国内旅行 関東編

2016年12月 9日 (金)

今日の絵画 「嬬恋オータム」 火山の監視怠りなし

  今日の絵画 「 嬬恋オータム 」  パステル 






01.   標高約1000mにあり キャベツで有名な群馬県の嬬恋高原は 

南に浅間山を望む  温泉やスキー場のあるリゾート基地となっている。  


ホテルの窓からは 断続的に白い煙を上げる浅間山などの雄大な景色が広がった。

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02.      嬬恋村の西方に車を走らせると  日本の国道としては最高地点となる

渋峠に 見晴らし台がある。

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03.     峠の少し手前にホテルが幾つかあったが  付近に ’ 野良キツネ ’ 

がいた。      野性のキツネと呼ばないのは、      悲しいことに

彼らが人間からエサをもらうのを 既に習慣としてしまっているからだ。

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04.      嬬恋の北側には 「 草津白根山 2160m 」 がある。


青々とした美しい日本の山にしては  むき出しの白い岩肌が荒々しい。

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(  噴煙や有毒ガスが来るといけないので、車を止めてはいけません ! )








05.      白根山は活火山であり 2014年から火山性地震が増加したことで

今も入山規制が続いている。


椅子に座り じっと噴火を見張る人や見回る人、 警報を流すスピーカー、

噴火への警戒は こうして人海戦術でも怠りなく続けているのだなあ、と感心した。

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06.       人間が危険地帯を歩くのはもちろん禁止だが、 

日中に限り 国道292号の車の通行は可能だ。   が、山頂から半径1キロ以内

の区間は停車禁止となっていて、 駐車場や売店も閉鎖されている。

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07.     そんなこんな言いつつも 危険区域のすぐそばには 

スキー場もあって、 リフトも動いていた。


火山国でありつつ 温泉やスキー、観光なども 隙間なく楽しもうという

日本人の知恵と努力は大したものですね !
 

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2016年7月22日 (金)

固めのお話:磨崖仏大谷観音・長岡百穴・そして宇都宮餃子


栃木県宇都宮市大谷町には 日本最古の石崖仏である 「 大谷観音 」 と

昭和29年に完成した  「 平和観音 」 という二つの観音様が立っておられます。






01.       「 大谷寺 」 は 弘法大師が開いた天台宗の寺院で 

坂東三十三箇所第19番札所となっている。 
 

寺をすっぽり囲む大谷石の凝灰岩層の 洞穴内には 

縄文時代から 人が住んでいた形跡があり 人骨も出土している。

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02.     この大谷寺のご本尊 「 千手観音菩薩立像 」 は  810年、

空海自身が刻んだという伝承がある。


写真はNGで ポスターでの登場となりますが、  大谷石の壁面に掘られた

高さ3.89mの千手観音は 当初は金箔仕上げの華やかな姿だったと言う。

しかし、 風化しかけたお姿も 一層有難い感じではありました ~

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03.      寺を飲み込む、と言うより その胎内に寺を宿すといった風情の大岩

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04.      本尊の他にも 釈迦三尊像、薬師三尊像、阿弥陀三尊像など

平安時代中期から鎌倉時代にかけての制作と推定される  3組9体の 

「 磨崖仏 」 が凝灰岩の洞穴の壁面に彫られている。

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05.      台座下の蜂の巣のようなデコボコは 巡礼者が少しづつ削って行った

のではないかと 私は勝手に想像している。          ところで、



磨崖仏たちは 金箔や彩色が剥げ落ち、 覆っていた漆や粘土が剥離し

今日のすっぴんに戻った訳だが、   柔らかい大谷石が千年以上風化せず 

持ち応えたのは 洞穴内におわしたお蔭だったと言えるでしょう。

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06.       「 大谷景観公園 」 が整備されている。

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07.      さてこちらが もう一つの観音様 「 大谷平和観音 」

昭和23年に 戦没者追悼のため 全て手掘りで建造が開始された。  
 

こちらも 岩壁に彫られているので ’ 磨崖仏 ’ と呼ばれる。

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08.       高さは 88尺8寸8分 (27メートル)、 バーミヤンで爆破された

55メートルと38メートル 二基の磨崖仏の大きさを 何となく想像出来るお姿だ。

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09.      さて次は大谷から離れ 宇都宮市長岡町にある 「 長岡百穴古墳 」

軽石凝灰岩の斜面に掘られた横穴群が 現在は52基数えられる。



当初は もっと数が多く どれにも扉が付いていたらしい。  

7世紀前半に 群衆墳・家族墓として掘られたものとされている。

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10.        今では こうして 畑の向こうに広がる古墳だが、 

