光のスイスアルプス

2016年2月12日 (金)

「レマン湖で遊覧船に乗る」 「シヨン城は横顔が美しい」


天気にも恵まれ、スイスアルプスで 数々の素晴らしいトレッキングを満喫したあと 

ちょうど帰国経路にある 有名な保養地 「 レマン湖 Lac Leman 」 に寄ってみた。







01.     ジュネーブとイタリアの保養地・ロカルノとの間を 東西に走る鉄道に乗って 

スイスアルプスの麓からレマン湖方面に向かった。  可愛い子供たちは夏休みの林間学校だろう。

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02.     やがて 三日月形をしたレマン湖の東端にある スイス有数のリゾート地 

「 モントルー Montreux 」 に到着

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03.     モントルーからは レマン湖を巡る観光船が出ている。 遊覧船は観光クルーズに

欠かせないものではあるが、 同時に地元民にとっても 対岸の街々に渡る重要な渡し舟となっている。
 


ちょうど 首長恐竜のような形をしたレマン湖、 船がなかったら 向こう岸に見える街へ行くにも 

相当な回り道が強いられるでしょう。  

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04.      レマン湖は スイスとフランスの国境上に存在し、 その5分の3がスイスに

5分の2がフランスに属している。  いずれにせよフランス語圏だ。

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05.      スイスや北イタリアの湖水地方は 気候が温暖で 地中海沿いとも見まがう

風光明媚なリゾート基地となっている。  山肌に居並ぶ高級別荘や日光浴する人々を見る楽しさは

湖面の向こうににそびえるアルプスを見る歓びにも負けない。

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06.        そうこうするうち 「 シヨン城 Chateau de Chillon 」 に着いた。

シヨン城は12世紀からの記録があるが、 湖に突き出た城が建っている岩には 

原始時代から人が住んでいたとされる。



城は見る方向で 随分と顔が違う。 城の正面は山側を向いていて 湖側がいわば背中にあたる。

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07.         石壁の内側に 木製の城壁が巡らされている。  

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08.      歴史を物語る数々の調度品の他、 地下にはワイン樽が貯蔵されていて


別室には昔のトイレ穴が並んでいた。  穴からは湖面が見える。

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09.        ところで、シヨン城と言えば イギリスの詩人バイロンが書いた詩、

「 シヨンの囚人 」「 シヨン城詩 」 の舞台として知られている。 昔の地下牢の石柱に

バイロンによる詩が刻まれていた。     写真はボケてしまい失敗でしたが ・・

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10.         さて シヨン城から また別の船でモントルーに引き返すことに。  

ここでも子供たちと一緒になった。   レマン湖周辺には 別荘や保養所・ホテルなどの他、


沢山の ’ コロニー施設 ( 長いバカンスのあいだ 子供たちが親元を離れ 団体生活を送る

林間学校みたいなところ ) ’ があるのかも知れない。  

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11.     ところで レマン湖には モントルーの他 ミネラルウオーターで有名なエビアン、

国際オリンピック委員会IOC、国際柔道連盟、国際スケート連盟などがあり 国際バレエコンクールでも

有名なローザンヌ、  そして湖の西端にはかのジュネーブがある。  

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12.        シヨン城の西側        美人さんは横顔がさらに美しく見えるらしいけど

シヨン城も ’ 横顔 ’ が美しい !? 

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13.       モントルーに帰ってから 市内を散策。   丘からレマン湖を見晴らす。


このあと ジュネーブまで電車で移動。 そして帰国の途に着きました。

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昔は 日本人の好きな国、憧れの国と言ったら 必ずスイスが一番でしたが 


グローバリゼーションが進み、情報も広く厚く瞬時に拡散する便利な時代となり、 

人々の趣味趣向も多種多様になりました。





それでも アルプスの美しさ 素晴らしさ もの凄さ、、、 

スイスが一番だナアと言う人は きっと沢山いるでしょう。 





穏やかな湖水風景を前に トレッキングが無事終了したことに感謝、感謝でした ・・・








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2016年2月 5日 (金)

ヨーロッパ最長「アレッチ大氷河」水が引いた谷底から氷河の断面を見る!

