カナダ メープル紅葉便り

2012年12月29日 (土)

ケベック州 ツアーでは行かない 田舎のお宿、紹介しま~す

カナダ東部 ケベック州の旅、

ツアーでは なかなか足を延ばさないであろう セント・ローレンス川沿いの田舎の観光地、 

たまたま泊まった 小さなお宿、  三軒を ご紹介します~

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因みに 英語で言う B&B ( ベッドと ブレックファストのみを 提供する宿 )は

ケベック州では 「 ジット (Gite)」 と 言いますよ・・


特に、  旅先の宿の朝食は その国の文化とお国柄を 物語ると言われます

カナダの「ジット」では どんな朝食が出たのでしょう・・

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01.  << 一軒目 >>    モントリオールの東 125km、 マゴーグ Magog

ここの 「ジット」の ネコ君は 巨体を支えきれず、 食事は横になって食べておりました~

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02.  マゴーグにある 「サン・ブノワ・デュ・ラック修道院 Abbaye de Saint-Benoit du Lac」



聖堂内の回廊は ステンドグラスと 寄木のようなモザイク模様の 組み合わせが新鮮で 美しく、

夕日が落ちかける頃 回廊の奥から響いて来た グレゴリアン聖歌が 妙に心に沁みました~

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03.  さて、 この 「ジット」、 部屋の床から スースー冷たい空気が入り込んで来る



どうしたもんだろうと 聞いたところ、 このおやじさん、つかつかっと部屋に入って来て 

床の隙間に その辺にあった雑誌を バンバン積み重ねた


ニコっと笑い、これでオッケーさ と、 私の肩を ポンっと叩きました~!

( 因みに 私、パジャマだったのよ~ sweat01 )

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04.  ケベック州の食卓には 「メープルシロップ」が 出ます~

ちょうど 日本で、 なにはともあれ お醤油の小瓶や砂糖壺が 置かれているように・・・


” クロード ブダール が手作りしたメープル ”と 札に書いてあります

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05.   << 二軒目 >>      

ケベックシティの北東 70km、 リスレ・シュルメール L’Islet sur Mer

ここは 「ジット」でなく   「オーベルジュ Auberge 」 

つまり、 レストランの方が主体だけれど  ’宿泊施設も ’ありますよ、  という宿




着いた時、レセプションは空っぽ、、   しばらくして

”お待たせしちゃって 申し訳ありまセ~ン ” と マダムが 息せき切って 戻ってきた

子供の ヴァイオリンの先生宅の 模様替えを 手伝いに行っていたそうだ 

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06.   その隣町の 「 サン・ジャン・ポール・ジョリ Saint-Jean-Port-Joli」は 

ケベック・シティの 工芸と木彫の中心地   木工博物館や 多数の木彫アトリエがある



ここには 数々の工具を駆使して作り上げる 動物や人物などの大型作品が 並んでいましたが

私は 8~10cmほどの野鳥の木彫りを2つ お買い上げ ( 大きいのは手が出ません! dollar )

口数少なく 黙々と木を彫っていそうな 人の好いアーチストさんでした・・

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07.   さて夕食は、  オーベルジュらしく、  腕の立つシェフの 立派なフランス料理でした !
 

可愛らしい内装は 全て マダムのコーディネイト 、、、

珍しい日本人の来訪に  ’グランマ ’も出ていらして 一家で 話の花が咲きました~ 

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08.  ケベックの朝食は どこか英国風だけれど  それに加えて、

フルーツとクレープ、 そしてメープルシロップが出る点が 特徴でしょうか・・・



因みに メープルシロップは ミネラル分が豊富で、 蜂蜜と違って 乳幼児でも食べられるし

お菓子ばかりでなく ”みりん”のような 隠し味として 様々な料理にも使えます~ 

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09.   << 三軒目 >>  セント・ローレンス川を挟んで 上の二軒目↑ の対岸にある町

べ・サン・ポール Baie-Saint-Paul

ここの 「ジット」は セント・ロレンス川の支流、グッフル川に面していて なんともロマンチック

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10.   建物の内装が 全体的に 船のイメージで統一され 

我が部屋のランプシェードも 地球儀模様、、  上の方に 小さい逆さ日本が描かれています~

朝食ダイニングルーム、 テラスの向こうに 川面が光り、 なにやら豪華そう shine

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11.  マットの図柄も 船と灯台、  出てくる料理も 一品一品 手間がかかっており 美しい 



サーブするのが ご主人のジャン・マルク、  シェフが なんと奥さんのシルヴィー

普通と逆なので よく聞いてみたら なんと奥さんは 昔 ヨットでシェフをしていたとか・・



さ、あらば 是非 奥さんのお顔を拝見したいと リクエストしたら、 

逞しく 颯爽としたマダムが ニコニコしながら現れ、 シェフらしい姿で ご挨拶をしてくれましたよ~

” 船 ”を 内装のテーマとした理由が  よくわかりました !

