「チロル地方」オーストリア

2014年5月23日 (金)

絵本のようなチロルの里・絵本のように可愛いミッテンヴァルト

オーストリアの「 チロル地方 」 には ’ これだ! ’ という 超有名スポットがある訳ではありません



アルプスの連なりと 川と草原と 人々の平和な営みがあるだけ ・・







01.    それでも 非凡な美しさと輝きを放つ、 チロルは 正に特別な存在です



「 ロイタッシュタール Leutaschtal 」 ( インスブルックの北西25km )

二千数百メートルのアルプス連山の麓に 黄色い野の花の絨毯が広がる

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02.     谷間を流れるのは ロイタッシュ川    こんな風景が十数キロ続きます


こういうのを ” 絵本のような風景 ” というのでしょうか ・・

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03.    さて、所変わって  こちらは インスブルックの南15km、 エルベーゲン街道にある町

「 マトライ アム ブレンナー Matrei am Brenner 」 



ジル川 Sill に沿って続く 「 エルベーゲン街道 」 は かつて岩塩の輸送に使われた道。

ジル川の流れは 怖いほど速かった !

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04.   この町をさらに15km南下すると かの有名な 「 ブレンナー峠 BrennerPass」 に至る

遠目から見ても 左右のアルプスの稜線が 一つの谷に向かって下がっている 

あの辺を通って行くのかなあ、と 想像した ・・



ゲーテやモーツアルト 諸皇帝や軍隊など あまたの人々が このブレンナー峠から アルプスを越えて 

陽光のイタリアへ向かったのです ・・・

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05.      次の町は、 01.の 「 ロイタッシュタール 」 を 北上して、 オーストリアの国境を越え

ドイツに入ったばかりの所にある 「 ミッテンヴァルト Mittenwald 」 



家々の壁をキャンバスとして 美しい絵が描かれている 

アルプスを背にした 可愛らしく とても魅力的な町だ  !

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06.     ドイツのアウクスブルクと イタリアのヴェローナを結ぶ昔の通商道路にある町だから

文化・芸術も 間違いなく イタリアからもたらされたに違いない 

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(  中央通り 「 ハウプトシュトラッセ Hauptstrasse 」   )







07.     カラフルで個性的な ハーフト-ンの絵柄には それぞれ何かしらのストーリーがある



ゲーテは 「 ミッテンヴァルト 」 を 「 生きた絵本 」 と評したという

なるほどピッタリだ !  それに そんな昔から この町はこんな風だったのだ ! 

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08.    この町には もう一つの側面がある。  イタリアで 巨匠ストラディヴァリウスのもと

ヴァイオリン制作を習得した この町出身の M.クロッツ Matthias Klotz が 

1684年 故郷に戻り、 ヴァイオリン制作の礎を築いた町なのです

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09.     ヴァイオリンの街として有名な イタリアのクレモナが、 洗練された芸術の都であるのに対し


今日でも十数人のヴァイオリン製作者がいるという ミッテンヴァルトは、 森から切ってきた木材を 

そのまま窓辺で乾かしていそうなイメージの 小さくて 素朴なヴァイオリンの町でした ・・・

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10.     「 パルトナッハ渓谷 Partnachklamm 」 



ヴァイオリン用の木材ではないけれど! 薪が積まれ、 野の花に縁どられた パルトナッハ川沿いを進むと

やがて 両側に岸壁が迫り、 谷川の岩場を切り開いた道に至る

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11.     滝の轟音が響き 近づくと その飛沫を浴びることになる。 冬は 氷のカーテンになるそうだ。


青い川と 緑の木々、 マイナスイオンいっぱいの ハイキングコースでした

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12.     さて、 最後に 話しはガラリと変わり、 09.の写真のご夫婦と話したこと ・・



ドイツについては 殆ど詳しくない私ですが、 どうも最近 南ドイツでは ” グーテンターク ” とか

” グリュッスゴット ” と言った挨拶より、  ” ハロー ” という言葉を頻繁に聞きますが、 という

質問を投げかけてみた



” おっしゃる通り 確かに今日 ハローという人が結構いますよ。  若い人同士とか 外国人相手だから、

という訳でなく、 世の中が少し 簡便な表現法に走っている傾向があるのかも知れませんね。 


英語の Hello と違い ドイツ語には もともと Hallo という単語があるのですよ ・・ 

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土産物やで 店番をしていた 皴だらけの!? お婆さんが、 やって来た 顔見知りの赤い鼻のお爺さんに

” グリュッスゴット (神のご加護を )” と挨拶したのを聞いた時、 私は 改めて なんだか感激しました



古き佳き南ドイツの挨拶が そこにあったからです ・・・  




絵本のようなチロルの風景、   絵本のような町 ミッテンヴァルト、 



そして絵本のような じじばばのご挨拶でした !