スイスアルプス・ヴァーレ地方に ヨーロッパ最大・最長の 「 アレッチ氷河 」 がある。


数あるアルプスの氷河の中で 最も印象に残ったすごいものでした。



01.      「 アレッチ大氷河 Groser AletschGletscher 」 は ユングフラウ4158m

メンヒ4107m アレッチホルン4193m の3つの峰の麓から流れ出た氷河が合流して

一つの巨大な氷河となったもので、  周辺の山々を含めて世界遺産に登録されている。 



1973年の公式データでは 長さ23.95km、面積は86.63 km2 となっているが 

2014年度の調査では 1.36km減少して 22.5kmとなっている。

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02.     ツェルマットから列車でローヌ川の谷に下り フィッシュFiesch1049m まで行く。

そこから 氷河を見るために二つのロープウエイを乗り継いで 「 エッギスホルン頂上駅 2869m 」 へ。 



雄大な氷河のパノラマを楽しむために 頂上駅からさらに100m エッギスホルン山頂まで歩くことになる。

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(  左下 山頂駅付近  )



03.         100mといっても こんな具合の岩だらけの登山道だ。

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                                       ( 奥が山頂駅 手前が山頂 )







04.      ここがエッギスホルンの山頂 2926m。 眼下には生き物のような巨大氷河がくねり、

天空の360度に アルプスの雄大な景観が広がる。  これ以上ない 絶好のヴューポイントだ。

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05.    道路の轍のようにも見える黒い筋が 「 モレーン 」 で、砕けた岩が重なっている部分だ。

氷河は岩壁を削り取りながら流れ下るので、 モレーンの数で 何本の氷河が合流したか分かる。



写真では 4~5本の大きなモレーンのほか よく見ると無数の縦縞が入っている。

こんな巨大な氷河が出来上がるまでに

上流の山々の岩肌を削り取った無数の小氷河が 合流を繰り返した証拠と言えるでしょう・・

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06.       次は 山を降りて アレッチ氷河に触れるところまで行ってみる。    麓の谷に

幾つかの池が並んでいる。 その付近の道を 写真左端の氷河にぶつかるまで 右から左へ進んだ。

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07.      ここが氷河にぶつかるポイントだ。 氷河は画面右から左へゆっくり流れている。



ここまでやって来る人は殆どいないので 人間など大きさを比べる対象物が写っていないが

氷河の高さは恐らく4~50mだろうか ・・

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08.   実はこのあたり 季節によっては風景が大きく異なる。 スイス政府観光局の写真(下)によると

雪解けの頃はこんな大きな湖が出現するのだ !   豆粒のような人影も写っている。 

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09.     灰色の氷河の表面は山々に連なる平原のようにも見えるが、 光に透けて青く輝く断面からは 

盛んに滴が垂れていた。  本当は いつ何時 ガサッと氷が崩れてもおかしくないのかも知れない。 

この穴の下には川が流れていて、 落ちたら吸い込まれてしまうだろう。



7月の 湖が消えて無くなる季節に 氷河の淵に到達出来たことは ある意味幸運だった訳で、

大自然の美しさと恐ろしさを 目の当たりにすることが出来ました。

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10.        さて エッギスホルン山頂のロープウエイから下山するとしたら

再び山を登らねばならないところだが、   幸い 中間駅のフィッシャーアルプまで、 

山の岩盤をくり抜いたトンネルがあった。 
 

これ幸いと トンネルを通って 歩きで
下山することにした。

少々距離はあったが ロープウエイ一本分の標高差を稼いだことになる。 



1kmぐらいの長さのトンネルの所どころに ほの暗い電球があったものの ほぼ暗闇。 

足元には水溜りがあるし、、  誰も通らないし、、  本当に心細かった。 

唯一 遥か向こうに見える出口の小さな光の点だけが 頼りだった ・・・

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                                (  トンネル入口近くに マリア像があった  )

 





