日本の熱海 そしてタイで ロケが行われたと言う。

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スー・チーさんが 一応自由の身となった今日ですら

ミャンマーは 真に安定した体制下にある訳ではない。

 

 

 

とある仏塔に レストランや 展望デッキが作られ

観光客が楽しめるようになっている。 

 


幾千の仏塔が 夕日に染まり、 やがて闇に沈み、

その幾つかが ライトアップされるまでを 見た。

 


映画 「ビルマの竪琴」 を知っている心には

ビルマの竪琴の音色は 感慨深いものだった ・・・

 

 

 

 

*    *    *    *   *    

 

2020年2月 7日 (金)

ミャンマー・バガン タナカ美人・巨大パゴダでの祈り方


1000の仏塔、3500の仏教建造物が点在するバガン、

その北部に位置する 「 ニャウンウー 」 は

バガン観光  拠点の町だ。

 

 

01.  その 「ニャウンウー」 は 商売の中心地で、

活気あふれる市場では 様々な物が売り買いされていた。



むせ返るような賑わいだが、 よく見ると 行き交う人

ひとりひとりが 淡々と 自分の仕事をこなしている。

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02.   品物を乗せたお盆や果物、

頭や肩で 何と上手に運ぶことだろう !

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03.   ところで女性たち ほっぺに何か塗っている!

白いものを 顔全体に塗っている人もいる。

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04.    これが ” タナカ Thanaka ” だ。


タナカという柑橘系の木を すり潰して 少し水で練ると

日焼け止め ニキビ 美肌など 万能の化粧品となる。  


店では  35年以上モノのタナカの木 すり潰し用石盤 

製品となった タナカクリーム などが売られている。

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05.    肉屋さんも 魚屋さんも タナカ美人だ !



いずれ 資生堂の化粧品がミャンマーを席巻する日が

来るかも知れないが、   ナチュラル志向とか言って

日本人が タナカクリームをつける日もあるかも知れない。

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06.   ミャンマーは とにかく暑いので 移動には

こんな馬車をチャーターすると便利だ。


小柄な馬と民族調の馬車が フォークアート !

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07.   バガンを代表する 4つの巨大黄金の塔の一つ

「 シュエズィーゴォン・パゴダ 」 も ニャウンウーにある。


初期のバガン王朝が 数十年かけて1090年頃建造したもの。

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08.  パゴダの高さは約40m、 四辺のどこが正面とは

決まっていない。 搭の中には釈迦の歯と骨(仏舎利) が

奉納されているとされ 神聖なパゴダの中には入れない。


その代り、 っと言ってはナンだが

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09.  パゴダの四方には 金色の仏が立つ仏堂が備わり、 

民間信仰の35程の神像なども 

そこかしこで 人々を親しく迎え入れる。 


誕生年月や六白金星のようなもので見分ける 参拝者各自の

守護神に 祈りを奉げることで 人々の心は一層満たされる。

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10.   お堂では 釈迦がまだ俗界にいた頃 病人に

出会う場面 粋人に誘惑される場面などが 表されていた。


キリスト教で イエスの生誕 出エジプト 受難 

復活などの場面を 人形で構成するのと似ている。

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11.   白い花飾りとストール、 正装で着飾った

女性信徒の 強い信仰心と意気込みが びんびん伝わる !  

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12.   タイからやって来た巡礼の一団。 当然裸足で、

パゴダの四辺を 祈りながらぐるぐると何周も回るのだ。

 


チベット仏教で 円筒形のマニ車を手でグルグル回すとか、

数メートルの大型マニ車を 押し回しながら祈るとか、

思想は同じことだと思う。


日本の念仏仏教もそうだが 識字率の低い時代、または

地域で、でも 等しく救いが得られた祈りの方法だ。

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13.  お参りを終えた 地元 ミャンマー人の家族。

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パパも子供たちも  ’ タナカ ’ を塗っている。

確かに この顔で 日本の銀座を歩いたら 

人が振り返るだろう。

 

 

でも、 ほっぺにタナカを塗ってもらう時の 子供心は

安心感と幸福感に満たされることだろう ・・




パゴダ と タナカ、  これぞ ミャンマーでした !

 

 

 


*    *    *    *    *

2020年1月31日 (金)

ミャンマー・バガン 川岸の巨大黄金の塔・あちこち犬だらけ


ミャンマー中部 エーヤワーディ川沿いにある 「バガン」 は 

2019年に ユネスコ世界遺産に指定されたばかり。


1000の仏塔、3500の仏教建造物が点在する

世にも珍しい 千年の仏教の都だ。

 

 

 

01.   町の南部 ・ ニューバガンにある 1059年建立の

黄金の 「 ローカナンダー・パゴダ 」 は  川岸にあるため

灯台のような目印となり、 王朝の最盛期には 国内外からの

多くの貿易船が この岸辺に 都に運ぶ物品を下したと言う。

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02.    黄金のパゴダへ向う途中にも、  星の数ほど分布する

様々な形の塔が 道路際から 次から次へと目撃された。

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03.   ここはお寺。  門前を飾るのは ’ 木の化石 ’。

そして 犬。

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04.   仏教国 ・ ミャンマーでは 犬が大切にされている。

街中にネコがいる話は よく見聞きする、、  犬は ・・・


どの犬も痩せているが、安心して暮らしている様子ではある。

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05.   乗り合トラックの足元にも 犬たちがいる。

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06.   ”  もう い~~かい !    ま~だだよ  ”

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07.   ここは 修行僧が学ぶ小学校。

校庭と校門、 オープンスペースの教室などがあった。

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08.  いよいよ 「 ローカナンダー・パゴダ 」 への入り口。


ミャンマーのどこでもそうだが、 寺の敷地に入る時は

裸足にならなくてはいけない。 靴下もダメ。

もちろん タンクトップやショートパンツもダメ。


現地の人達は いつも素足にサンダル履きなので手軽だが、  

日本人にとっては 靴を持ち歩く方法など 一考が必要だ。

それに 安心して 裸足で歩けるほど清潔ではない ・・

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09.   金箔で覆われた搭は とても千年も前のものと

思えないほど金ぴかに輝いている。 


実は バガンには4つの ’ 巨大黄金の塔 ’ が存在する。

このローカナンダー・パゴダは そのうちの一つだ。

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10.   巨大仏塔には 一般的に仏陀の歯が収められている

とされ、 中には入れない。  人々は外側から祈りを奉げる。

犬も祈る 。。 

人形の担ぐ鐘は 日本の神社の鈴の役割と似ている。

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11.   四大仏塔の一つとは言え、 ここには 観光客は

あまりやって来ない。  地元の人達が参る現役の仏塔として

重要な役割を果している。


素足で祈りを奉げる若い人たち。 

日本のように ブームでやって来ている訳ではない ・・

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12.      さて エーヤワーディ川の岸辺、 

渡し船の船頭が お金を徴収していた。  犬もいる。

 


川向こうの 小高い丘にも 金ぴかの仏塔が見える。

四大仏塔の一つ 「 タンチータウン ・ パゴダ 」 だ。

バガン王朝の勢力が いかほど大きかったか 偲ばれる。

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13.   スタイルの良い女性を目で追うと   彼女は

川岸から 一たんポチャっと足を水の中に入れてから 船に

乗り込んだ。     足が濡れることを誰も気にしない。

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12月のバガンは 乾季で 気温30度くらいだが

日差しがきつい。



熱帯気候下での 鷹揚な暮らしぶりがうかがえた。

 

 

 


*    *    *    *    *

 

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