2014年5月16日 (金)

皇帝が愛した「インスブルック」、こんな街とは想像外でした!

「 インスブルック Innsbruck 」 は オーストリア チロル州の首都 


アルプス山地の中では 人口10万人を超す大都会は フランスのグルノーブルなどと並んで、 稀な存在です







01.    まずは この ’ アンニュイげな青年 ’ と 同じケーブルカー ( Hungerburg Bahn )

に乗って インスブルックを一望できる展望台に登ってみました



ここは 当然冬はスキー場ですが、今は つづら折りの山道がむき出しに ・・ 青年は そこを自転車で下るらしい

アドレナリン全開でないところが 面白い・・  

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( 因みに 自転車で下った 一人の女の子が転倒して 真っ逆さまに落っこちた !

皆 あゝッ~と 声を上げたが、 起き上がって 何事もなかったように 続けましたよ )






02.     ’ 天空のテラス ’   スカッとする心地よさは 天下一品 !




インスブルックは 1964年 冬季オリンピックの開催地となったが、ゲレンデ、ジャンプ台、スケートリンクなど 

諸設備の質が高く 評判も上々、 1976年 色々な意味でさらに充実した 2度目のオリンピックを開催している 

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03.      北と南のアルプスに挟まれた 標高600メートルのチロルの谷間に 「 インスブルック 」 の

街が広がり、   そのただ中を 「 イン川 」が蛇行して流れている

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04.     さて 今度は  先ほど ケーブルカーで登った山を 逆に 街の方から見上げています



優美な都会と 清らかなアルプスの景観が形作る絵柄は  まるで「 一幅の名画 」であり 

ヨーロッパ観光の中でも 一級のヴューポイントという折り紙がついています

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05.     6月初旬 夕方6時半、  街の人々も 子連れで通りに繰り出す ・・

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06.      ところで、  オリンピックの開催地ということで、  私は 漠然と 

北米にあるような機能的な街か または ヨーロッパの山間のスキーリゾート基地を イメージしていましたが、  

とんだ間違いでした ・・



インスブルックが これ程 高貴な雰囲気の 歴史ある街だと知って 正直 実に 驚いたものでした !

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07.     チロル地方は もともと、 12世紀 ” イタリアのチロル伯爵 ” の領地でしたが

14世紀に ハプスブルグ家のものとなる。    その後 1493年、 大のチロルびいきだった 


皇帝マクシミリアン Maximilian von Habsburg が ここに王宮を作ったこと、  

それこそが、 インスブルックが こんな優雅なアルプスの都会になった 、 事の始まりだったのです !  

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08.     「 黄金の小屋根 Goldenes Dachl (1500年)」(正面)  屋根の瓦は金で出来ており、

マクシミリアンが 建物の外枠に 二人の妃と自分の姿を 彫刻家に刻ませた 観覧用のバルコニー

(   残念ながら 修復中で 垂れ幕に写真が印刷されておりました !   )

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09.     詳細な説明はさて置き、  街には 王宮、王宮付属教会、マクシミリアンの霊廟、美術館、

修道院付属教会、凱旋門、バシリカ大聖堂、アムブラス城、 等々 古めかしく魅力的な建物が満ちている

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10.    「 マリアテレジア 通り  Maria Theresien Strasse 」

「 街路広場 」 から ノルトケッテ Nordkette (北側の連山) を望む眺望は 壮大で感動的 ! 
 




その後 ハプスブルク家とインスブルックの歴史は 連綿と続き、  18世紀 かの女帝マリア・テレジアも 

インスブルックを深く愛したため、  彼女にまつわる 悲喜こもごもの逸話もたくさん残っている

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11.    「 聖アンナの円柱 Annasaule 」 柱頭でアルプスを見晴るかしているのは 「 聖母マリア 」



母親の聖アンナは 足元の台座で 他の聖人たちと共にひっそりと佇んでいる。 まさに母親の鑑かも知れない

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12.     さて、 その夜は 街中でなく インスブルック裏手の丘の上に安宿を見つけた 。 

宿の隣の 村の公会堂で ” 北島三郎ショー みたいな !? ” 催しがあり 一時 大混雑だったが、

ショーが終わると 村は火が消えたように 暗闇の中に静まり返った。 
 





村の とあるレストランに食べに行ったが 料理を運んでくれたお兄さん、 なんと 身長が 218cm !!

村に来てまで 「 聖アンナの円柱 」みたいな ノッポに出会うとは思わなかった !