11.      トンネルを抜け出ると ご褒美であるかのように 再び 大パノラマが待っていた。   

アレッチ氷河の西側にある もう一つの大氷河 「 フィッシャー氷河 FiescherGletscher 」 だ。



これも フィッシャーホルナー 4049m、 フィンステラルホルン 4274m など の

巨峰の山裾を削りながら 多くのモレーンが模様を作って流れ下っている。

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12.      その後 ホテルまでは結構な距離を歩いたが、  山肌には緑があり 

石造りの小屋や美しいお花畑など  ホッとするようなアルプスの風景を楽しんだ。

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13.   当日は ロープウエイの中間駅がある 「 フィッシャーアルプ Fiescheralp 2212m 」 で一泊。


一番手前に写っているホテルで、 素晴らしく見晴らしがよかった !

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スイスの湖を訪ねた記事が あと一回分続きますが、

フランスアルプス ・ スイスアルプスのトレッキング旅行記は これで終了となります。








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2016年1月15日 (金)

「欧州一のマッターホルン展望台」「方向によりマッターホルンの形が変わります!」

4000m級のスイスアルプスの峰々が連なる中、 マッターホルンの東側に 氷河の上に作られた 

スキー場がある。 「 マッターホルン・グレッシャー・パラダイス Matterhorn Glacierr Paradise 」

は まさに天空のスキー場と言えるでしょう。



そこには ヨーロッパ最高地点にあるアルプス展望台があり、 

スキーヤーや登山者ばかりでなく 多くの観光客が ロープウエイで気軽に訪れている。







01.    ツェルマットからロープウエイで 約40分で その展望台に到着する。 途中の乗換駅

「 トロッケナー・シュテーク Trockener Steg 2939m 」 を過ぎたあたりからは いよいよ

アルプスの峰々が右に左にド迫力で迫って来る。    西側にはマッターホルンがそそり立つ !

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02.     そのあと、 ロープウエイは大氷河 「 テオドール・グレッシャー Theodul Glacier 」

を横切るのだが、相当長い距離 ロープウエイの支柱がない。 とにかく眼下に氷河のもの凄い景観が続く。

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03.         頂上に到着前、 氷河が落ち始めるあたり 

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04.     ’ ちっちゃいマッターホルン Klein Matterhorn ’ と呼ばれる 三角形の山頂付近に

ロープウエイの駅がある。 そこからは徒歩でトンネルやエレベーター、階段を登って展望台に到達する。




展望台の標高は3883m。 富士山頂より高いし、 シャモニー付近のエギーユ・デュ・ミディより41m、

ユングフラウヨッホのスフィンクス・テラスより312m高い。 まさにヨーロッパで最高地点にある展望台だ。

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05.       展望台から見るマッターホルンは 固定概念をある意味裏切るような 別ものの姿だ。

あんなに尖った三角形が 普通の山みたく?なっている。  南壁に当たる左側三分の二はイタリア側にある。

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06.     万年雪に覆われたマッターホルン・グレッシャー・パラダイス・スキー場は 夏場も含め

一年中スキーが出来る。 さらに 展望台の東側にある ブライトホルンの峰に登る登山者も沢山いる。



ブライトホルンの丸い尾根は一見穏やかなルートにも見えるが、 

手前も断崖、イタリア国境となる向こう側も断崖で、

登山者は皆ロープで互いを繋ぎ合っている。

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07.           帰りのロープウエイ。  改めて絶景だ !

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08.        テオドール氷河が ゴルナー氷河と合流する。

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09.     中間駅トロッケナー・シュテークから そのままロープウエイでツェルマットに帰ることも

出来るが、 「 マッターホルン・グレッシャー・トレイル Matterhorn Glacier Trail 」 という

2時間ほどのコースをトレッキングすることにした。  



マッターホルンの東壁がちょうどこちら側を向いている。

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10.     コースは氷河が削り取った馬蹄形の谷の縁を歩くもので、 目的地シュヴァルツゼーまで

標高差356m。  それ程きついルートではないが、 氷河が運んだ岩や石がゴロゴロと転がっていた。

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                          (  上が中間駅トロッケナー・シュテーク  )







11.      途中 湖と呼べるほどではない ’ 池 ’ が幾つかあって、 逆さマッターホルンを

拝むことが出来た。    この辺りからは マッターホルンがより尖って見える。



富士山もそうだが、どこどこの方面から見た姿が一番美しいと 人々は自慢し合うのかも知れない。

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12.       氷河の力はすざましい。   断崖をそっくり削り取るし、

ビルディングみたいな岩も運んでくる。     すり鉢状の穴に落ちたら大変だ !