子供たちにしてみたら 想像をかき立てられる絶好の遊び場だ。  


ちょっと前までは  ’ ひゃくあな ’ は 子供たちの遠足の地で 

穴の中で弁当を食べたりしたらしい。


しかし 今は文化財の指定を受け 保護されている。

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11.        穴の中に彫られた地蔵菩薩像や馬頭観音像は     

後代  室町時代から江戸時代にかけて彫られたとみられる。 


可愛らしく素朴なその姿は お参りした人々の心を安らげたに違いない。

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12.       さて ’ 固めの石の話 ’ ばかり続きましたので   最後に

柔らかい餃子の写真を載せましょう!    宇都宮餃子発祥の店みんみんは 

今でも変わらず大人気で 長い列が出来ることもしばしばらしい。

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13.      ここのメニューはものすごくシンプル。   

焼き餃子 揚げ餃子 水餃子  ライスそしてビールの5品のみだ。 
 

餃子にもやしが付いたり 餃子の両側に羽が生えたりはしない。


コロッと固めの ’ みんみん餃子 ’ は 香ばしく本当に美味しい。

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’ 柔らかい話 ’ になるはずでしたが 


やっぱり ’ 固めな話 ’ で終わることになりました ~~







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2016年7月15日 (金)

「大谷石地下採掘跡地」 「大谷石の魅力はみそがミソ!」


大谷石で有名な 栃木県宇都宮市の西部にある大谷町、 

まず 「 大谷石の採掘跡地 」 を訪ねてみました。 






01.         「 大谷石地下採掘跡地 」   


大正8年から 昭和61年まで 約70年間 掘り進めた地下採掘場、 

現在は 「 大谷資料館 」 として当時の面影を伝えている。

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02.      ところで、 「 旧帝国ホテル 」 が 耐火性の優れた大谷石の

お蔭で 関東大震災を無事くぐり抜けたと言うのは有名な話だ。     


その建物、 現在は愛知県犬山市の明治村に 移築保存されている。

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03.       大谷石は柔らかく加工しやすいのが特徴だ。  

ホテルの基礎や本体ばかりでなく、   装飾部にも大谷石は

テラコッタ・スクラッチ煉瓦と組見合わせで 使われた。



装飾パーツは 一見 地震にひとたまりもなく崩れそうな繊細さだが、 

実際 どれ程が壊れ どこが再製されたものかは定かでないらしい。

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04.      こちらは 宇都宮市内にある 「 松が峰教会 昭和7年完成 」


大谷石の建物としては日本最大級。  西洋では教会と言えば石が当たり前だが

大谷石の柔らかさが 西洋の物とは全然違う雰囲気を醸し出している。

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05.      さて再び 大谷の地下採掘場。 地下60mまで階段で降りて行く。

未知の世界を探査するみたい !

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06.      採掘した石を持ちあげるウインチ、 決められた大きさに裁断された原石 

などが  昔のまま 放置(展示)されている。

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07.       切り出した石には 大谷石の規格を表す数字が書かれている。 

長さは全て3尺(90cm)だが 厚みと幅が それぞれ用途に応じて異なってくる。



手掘りの時代は  80kgもある石を ’ 小出し ’ と呼ばれる人夫が 

急勾配の階段を 背負って運び出したと言う。

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08.      2万平方メートルという広さの地下採掘場だが 9月のこの日 

全体に サウナのようなもの凄い湿気が漂っていた。  サーチライトの傘が寂びて

ボロボロだった。    人夫達には相当過酷な条件だったに違いない。



もっとも 坑内の年間平均気温は8度Cくらいで 普段ははおりものが必要なくらい

ひんやりしているそうだ。    丁度いい季節に また訪ねてみたいものだ。

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09.        歴史を物語る展示品

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10.       地下の神秘的な空間では 映画やドラマの撮影 コンサートや

結婚式が行われると言うが、  外側もこんな風に便利に使われている。

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11.       エンヤのコンサートもあったらしいが 

あの天使のような歌声がどんな風に響いただろうか ・・!


土産物店も一回りして 楽しいひと時を過ごしました ~

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12.      大谷石は 海底火山が噴火した時堆積した 火山灰や軽石で

できた凝灰岩。     とりわけ ’ みそ ’ と呼ばれる茶色の斑点模様が

暖かい風合いを出している。    ” 大谷石の魅力は みそがミソ ! ”



シミひとつないお姫様と比べ ソバカスいっぱいの町娘の親しさかも知れない。 

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                        (  天狗の投石 と呼ばれる岩  )





13.       大谷には 財を成した立派な石材商がたくさんいる。 

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採掘空洞などの問題もあり 現在の大谷石を巡る環境は昔と違うかも知れない。 



しかし、 少なくとも関東では 塀や蔵の多くは大谷石で出来ていて、

懐かしく 心安らぐ風景となっている。 



いつもの平凡な風景の中に 

密やかでいいから いつまでも大谷石にいて欲しいと願っている ・・・
   







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