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12.  因みに、 こうして 見知らぬ者同志が 一つのテーブルに座って、 

” 会話を強いられる!? ” 昔風のセッティングは 今では 非常に珍しいのではないでしょうか~  



ケベックシティからやって来た 英語の話せない奥さんと 

トロントからやって来た フランス語の話せない奥さんとが 同席しましたが、


言葉については それなりに 社会生活を送って来た 男性陣の援護もあり

この ” 朝の儀式 ”は つつがなく 終了いたしました~

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ブログの掲載は 今年はこれでお仕舞です~

たくさんの方々に お寄りいただき、感謝の言葉もありません

本当にありがとうございました

また来年も どうぞよろしくお願いいたします  

皆様 よいお年をお迎えくださいませ 

2012年12月20日 (木)

「アスベスト」は カナダの地名です!  どこまで続く「メープル街道」

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01.  カナダ東部、ケベック州一帯には  

カナダの国旗の 図案にもなっている 「 メープル 」が 生い茂っていますが

 

それと同時に, 日本でも 発がん性物質として話題となった 「 アスベスト(石綿) 」の 

広大な鉱床が ケベック州には あるのです

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02.  なんと 実際、アスベストを産出する 「 アスベスト Asbestos 」 という町があって、  

世界でも最大の アスベスト露天掘り抗が ぽっかりと 大きな口を開けておりました

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03.  ここ、ジェフリー鉱山(Jeffery Mine )は 1880年創業 

アスベスト埋蔵量は 世界一と言われるカナダですが、 昨今の 世界での使用禁止の流れを受けて 

斜陽産業となりつつあり 生産量も 一時の三分の一となっています 



とは言え、カナダ自体は 国内でのアスベストの使用を 禁止しておらず
 

輸出産業としても なお大きな地位を占めているのは 事実のようです

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04.  ところで、アスベストにも 色々な種類があるらしく、 体に悪いのは ”青石綿 ”で
カナダ産出の ”白石綿(クリソタイル) ”は安全だというのが カナダ政府の主張なのですが、

EUなど先進国が 全ての種類のアスベストの輸入規制を かけているため、 

実質的には ロシア、中国、インドやパキスタン、スリランカ、ブラジルなど  

輸出相手国は ほぼ全てが途上国となっています

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05.  アスベスト町の インフォーメンションセンター 

観光案内リーフレットや アスベスト鉱山の歴史をまとめた 写真冊子などが置かれていました 

受付は カナダの田舎町の女性らしい おっとりした 人のいいお嬢さん

 

アスベストは 体によくない、というのが 今や 世界的な定説ですよね と 尋ねると 、

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” ここのアスベストは 繊維が長く、 体によくないとされる 繊維の短いアスベストとは違うんです 

私の 父親も祖父も鉱山で働きましたが とても元気です


 
  

鉱山での採掘の仕方にも 工夫があるとは思いますが、 働く人たちに 何か問題が起きたという話は 

聞いていません~ ” と とつとつと話してくれた

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06.  さて、 ここは ケベック・シティの東、 35km 付近

セント・ローレンス川を挟む 両岸に、 メープルの こんな見事な風景が 果てしなく続いています

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07.  上の写真で、  対岸から 白い尖塔が見えた  

「 サン・タンヌ・ド・ボープレ聖堂 Basilique Sainte-Anne de Beaupre 」


ケベックの守護聖人を祀った カトリック教会で 年間150万人を超える巡礼者が訪れる

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08.  この大聖堂の広い敷地は ぐるりと メープルの林で囲まれていましたが、  

他の 普通の家が建ち並ぶ街道筋にも 延々とメープルの林は 続いておりました~ 

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09.  ところで、 メープルと言えば 「 メープルシロップ 」、  

雪解けが始まる3~4月頃 農家が メープルウオーターという樹液の採取を 始めるのですが

 
メープルは カナダ中、いえ世界中 どこにでもある木なのに、  甘い樹液を出すのは

 カナダの東部のものに限られるそうですから  ここの土壌に 何か秘密がありそうですね

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10.  ケベック・シティに近い セント・ローレンス川の 中州の島から パチリ

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11.  さて、 車で走っていて ふと気付きました 

どの家にも 「 メープルのシンボルツリー 」があるのです  林の中のメープルと違って どれも立派 !  

