東北「栗駒山の紅葉」神が作った絨毯 溶岩丘の温泉は神秘の青緑色
「栗駒山」 は岩手県と秋田県の県境にある
宮城県最北の山麓で、春夏秋冬 それぞれの
魅力がある。
01. 今回は 東北地方 紅葉に染まる
秋の 「栗駒山」 の日帰り登山を敢行。
疲れ果てた最後の行程で
写真のような 奇岩の溶岩丘から湧き出る
有名な温泉の 露天風呂に入る計画だ。
02.早朝東京駅を出て 新幹線・送迎バス
を乗り継いで 標高1100mの登山口に
やって来た。 11時25分登山開始!
2021年10月、コロナ禍で 登山や
キャンプなど アウトドアの人気が高いようだ。
登山口の駐車場は 観光バスや送迎バス、
普通乗用車で満杯だった。
03. 遥か先の栗駒山は 標高1627m、
活火山ではあるが 現在は
見るからに穏やかな稜線を見せている。
04. 山頂の 標識と「駒形根神社」
05. 栗駒山麓は 標高こそ高くないが
地球の第四紀に噴出した 複式火山の痕跡が
あちこちに残り、異色の景観を呈する箇所が
ある。 しかし、
今回は火山ガス発生で ルートが閉鎖、
その奇観を見ることは出来なかった。
06. 「産沼 うぶぬま」
このあたりは まだ緑深い風景だが、、
07. ゴールの温泉まであと3km地点、
秋の栗駒ならではの 絶景紅葉が見えてきた。
ブナ ミズナラ カエデ ナナカマド
オオカメノキ ハゼノキなど
全山真っ赤に染まる様は 感動的だ !
08.栗駒の紅葉は ”神が作った絨毯” と
称される。 普通は
頂上から麓へと 時期がずれるものだが、
栗駒では 全山が 一気に燃え盛る。
09.「名残が原湿原」、 木道が ずっと
奥まで敷いてあるのだが、 当日は
霧で 全貌を見渡せなかった。
夏季は高山植物の宝庫で 栗駒全域で
80種もの高山植物がリストアップされている。
10. 「剣岳 1397m」を背景に
ゴツゴツした奇岩の間から わずかに
水蒸気の噴出が続く 「ゆげ山」
今回は この剣岳に近いルートを降りる
予定だったが、 火山ガス噴出でルート閉鎖
「地獄窯」 など奇観見物はお預けとなった。
11.16時40分 「須川温泉」にやっと
到着。 約5時間の山歩きだった。
霧と温泉の湯気がもうもうと立ち込める
神秘的な ’溶岩丘’ の風景だ ・・
12. 泉質は 日本でも稀有な強酸性の
ミョウバン緑ばん泉で、 摂氏50度ある。
奇岩の隙間や川床から 毎分6000ℓ も
湧出すると言う。
須川温泉は 300年前、徳川時代から
湯治場として有名だった
歴史ある みちのくの秘湯だ。
13. 右側の溶岩の山の真下に露天風呂がある。
少々匂いがあって 多少ヒリヒリしたが
不思議な青い色に しばし癒された。 が、
すぐさま我に返り、 やおら一ノ関駅に向かい
一路 新幹線で帰京した。
朝 東京駅7時発、 夜 東京駅着22時、
同じ一日でも相当濃密な一日だった。
東北日帰り登山が 可能だったのは
やっぱり 新幹線と送迎バスのお陰!?
コロナが落ち着けば また泊りがけの旅も
出来そうだが、 何はともあれ
マスク・手洗い・ディスタンス
きちんと対策は続けよう !
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