国内旅行 九州編

2017年4月21日 (金)

「鹿児島・桜島」 久しぶりの噴火に遭遇しました!

 


 
01.       旅の空、    飛行機の窓から富士山が見えた。  

時間や天候、 そして座席によって いつでも見られるとは限らない。


私は  富士の崇高な姿と その日の幸運に感激した。

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02.       頂上のくぼみは 富士が火山であることを物語っている。

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03.        機体は 富士の上空をあっという間に通り過ぎる。

小窓に頬を押し当てんばかりに 山影を追い、 名残を惜しんだ。

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04.         さて 今回の旅は九州・鹿児島。    


薩摩半島の何か所を見物したあと

レンタカーで錦江湾を南から北へ つまり指宿から鹿児島市に向かった。



外国から運ばれた原油が備蓄される 日本最南端の巨大なエネルギー基地に

目が釘付けとなったが、     それを 6~7km過ぎた辺りで、

 

突然 桜島の右肩から 小さな噴煙が上がったのに気付いた ! 

アッと声を上げた。

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05.       慌てて 道端に車を止め、 桜島を見やった。  


昨年の7月から噴火がなかったのに、  17年の4月 何で今 !  

何というタイミング ! 

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06.      午前10時13分から、   間隔を置いて 何度か噴煙が上がり  

 煙が西方へ流れ出した。

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07.       その先には 私がこれから向かう鹿児島市がある。


まずいではないか ・・・    ゴリラ君も たなびく煙を監視している。

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08.      鹿児島市内に入ったら もう灰が降らんばかりの様相だ。


桜島に渡るフェリーは出るのだろうか・・    桜島に登れるだろうか ・・・

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09.        しかし 全ては 素人の杞憂だった !   


博物館のお姉さんは ” あらァ 噴火したんですか、 気が付きませんでした~ ”

島津のお殿様の別邸 「 仙厳園・磯御殿 」 の案内人さんは 

” まあ いつものことで ・・  去年は150回 一昨年は1000回以上でしたよ ”



地元の人たちの反応はもっともなことで、 至極当たり前。


しかし、 思いもかけず 噴火の瞬間を目の当たりにした ’ 初心者 ’ には

この上なくエキサイティングで 忘れ難い出来事となりました !

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10.      午後までには噴火もすっかり鎮まり、 何事もなかったかの様。


フェリーも運行され 車ごと 無事桜島に渡ることが出来た。

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11.      桜島の四合目 「 湯之平展望所 373m 」 までは 一般人も

行くことが出来る。  途中 すれ違い様 車がそれぞれも~っと灰を巻き上げた !



数時間前まで噴煙を上げていた 桜島南岳、 灰をまとったその姿は荒々しく、

ナイフでカットしたような 幾筋もの鋭い線が 山肌を刻んでいた。 

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12.    展望台は頑丈なコンクリートで出来ていて そのままシェルターになる。

どうせなら 朝の噴火の瞬間をここで見たかったものだ! 凄い音だったろう!  

( もちろん ちゃんと 入山規制は出されることだろうけど ・・   )




北岳は休火山で 南岳が活火山だ。 どちらも 山頂部が噴火で吹っ飛び

えぐり取られたのが 手に取るようにわかる。



ところで お客の9割方が中国人だった。 案内板もハングルと中国語で装備。



展望台のテラスは360度回ることが出来る。    光輝く錦江湾の風景は

ちょうどイタリア北部の湖水地方の景色に似て 輝かしくドラマチックだった。 

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       (  右上は 案内板の北岳と南岳の写真   右下 火山灰処理車が出ていた  )






13.       桜島の噴火は日常茶飯事であっても、 ’ 降灰
の方角 ’ は

住民にとって大きな関心事だ。  作物保護や洗濯物や車の出し入れなど

日常生活に関わるからだ。      テレビの天気予報で 当たり前のように

’ 本日の降灰方角 ’ が出されていたのが興味深かった。




そして 噴火時の溶岩の流出方角も 運命を左右する。


この 「黒神埋没鳥居」 は 

大正3年の大噴火で 島の南東部に流れた溶岩で埋まったものだが、


鳥居どころか その噴火で 桜島は大隅半島と陸続きになったのだ !




したがって 今回私が島を去る時は 船でなく道路で大隅半島側に出た。

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久方ぶりの桜島の噴火の瞬間に遭遇するという サプライズ付きの桜島周遊は

ダイナミックでエキサイティング、 プライスレスな旅となりました ~ 





飛行機から見た神々しい富士山も    いつの日かまた爆発して 

桜島のように てっぺんが吹っ飛んでしまうかも知れない。



でも そんな日は 一億年後くらいにして欲しいものだ。





火山大国 日本の  極ごく 一端に触れた旅でした ・・・・・









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