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13.     ツェルマット方面へのロープウエイ駅があるシュヴァルツゼーに着いた。 


マッターホルンは 南壁が見えていた頂上の展望台から見た姿の ちょうど反対側で、

右側に北壁が見えている。 

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因みに マッターホルン、アイガー、グランドジョラス、 三大北壁の冬季単独登頂を

世界で初めて成し遂げたのが 日本人の長谷川恒男だ。

昔、ツェルマットのホテルに泊まった折り、 サロンの壁に 彼の写真が飾られており

” なんで日本人の写真なんか飾っているのだ ” と聞いたところ、

日本人のくせに知らないのか~!  彼は誰もが尊敬する英雄だ、と呆れられたことがあった。


 

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


さて、 今回のトレッキングで到着したシュヴァルツゼーには 湖と可愛い教会があって、

人々の無事を祈るかの様に  マリア像と磔刑のキリスト像が立っていた。 






当方も これまで捻挫もせず! あちこちのコースを無事踏破出来たことを 

キリスト教徒でなくたって ちゃんと感謝しておかないといけないかも知れない ・・ 



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2016年1月 8日 (金)

「オーバー・ロートホルン登山」「パラダイスというネーミングは!?」



01.            「 スネガ・パラダイス Sunnegga Paradies 2288m 」 




ツェルマットの町中の駅から 山の中に掘られたトンネルを走る地下ケーブルカーに乗ると 

高低差668mという急勾配を 一気に展望台まで運び上げてくれる。  登山をしない人でも


山裾から頂上まで均整が取れた美しいマッターホルンを手軽に楽しめる 人気の観光地となっている。

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 02.     スネガから さらにロープウエイで 「 ロートホルン山 Rothorn 3103m 」 へ。



この 「 ロートホルン・パラダイス Rothorn Paradise 」 という山頂展望台からも 

マッターホルンが一層尖って見えるし、 フィンデル氷河の舌端を楽しむことが出来る。



アルプス山羊、アイベックスが放牧されていて、 遊覧ヘリコプターも飛んでいた。

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03.     ロートホルンからさらに上にある 「 オーバー・ロートホルン山 Oberrotohorn 3415m 」 


へは いよいよ歩いて登ることになる。  7月初旬 丸い形のこの山には残雪も少なく 

一見穏やかそうにも見えるが、  山の向こう側には ハラハラするような絶壁が待っている !



右手の ギザギザの模様がある山が 「 リムプフィッシュホルン Rimpfischhorn 4199m 」

それに 「シュトラールホルン 」 「 アドラールホルン 」 などが続いている。

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04.       右手上は ロープウエイの駅があるロートホルンの丘。

オーバー・ロートホルンへ
向かう山道から 振り返ってパチリ。  



帰りはロープウエイに乗らず このつづれ織りの山道を歩いて下ることになる。 

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05.     オーバーロートホルンの頂上は 画面左手上の尾根を越えた そのまた向こうにある。

荒々しく切れ込んだ岩壁の姿は 南側から見る穏やかな様子とは全く違っていた。



右手の山は 「 テッシュホルン Taschhorn 4490m 」  

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06.         05.の尾根を登った反対側の風景。   



モンテローザと フィンデル氷河が白く輝き、  左手の岩壁は谷底へ鋭く切れ落ちている。

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07.       頂上はぐるりと360度 アルプスの絶景に囲まれ素晴らしかったが


’ 一つ目のモニュメント ’ なる赤い目玉の標識が立っており 

何やら気難しそうな人生哲学が 四か国語で書かれていた。  



途中の山道にも幾つかあったが 石の道標などと違い、 何となく目障りでなものではあった ・・・

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08.       一方、下山途中 素晴らしい出会いもあった。    エーデルワイズだ。 



