ドイツ ドレスデン・マイセン

2019年10月18日 (金)

ドレスデンは世界遺産を返上した! 貴族の権威を下支えしたのは馬!

 ドイツ東部にある街 「 ドレスデン 」 はエルベ川を挟んで

旧市街と新市街 (ノイシュタット) に分かれている。



 

 

01.   エルベ川に架かる 「 アウグストゥス橋 」 の左手の

旧市街には 大聖堂や宮殿・居城などが狭い地域にひしめいている。



写真左上の赤茶の屋根が 歴代のザクセン公の居城だった

「 レジデンツ城 」、その外壁に有名な君主の行進が描かれている。


橋に近いのが 三位一体大聖堂の塔 (86m) 

その左手が レジデンツ城の塔 (100m)

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02.   写真右上に カローラ橋 アルベルト橋が見える。


かつてドレスデンは18kmにわたる川の流域の景観も含めて

世界文化遺産指定を受けたが、  中心から東に3km付近に 

新しいヴァルトシュレスヒェン橋が建設されたことで 

2008年 世界遺産指定が抹消された。

 


世界遺産の価値を守るか 市民の生活の利便・向上を目指すか、

橋の基礎部の工事を進めるか 中断して原状回復するか、 

国民投票で建設が採択されたのに 再投票の機運が起きたり、


すったもんだを繰り返えした挙句の 結論だった。

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03.     川の景観は手前の聖母教会の塔から撮ったもの。

居並ぶ塔は まるで君主の行進の様でもある。

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04.   さて、中心部のアウグストゥス橋は工事中だったが 

岸辺に遊覧船が停泊し  川面には筏も出ていた。


ブロイハウスマイセンという 15世紀からの歴史を持つ

ビールメーカーの筏、 櫓を漕いで一汗かいてビールを飲もう! 

という ” 筏フェスタ ” だろうかと想像した。

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05.   さて 工事中のアウグストゥス橋を渡ってみた。

ヨーロッパのことだから 工事はのんびりと数年は続くだろう。


それでも 古い町のスカイラインパノラマは 値千金だった !

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06.   橋を渡り切ると ノイシュタット側の入り口に

アウグストゥス強王の金ぴかの騎馬像があった。  ドレスデンを

これ程の城下町にしたのは 何といっても彼の功績だ。 

が、同時に   歩兵と比べて 王様が偉そうに見えるのは

かなり 馬のお陰もあるのでは、と思えてくる。

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07.   騎馬像から北に伸びる ハウプトシュトラッセの雰囲気が

あまりにも素敵で、 ぶらぶらと往復してしまった。  

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08.  旧市街に城などが築かれる前は もともと新市街側が

街の中心だったらしい。  緑地を挟んで大きな樹木が並び、


1階はお洒落なお店  その上はマンション、   こんな

ハウプトシュトラッセの高級住宅に住んでみたいものだ !

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( 凸レンズガラス窓に木影が映る、、 レトロなトラック )

 

 

 

 


09.     ドレスデンにも アンと雪の女王が いました ・・ 

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*   *   *   *   *   *

 

 

 

10.     さて再び旧市街にもどって、、 


ここはレジデンツ城内の厩舎 「 シュタルホーフ 」、 

真白の美しいアーチの歩廊広場を かつて宮廷の馬々が闊歩した。

 
壁の反対側には 代々の君主の馬上行進が描かれている。

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11.      猫好き 犬好きなどと言うが、

ドレスデンは間違いなく  ” 馬好き ” だ。



レジデンツ城内には アウグストゥス強王と息子の 豪華絢爛、

珍らしいコレクションの数々が展示されているが、 とりわけ

武器室での 馬具 ・ 武具のコーナーは 華やかだった。

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12.    中世フランスの貴族のスポーツ ’ トゥルノワ ’ 、

馬上で甲冑を着て 槍や剣を手にして 差し違える一騎打ちは

最も危険かつ最も高貴なスポーツとして 人々を熱狂させた。


そんな フランス宮廷文化はドレスデンにも及んでいた。

 


人馬共に 何とも華やかな装具に身を包んでいる !

特に  豪華かつ不自由な衣装を 着せられた馬たちの

忍耐力 賢さ けなげさに 憐憫と尊敬がわいてきた。

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13.     通りでは 結婚式帰りの家族が歩いていた。

現代は 正装といっても身軽で助かります !