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オーストリアの観光で ウイーンやザルツブルクから ここまで足を伸ばしたり、

ドイツロマンチック街道の延長で ここまでやって来るのは 日程的にも大変な事かも知れない   

が、   インスブルックは 確かに 訪ねるに値する街だなあ、と感じた次第でした






” 皇帝が愛したチロル ” 、  そして ” 皇帝が愛したインスブルック ” 



単なる スキー基地と高をくくっていた私、 こんな街とは思いもよらず、 失礼しました インスブルック! 

2014年5月 9日 (金)

オーストリア「チロル」、名もなき一隅がチロリアンの真骨頂! 

ドイツとの 国境の南側に オーストリアの 「 チロル地方 」がある



因みに、 それに接して イタリアにも 「 南チロル 」 という地方があるのですが、 それは 

1919年の条約によって オーストリアが イタリアに譲渡した部分で、

 一般に 「 チロル 」 と言えば 現在のオーストリアのチロルを意味することが多いようです







01.   さて、チロルと言えば どんなことが思い浮かぶでしょうか、、  アニメの場面や チロリアンハット、、

名もなき田舎の こんな風景も チロルです !

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02.     チロル地方は オーストリアの西側部分の 山また山の地域で、  写真のように

そのど真ん中を走る 「 イン川 Inn 」が アルプスを 北側と南側に見事に二分している




このイン川は  オリンピックで有名な あの「 インスブルック Innsbruck ( イン川の橋 )」 

に通じている

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(    左側の 天狗の鼻のような部分が チロル地方です ~    )






03.    さて、 ドイツのアルペン街道を 東に進むと、 そのまま オーストリアに入り込む場合もある

例えば ドイツのアウクスブルクから アルプスを越えて ヴェネツィアまで通じる 歴史的な街道を行くと

オーストリアへ国境を越えた地点で  「 フェルン峠 Fernpass 」 に着く





その ’ 峠の茶屋 ’ から ドイツの最高峰 「 ツークシュピッツェ Zugspitze 2964m 」 の勇姿が

見えるので、 このルートは 現在では ドイツとチロリアン地方をつなぐ 人気の観光ルートとなっています

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04.     チロルでの最初の宿は 「 メーゼルン Mosern 」、  人口約130人の小村だが


イン川を挟んだ向い側には 雪で覆われた 「 ホーアーリフラー 3168m 」等の山々が 屏風のように連なり、

正に チロリアンの絶景を楽しむことが出来るのです !

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05.     窓という額縁越に アルプスを見ながらいただくディナーは、 

お金には換算出来ない ” 人生の贅沢 ” と言えるのではないでしょうか




タブレットを手にした 知的な女主人の チロリアンドレスからのぞく ’ 胸の谷間 ’ が、 

そのお堅い雰囲気と ミスマッチで、 何故か 目が吸い寄せられました ~   ^&^

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06.     イン川には 四方から いくつもの谷川が流れ込んでいる。  全て氷河期に作られたものだが

数ある中で 「 エッツターラー・アッヘ 川 Otztaler Ache 」 の谷を遡ってみることにした

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07.     チロルの家や教会は 玉ねぎ型の塔あり、 とんがりタイプの塔もあり 様々だ


文化が混在しているからだろう  ・・

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(  ピクニックは 地べたでなく、 あくまで マイ・テーブルセット を持ち歩く人が多い  )







08.     5月のこの日、 アルプスの雪解け水を湛えた イン川は かなりの急流です !



ヨーロッパのあちこちで出会う ’ 移動遊園地 ’ 、 常設でないので 環境に優しいし 

田舎の子供たちも 楽しませることが出来ますしね・・

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09.     数々のスキー場や 大展望台で有名な 「 グルグル渓谷 GurglTal 」 に入ると

雪を頂く 3000メートル級の山々が 迎えてくれる

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10.    ホッホグルグル Hochgurglにある 「 ヴィンテック展望台 」 からは、 

ヴァイスクーゲル 3736m などの雪山を 360度 見渡すことが出来る



カッコいい 皮ジャンのバイク族、 ロマンスグレーのおじさんが多いのも ヨーロッパの特色でしょうか ・・ 

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11.     展望台を降りて 今来た道を戻り、 アッヘ川がイン川に合流するのを見届けたあと、 

イン川沿いにさらに歩を進め、

かのハプスブルク家の マクシミリアン皇帝が愛した都、「 インスブルック 」 まで行くことになりました 

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12.      谷川と 水車小屋、 教会と雪のアルプス、 チロルの舞台装置は 清らかにして素朴、

名もなき一隅が チロリアンの真骨頂と言えそうです ! 

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