類似物でなく 本物にお目にかかれるのは又とないチャンスで、  慣れているのではと思われる  

オーストリア人の夫婦が ” 人生で初めて見た! ” と 興奮気味だったのが印象的だった。

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09.          900mほど下った所にある 「 ステリゼー Stellisee 2537m 」   



’ 逆さマッターホルン ’ の名所のはずが、 またしても さざ波に阻まれました ~ 

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10.         ステリゼーとマッターホルンという特別な舞台装置を前に、 

何気ない素振りでフライフィッシングに興じる人々 ・・    大人の贅沢な遊びですね~



この湖には ハヤやトラウトが放流されているらしい。

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11.      さらに下ってから。  高山植物の花畑の向こうにそそり立つ マッターホルンの勇姿

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12.           「 オーバーガーベルホルン Ober Gabelhorn 4063m 」

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13.          いよいよ 出発点のスネガ・パラダイスに戻るが その手前に、 

「 ライゼー Leisee 2232m 」  という湖があった。  

この辺りは 登山基地と言うより さながらバカンス基地といった雰囲気だ。

ここでも マッターホルンという非日常的舞台装置を前に、 ビキニで日光浴をする人がいた。 


ワイキキ・バカンスもリッチだが、  こんなところでの日光浴は ある意味かなりの贅沢かも知れない ~ 

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ところで、

ここのスイスアルプスでは 主にスキー場を中心に、 展望台やホテルがある場所には 

” パラダイス ” という呼び名が付けられている。  




バカンスは 普通でも天国ではあるけれど 

マッターホルンなどの ’ 超有名人 ’ がおれば 

パラダイスに 一層の付加価値が付くと言うものかも知れない ・・・






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2015年12月18日 (金)

「マッターホルン・ヘルンリ小屋」高嶺の花でも3260mまで登れます!

スイスアルプスの 「 マッターホルン 4478m 」 登頂の基地となっているのが

標高3260mにある 「 ヘルンリ小屋 HornliHutte 」。 プロのように頂上に行けるはずもないが



その小屋を目指してトレッキングしただけで、 
マッターホルンを踏みしめたことになり

愛好家にとっては 一生の素晴らしい思い出となるのです。







01.     トレッキングは ツェルマットから まずゴンドラで標高2600mの 

「 シュバルツゼー 」まで行き、 そこを起点に歩いて往復する 約6時間の行程となります。



写真は 3260mの小屋に着く前の トレッキング最後の難所ですが 

マッターホルンが 如何にも神々しくそそり立っています !

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02.         写真左下部分にある可愛らしい建物が 「 ヘルンリ小屋 」。  



ガイドを含むイギリス隊6人による1865年7月の初登頂は このヘルンリ小屋からのルートで

成功したものの、   下山途中に4人が滑落死した悲劇が有名です ・・

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03.     ゴンドラを降りて シュバルツゼーから始めるトレッキングは 比較的平坦ですが、

雪道があったり ガレ場のトラバースがあったり 落石や滑落の事故が全くない訳ではないようだ。 

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04.     中盤あたりから いよいよ岩だらけの つづら折りの急勾配ルートが始まります。


呼び方が ’ トレッキング ’ だとは言え

日本で言えば3000m級の山の縦走を経験した ’ 登山者 ’ 向けのコースと言われています。

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05.     鎖場、段差の激しい岩場の難しさに加え 3000m級の高所、空気も薄くなって来る。

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06.       振り返ると 急勾配の岩場をジグザグに這う登山道が続いている。

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07.      2015年7月は マッターホルン初登頂から丁度150周年で、 それを記念して

