「階段300段の岩山モロ・ロック」「開拓時代風キャビンに泊まる」
セコイア・キングスキャニオン国立公園には セコイア以外にも
興味深いものが 幾つかありました。
01. 「 ジュニア・レンジャー 」 12歳までの子供たち
国立公園の成り立ちや動植物の保護など、 ビジターセンターで渡された
テキストをよく勉強し、 本物のパークレンジャーの解説を受け、
そのあと宣誓式を行って 晴れがましいレンジャーバッジを受け取る。
02. セコイア・キングスキャニオン国立公園の新聞によると、
熊を呼び寄せないよう 山歩きで不用意に 食料や香水の匂いすらも
発てないこと、 車内に食べ物を残すと 熊は容易に侵入出来るし、
こうした熊は 結局射殺の憂き目に遭うこと、 などが伝えられている。
03. 「 モロ・ロック Moro Rock 」 トレイル
国立公園内では 種々のアウトドア・アクティビティが楽しめるが
奇妙な形の岩山に登るのも その一つ。
04. 標高2057mのこの岩山は 花崗岩で出来ている。
約300段のステップは1931年に整備されたものだ。
05. ここが頂上。 約20分で登れるので 犬もやって来る !
06. 360度の見晴らしは値千金 !
彼方に 雪化粧した美しいシエラネバダ山脈が見える。
07. モロ・ロックは 本当に丸く 面白い形状だ。
足を踏み外したらひとたまりもない丸さだが、 頑丈な手摺が頼みの綱。
08. さて 当夜は国立公園内のロッジに予約を取っておいた。
キングスキャニオン国立公園の 「 John Muir Lodge (写真上)

このロッジ自体にも36部屋あるのだが、 別途 森の中に
50棟のキャビン (写真下) が点在している。
09. 夕方キャビンの鍵を受け取って 林の奥 一棟のドアを開けた。
床がギイギイときしむ。 開き窓の建付けが悪い。 シャワー室も狭い。
床はほんのり傾いて ライトも暗め、 何となく心細かった ・・・
それでも これが開拓時代のアーリーアメリカンの匂い? って思った。
10. 前日スーパーで仕入れた朝食を食べながら ふと窓の外を見ると
セコイア越しに アメリカ人が寛ぐ姿が見えた。 一流のホテルもいいが
こんなキャビン生活も たまにはいいな、 って思った ・・
11. さて 国立公園に別れを告げ 一旦フレズノに戻り、
そこから 飛行機でサンフランシスコに向かった。
カルフォルニアのこの乾いた大地は 何と表現したら良いのだろう ・・
12. それに比べ このサンフランシスコ。
50以上の丘を持ち サンフランシスコ湾に突き出した水の都、
当たり前ながら サンフランシスコは 国立公園とは別世界だった。
13. こちらは 後日サンフランシスコを離れる時に見た風景。
夏の風物詩 ・ ” 霧のサンフランシスコ ”
ゴールデン・ゲートブリッジを通って流れ込む 北太平洋の風が
霧を発生させ、 街を覆い尽くそうとしている。
成田に向かう機中で 私は 文字通り
” I Left My Heart in San Francisco ” てな 心境でした ~
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