 

種類が違うのか、 栄養たっぷりで 大切に育てられるからなのか わかりませんが

とにかく それぞれの家の誇り、 ” おらがメープル ” っていう雰囲気でした~~ 

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12.  従って ある町を 俯瞰すると、 

このように 家々の屋根と ” おらがメープル ”との競演 ということになるのです

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これだけメープルに囲まれていれば、 カナダ人が ” 紅葉狩りのためにだけ ” 

わざわざ 旅行したりしない、 ということは 明らかでしょう ・・・

 

 

そもそも カナダ人にとって、メープルとは ”見るもの” ではなく  ”食べるもの”なのかも !   ^&^



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2012年12月13日 (木)

カナダ 紅葉のメッカ「モン・トランブラン」 紅葉狩りは日本の文化

モントリオールの北部、 高原地帯の ロレンシャン Laurentians にある山

「 モン・トランブラン 」は  カナダの紅葉のメッカとして 日本人に 大人気 !!



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01.  夕方4時半  モン・トランブランに向けて モントリオールを出る頃 

縞々の雲が 波のように空一面を覆っていた

雲の出口は 彼方に見えているのに、 北西に向け 走っても 走っても そこに辿り着けない

抜けるのに1時間もかかってしまった・・  北米の自然現象は ダイナミックだ・・  

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                                                                                   ( 右下↑ ここが雲の切れ間 )







02.  ようやく「 モン・トランブラン Mont-Tremblant 」に 着いたのが6時半、

それから 泊まれるホテルを探そうと 一軒づつ当たってみたが、 4軒とも断わられてしまった !

どこも日本からのツアーで満杯だった    コテージのようなところも  トライしたが満室・・ sweat01


今にして思えば 考えが甘かった訳ですが 、、

暗闇に このB&B ( ベッドと朝食だけを供する民宿 )を 見つけた時の気持ったら・・・・! coldsweats01

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03.  10月初旬のこの日、 メープルなどの紅葉の最盛期からは 数日遅かったようだが  

雰囲気は十分味わえた

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04.   モン・トランブランは トランブラン山 (875m)の 麓にある町、  屋根の色が可愛い

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05.   町の高台まで 歩いて行ける距離だが、 まずは、無料リフトで 楽チンに空中浮揚

ホテルの屋根をかすめ、 中庭の噴水を越えて行く・・  中途半端な高さで かえってスリルがあった!

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06.   そのあと、 本格的なゴンドラに乗り換えて  山頂に向かう


 

そもそも ロレンシャンは、 春・夏の ハイキング、乗馬、サイクリング、ラフティング、

冬のスキーなど、 大自然の中で楽しむ 様ざまなアウトドア活動が盛んな リゾート地

このゴンドラも 本来スキー用の施設だ   ski

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07.  ロレンシャンには 至る所に湖が点在し、 その数 約7万ともいう
   



眼下の トランブラン湖(10km)は 細長い形で、 スコットランドのネス湖に よく似ている 
 

ただし ネス湖は この4倍ほどの長さがあるので、 逆にネス湖の大きさがしのばれる

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08.  ところで、 日本には ” 紅葉狩り ” なる言葉があるが、 「 モン・トランブラン 」も

日本のガイドブックでは 真っ先に ” 紅葉の名所 ”として紹介されている




一方、ミシュラン・ガイドブックなどでは 紅葉の ”こ”の字も出てこないし、  ネットでも

日本語以外の検索では もっぱら スキーやサイクリングなど アウトドアスポーツばかりが 紹介されている

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09.  夏と冬のはざまにあって ホテルの稼働率が落ちる ” 秋という 短く、特色の薄い時期 ”に

日本人が これほど大挙して来てくれるのは どれほど有難いことだろうか・・


紅葉だけを目当てに来る 欧米人がいない、とは言わないが 

そもそも ” 葉っぱの色が変わるのを愛でる文化 ”は 季節の変化に敏感な 

日本人に固有なものかも知れない・・

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10.   セント・ローレンス川沿いの 広大な地域にも メープルの樹林は 延々と続くが

確かに、モン・トランブラン山のように 

その紅葉を 高みから一望できる場所は   貴重かもしれない bell

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11.  さて、 朝になってみると B&Bの窓枠の向こうは 白樺と湖 ・・・

フルーツ盛り合わせと ハムエッグパンが 美しい



大型ホテルに断られたお陰で!? 小粋な森の宿で 寛ぐことが出来ました~

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12.   宿のホストは シンシアとリンダ、 なかなかの 大型夫婦です! 



欧米では初めてのことで驚きましたが ここでは 玄関で靴を脱いで 室内に上がりました   

なんでも 彼らの祖父母の時代には 家の中でも 靴を履いていたそうですが

最近の世代で 徐々に 変わって来た習慣だそうですよ~

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カナダには 豊かな木材資源があることですし、
   


木肌が気持ちいいものだと感じ、 家の中には汚れを持ち込まないようにする

日本人に似た心情を カナダ人の一部が持っていたことに

なんだか 親しみを感じました~~




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