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因みに トゥルノワは余りに危険で 多くの悲劇を生んだ為

危険緩和策や数々のルールが設けられたが、  1559年

フランスのアンリ2世が 折れた槍の破片が目に突き刺さり

短い生涯を終えてからは このスポーツの人気は凋落したという。

 

 

 

 


*    *    *    *    *    *    *

 

 

 

 

2019年10月11日 (金)

ドレスデン爆撃から復興した街・マイセンタイルに描かれた君主の行進


「 ドレスデン Dresden 」 はドイツの東端、チェコまで30km

に位置する エルベ川沿いに開けたかつての宮廷都市。
 

”エルベ川のフィレンツェ ” とも讃えられたが、第二次世界大戦の

空襲で深刻な被害を受け、ようやく今世紀に入って復興した街だ。





 

01.    ドレスデンの第一印象は ” 黒い! ”  

初日は曇天だったこともあり 街は陰鬱な表情を呈していた。



この地域の砂岩に含まれる鉄分の酸化により 石材の表面に

ポツポツと現れるシミが やがて側壁一面に広がっていく。
 

爆撃による黒煙・煤でこうなった、と解説する人もいるが 

一時の空爆で街中の建物がまんべんなく黒くなるはずもない。

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02.    翌日は晴天、同じ場所を反対側から眺めた風景。

太陽の光の下 塔は また違った黒味で輝いていた。



かつてロンドン・パリの街並みも同じ様に真っ黒だったが 

それは 産業革命以後 街中を覆った石炭の煤等が原因だ。 
   

例えばパリは ドゴールの掛け声で 一斉に町が洗浄され 

今日の様な白いパリが再現した。  ドレスデンと異なり 

石の内部からの腐食でなかったのが幸いした。

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03.   さてドレスデンの旧市内中心部は 第二次世界大戦で

激しい爆撃を受けほぼ壊滅した。  しばらくは茫然自失の状態で、

市民たちが再建に立ち上がったのは ようやく1990年頃、

一応の完成をみたのは2005年だった。

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04.    「 聖母教会 Frauenkirche 」


建物全体がほぼ崩れ落ちたが その丸いドーム屋根の残骸片が

今でも 記念碑的にそのまま広場に置かれている。



聖母教会の再建には世界中から182億円もの寄付が集まったが

爆撃した連合軍 特に米英などから多額の寄付があったという。

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05.   崩れ落ちた瓦礫8500個から 使える石材3800個

を拾い出し、コンピューターを駆使しオリジナルピースを可能な限り

正しい位置に嵌め込んだ作業は ”ヨーロッパ最大のジグソーパズル ”

と評された。   我が国の熊本城の復元の難事業も思いだされる。

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( 石材が黒い北側の遺構が 崩壊を免れた一番面積の広い部分だ。

ドーム瓦礫片の内側は 酸化していないのが分かる。 )

 



 


06.   一方 アウグストゥス通りに面した レジデンツ城

外側の歩廊の外壁部分に描かれた有名な壁画 「 君主の行進 」 

は 奇跡的に戦火を免れ 当初の面影をそのまま留めている。 

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07.    2万4千枚以上のマイセン磁器タイルを用いた 

全長約100mの壁画には 1123年から1904年までの 

歴代35人のザクセン君主たちが 家臣と共に描かれている。



タイルはもともと1200度で焼かれるものだから 物理的に

破壊されないかぎり 戦火には強いはずだ。

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08.  行進半ばに 豪華なマントをひるがえすザクセン選帝侯

アウグスト強王 (18C中期) が描かれている。 
 

ライオンのミルクで育ったという彼は 大変な怪力で、 

数々の愛人との間に 360人も子を設けたという。



しかし強いばかりではない。   芸術をこよなく愛し、 

東洋の白磁に憧れ 錬金術師を幽閉してまで 

マイセン磁器を生み出させたのが  実は彼だったのだ !     


己が生涯を賭して求めた白磁、そのタイルに自身が描かれ 

こうして 誇らしく永遠の行進を続ける彼の境地や如何に・・ 

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09.      時代が進むに連れ 

馬具や軍旗 軍服や武器が 徐々に変化して行く。

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10.   それぞれのスタイルで 「行進」 を見物する人々。

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11.       「行進」 を抜けた広場の一角で。

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12.   04.の聖母教会の南側はほぼ新しい石材で再建され、

白く美しく輝いていた。 到着初日と印象が全く異なって来た・・



広場でミュージックフェスティバルが開かれていた。

マルチン・ルター像も 賑やかな音楽に耳を傾けている !?

