「温暖化で後退する氷河の舌!」「マッターホルンの玄関口ツェルマット」
「 ツェルマット 標高1620m 」 は スイスアルプス最高峰の 「 モンテローザ 4634m 」 や
人気の「 マッターホルン 4478m 」 などに囲まれた マッター谷の最奥にある小さな町で、
今や 登山・トレッキング・スキー・観光の拠点として 世界中の観光客を集めている。
01. その 「 ツェルマット Zermatt 」 へ移動して スイスアルプスを見物する前に
フランスで シャモニー近くの氷河を 最後に見ておきたいと思う。
これは 「 トゥール氷河 Glacier du Tour 」 の 最突端の風景。 ある意味壮観だけれど ある意味
心配な様相でもある。 つまり 温暖化で 氷河が崖下からここまで後退していると言うことなのです。
02. ” 氷河の舌 ” が年々短くなる風景は あちこちで観察されている。
因みに この氷河が眺められる ル・トゥールという町から ロープウエイに乗って 「 バルム峠 」
まで行くと そこにはスイスとフランスの国境を示す 石の道標があった( 写真下 )。
03. さて、 いよいよシャモニーから スイスのツェルマットに向かいます。
フランスの山岳電車、スイスの動脈鉄道、そしてスイスの山岳電車と 三種の電車に乗り換え移動する。
特にツェルマットに至る 「 マッターホルン・ゴッタルド鉄道 (写真下右) 」 は
軌道幅が1mで 途中 最急勾配の区間もあり アプト式となっている。
04. ツェルマットの町から 間近に マッターホルンの姿が見える !
05. 「 マッターホルン Matterhorn 」 は標高4478m、
アルプス最高峰ではないものの その独特な形が印象的で 世界中で知らない人はいないかも知れない。
鹿の角を思わせるその形は ピラミッド型で、 4つの斜壁面を持っている。
06. ツェルマットのメインストリート。 ここでは 排気ガスでの汚染を避けるため
燃料ガスを排出する乗り物は禁じられていて 清澄な空気の中 電気自動車や馬車が走っている。
07. 早速 アニメなどでお馴染の犬種 セント・バーナードに会った。
山小屋ホテルの前には ’ アルプスの山羊 ’ の像が立っていた。
08. すると 本物のアルプス山羊 「 アイベックス Ibex 」 の行進に出会った !
アイベックスは スイスのとある州の紋章にもなっているが、 立派な角や薬効のある体が珍重され、
狩猟の対象となり 17世紀にほぼ絶滅。 今や 絶滅危惧種に指定されている。
09. それにしても よく手入れされた美しい毛と見事な角だ !
毛は多分羊毛として 利用されるに違いない ・・
10. マッターホルンは その鋭い岩肌が長く登山者を拒んできた。 初登頂がやっと1865年、
ツェルマットが 広く人々を呼び込む観光地となったのも 20世紀中頃以降のことだ。
ここはずっと 素朴な山村だった訳で、 今でも 作物や薪を保管する こうした小屋が残っている。
11. 四隅の柱にはそれぞれ ’ ネズミ返し ’ が備えられている。 まだ立派に現役として
使われているが、 木の風合いといい その造形といい 本当にノスタルジックな佇まいだ ・・
12. 定番のアルプスホルンの演奏もあったが、 アルプス自転車レースを翌日に控えた
選手たちのオープ二ングフェスタもあった。 町はずれのお墓は どれにも花が飾られ美しかった。
13. ツェルマットの町を 「 マッター・フィスパ川 Matter Vispa 」 が 南北に貫いている。
7月初旬 氷河の雪解け水を集め 白濁した急流が 恐ろしい勢いで流れ下っていた。
マッターホルンは 尖った三角形をしているが 見る角度によってその姿が違ってくる。
ツェルマットを基地として 5日間滞在し、
この後 マッターホルンを始め 色々な場所を探索することになりました ~
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