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13.   私が旅行を計画する際、 ドレスデンは結局最近

作り直しされた新しい街だから 大したことないのでは、

などと言う意見も実はあったのだが、


新旧・白黒の石材を組み合わせたあの ”ジグソーパズル” を
 
目の当たりにして、  人間の業は凄い! っと思った。

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それに ドレスデンの いにしえからの諸々の宮廷文化、

エルベ川を挟んだ旧市街とノイシュタットの美しき絶景、


やっぱり 訪ねるべき街でありました ・・

 



 

*    *    *    *    *    *    *

 

 

 

2019年9月27日 (金)

「マイセン磁器」私の趣味ではなかったが、気高さに敬意を表します

旧東ドイツ ドレスデンの北東15kmに位置するマイセンの

「 国立マイセン磁器製作所 」 を訪ねた。



 

 

01.   まずは 制作の実演エリアに入った。


磁器は陶器と違って ゆがみも個性のうちなどと言えないから

大部分は工場で厳密な規格を持って作られるはずだ。


ろくろによる手び練りでは きっと特別な作品が出来るだろう。

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02.   こちらでは 花びらや人形の手足など 

小さく繊細なパーツを作っている。

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03.    型押ししたり、 一片の粘土から指先で器用に

小花を生み出しては並べる作業を 見せてくれた。

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04.  次は染付だ。「 ブルーオニオン 」と呼ばれる図柄。

中国模様のザクロを 玉ねぎと勘違いしたと言われる。

 


280年もの歴史がある伝統的デザインで、それぞれの模様が

豊穣 長寿 男性(陽)女性(陰)健康 高潔などの意味を持つ。

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05.    花はマイセン磁器にとって重要な図柄だ。 

全部で36種の花がリスト入りしており、 組み合わせによって 

一つ花 二つ花 ・・・五つ花といったブーケが作られる。



写真では 一つ花スタイルのポピーが描かれる順番を見せている。

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06.    オレンジと緑の粉末小瓶が転がっている。 溶剤で

それを練りながら絵付けする。  右上は四つ花 左下は五つ花。

 


プラントハンターが活躍したのが主に18C, それより以前に

チューリップやバラ ポピー 朝顔 アネモネ パンジー 矢車草

スミレ 勿忘草 すいせん マーガレット スイートピー あやめ

など、 36種の古典的花々が 既に生活に根付いていたと思うと

花の歴史の深さにも敬意を払わずにいられない。

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*   *   *   *   *   *

 

 


07.    2階は博物館となっている。  マイセン白磁は

どっちみち王侯貴族のものだから、テーブルウエアばかりでなく

花瓶・時計・人形などの装飾品分野も 大いに発展した訳だ。

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08.   中国 日本 インドなどからは図柄を導入し、

アラビアンナイト 妖精王オベロン シェクスピア劇などからは

魅力的な立体造形を作り上げた。 

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09.    アールヌーボースタイル、 キリスト教聖人、

ワトーの貴族趣味の絵画からも インスピレーションを得ている。

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*   *   *   *   *   *

 

 


10.    さて 最後は売店コーナーへ。

  
36種のいわゆる古典的マイセン図柄の花々は ぺインターが

勝手に描き変えることもなく、300年間定型で守り通されて来た。


例えばバラと言ったら これ、だ。      因みに、

 


マイセンと言えど 大量生産出来なければ世界に向けて輸出は

できない。 そこで相当早い段階から マイセンは転写シール

によるプリント絵付け アクアチンタ aquatinta を開発した。

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11.   しかしアクアチンタと言えど 相当なお値段だ。


一つ花のポピーが 税込749eur、 中段 二つ花が646eur

三つ花が749eur、  下段 金ぴかコーヒーセットが799eur。

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12.  話は脱線するが ポーセリン・白磁の絵付けスタイル

には 大雑把に分類して ヨーロピアンとアメリカンがある。


ヨーロピアンが 古典的で静的な図柄なのに対して

アメリカンは 絵画的でダイナミックな図柄 の場合が多い。

技法・溶剤・筆も ヨーロピアンとは大きく異なる。

 


今回マイセンで ”自然主義 ” という 少しアメリカンに

近いデザインの陶板画が飾られていたので 私は驚いた。 

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13.     古典的バラとは明らかに違う 

” 自然主義ローズ柄カップ&ソーサー(左上) ” も

売られていた。  輸入品を日本で買うと10万円以上になる。  

 


私の手持ちのイギリス製大衆向けカップ (他の3点)

ぐらい安ければ 買わせていただきたいのですが・・!

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正直言って マイセン磁器は 

私の感覚にはピンと来ない部分もあったが



マイセンの歴史の長さ、 気高い気品だけは 

しっかり感じ取らせていただきました ~

 

 




*    *    *    *    *    *    *

 

2019年9月20日 (金)

「マイセン」 錬金術師を幽閉して作り上げた白磁・双剣マークの変遷

白く上品な磁器で世界的に有名な 「 マイセン Meissen 」 は 

ドイツ東部 ドレスデンの北西15kmにある街だ。




 

01.    マイセンはエルベ川沿いにあり、 船による材料・製品の

運搬が容易な上、 白い磁器の原料・カオリンが採れるザイリッツ鉱山

が近郊にあることで、        今日まで300年 

磁器産業のブランド価値を失うことなく 繁栄し続けてきた。

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02.    チェコの山岳に発し ドイツ東部を流れて北海へ注ぐ

エルベ川は 全長1091km、 大きな国際河川だ。


ドナウ河等と同様、増水による氾濫・堤防決壊を繰り返したが 

直近 2013年の氾濫では  ベルリンと他の都市を結ぶ

殆どの高速鉄道網が遮断され 大きな被害が出たらしい。  
  

木造ではこうは行かないが、  石造りの建物の壁に

最も古いものとして 1734年の洪水の水位が記されていた。

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03.       「 アルブレヒト城 Albrechtsburg 」


中国の景徳鎮や日本の伊万里など東洋磁器の屈指の蒐集家だった

ザクセン選帝侯アウグスト強王は 白磁に憧れ、 錬金術師ヨハン・

フリードリッヒ・ベトガーを監禁して 磁器製造の秘法を研究させた。



ベトガーは苦心惨憺の末 ようやく1709年 白磁製法を解明、

1710年 ついにヨーロッパ初の硬質磁器窯 「マイセン」 が誕生、

ドレスデンに 「 王立ザクセン磁器工場 」 が設立された。



同年 工場はここアルブレヒト城内に移され 製造が開始されたが

その製法が漏れないよう 厳重に機密保持がなされたと言う。

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04.    死力を尽くして開発に成功したベドガーは  やっと

幽閉を解かれるかと思いきや、 次は染付の複製を命じられる。

しかし 彼の命は尽き果て 37歳の若さでこの世を去った。



彼の数奇な幽閉物語は 後世に語り継がれているが、 

銅像やプレートにも  彼の苦難を偲ぶいたわりと

未知なるものへの挑戦を讃える言葉が添えられている。

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             ( 白磁の原料となるカオリン石、 アルブレヒト城南側は修復中 )

 



 


05.     「 国立マイセン磁器製作所 Meissen Porcelain Factory 」


館内には マイセン磁器の博物館と   制作過程を見せる見学用工房、

実際に製品が買える販売コーナー   マイセン食器によるカフェ等がある。

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06.     博物館の外壁に ’ マイセンマーク ’ の

初期から今日までの変遷がディスプレイされていた。  



双剣をX型に組み合わせた形は 時代ごとに微妙に異なり 

ペインターのサインが添えられる場合もある。

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07.     日本の書道ではないが、  マイセンマークの筆順 ・

払いと止め を想像すると楽しい。  剣のツバ部分の払いも 

上から下から色々だ。     磁器の染付けは筆で行うから

当然 書道のような 書き順 ・ 筆さばきがあって 然るべきだろう。

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08.         さて、館内を探索する前に 腹ごしらえをしておこう。

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09.       レストランの入口は狭そうだが   看板には  

中に自転車を止めるスペースや ビアガーデンがあると書いてある。 

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10.     メニューは ドイツだからあまり深く考えることはない。

野菜スープ ザワークラウト ソーセージ ジャガイモ そしてビール

いつもの料理で充分美味しい ! 

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11.     食後 再び通りに出ようとしたら 二つの眼と目が合った。

ポツダム会談が行われたツェツィーリエンホーフ宮殿でも 

屋根に設えられた2つの眼が じっとこちらを見下ろしていた。

 


詳しい建築様式はわからないが、 壁に耳あり障子に目あり、

監視社会だった東ドイツでは ” 屋根に目あり ” かも知れない。

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12.     ところで 「 聖母教会 Frauenkirche 」 のカリヨン

( 組み鐘 ) は マイセンの磁器の鐘で出来ている。

写真下は マルクト広場。  

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     ( 時間の都合で訪ねられなかった。  いずれもウイキペディアから )

 



 

13.     いよいよ 国立マイセン磁器博物館に入ってみる。

真っ白いドレスを着た大きな女性像が迎えてくれた。 



大きい焼き物ほど 焼成時に壊れやすいと言うし 

ドレスを飾る小花も 何万粒にもなるだろう。  

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磁器を買って帰るつもりは 端からなかったが 

何年も頭で想像していた ’ あのマイセン ’ に

本当にやって来たと、 我ながら 驚きつつ入場した ・・ 

 

 

 

 


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