新ヘルンリ小屋がリニューアルオープンしたところだった。 ’ 小屋 ’ とは言え 何度かの改装を経て

今ではホテルとなって、 マッターホルン登頂を目指す人達でいつも予約が一杯だそうだ。  



登山者の多くは 前夜から宿泊して朝早くに登山開始、  昼過ぎには 早くも下山する人もいる。


因みに情報では、 マッターホルン麓の氷河エリアから水を組み上げるシステムを採用したおかげで

コイン式シャワーや洗面設備、水洗トイレなどの水周りも充実しているそうだ。

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08.          小屋からさらに数分上に登ると ヘルンリ小屋と 

その向こうにモンテローザ、リスカム、ブライトホルンなどの峰々が一望出来る。   



因みに 連山右端のスキー場は イタリア国境に接している。  

スイス側からスキーに行く時は 昔はパスポートを持って行ったのだが、 

往来が自由になった昨今でも ECに入ってないスイスの国境警備はまだ厳しいだろうか ・・

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09.     さて三日月型の雪渓の足元 垂直に切り立つ岩壁部が マッターホルン登頂の出発点だ。

ここから先は ガイドなしで勝手に登山することは出来ない。



最近では 登山ルートはよく整備されており 天気予報の精度も上がり、 ガイドの指示のもと

昔よりは合理的にマッターホルン登頂が可能になって来たようだ。      とは言え、



マッターホルンが高嶺の花であることに変わりなく、ヘルンリ小屋に来られただけでも有難いことだ。 

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10.      向かいに ヴァリス地方 Valais の山々、 眼下には幾つかのゼーが散らばり、 

登山口の岩壁左側では マリア像が登山者の無事を祈り、 

あちこちの岩場には 色取りどりの高山植物が咲いていた。  

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11.          下山途中、 峰を振り返る ・・

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12.       マッターホルン登山で これまで500人を越える遭難者が出たと言う。


その霊を慰める為か 道すがらに いくつかの塚や十字架があった ・・

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13.   ゴンドラの昇降駅 「 シュバルツゼー Schwarzsee 」 付近は緑に覆われ 

羊が草を食み ホッとする雰囲気だ !    


シュバルツゼーは 黒い湖という意味ですが 、 
湖畔には白い教会が建ち、

背後には 白い歯を意味する 「 ダンブランシュ Dent Blanche 4357m 」 
の峰々が聳え、

美しい風景画を構成している。

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お断り :  写真は bella- Dannaさんのトレッキングから 掲載させていただきました。



あの険しい岩場を乗り越えて、 素晴らしい写真と経験談を持ち帰ってくれたこと     


 感謝です !     ^&^







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2015年12月11日 (金)

「ゴルナーグラート展望台」豪華絢爛アルプスと氷河のシンフォニー

ツェルマットから東方約3キロに 世界でも指折りの 「 ゴルナーグラート展望台 」 がある。

そこからは マッターホルンなど4000メートル級のアルプスの山々と 数々の氷河が絡み合う

驚くべき景観を 一望のもとに眺められる。







01.     ツェルマット(1604m)と ゴルーナグラート展望台(3089m) を結ぶのが 

「 ゴルナーグラート鉄道 Gornergratbahn 」 で、 約9km余の全区間がアプト式になっている。  



マッターホルンと登山鉄道の勇姿、 まさに カレンダーになりそうなシーンです !

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02.     この鉄道は19世紀末に夏期のみ運行されたのが始まりだが 今では年間通して多くの

観光客を運んでいる。    線路の歯車を噛んで山道をよじ登る振動が ワクワク感を盛り上げる。



終点まで5駅・33分の旅だが 、 マッターホルンや氷河 唐松林やお花畑が次から次へと現れ

終点に到着する前から すでに 車窓が立派な展望台となっている。

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03.      終着地点の 「 ゴルナーグラート展望台 」 の南西部には 19世紀末開業の

クルムホテルと、 ケルン大学が使っている 電波望遠鏡のドームを備えた天体観測所がある。 



谷を挟んだ南側には スイスアルプスと幾筋もの氷河のゴージャスな競演が繰り広げられている。 

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04.  左から 「 フィンデル氷河 」、 暁にピンクに染まると言う 最高峰の 「 モンテ・ローザ 4634m 」、

「 グレンツ氷河 」、  「 リスカム 4527m 」 

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05.  左から 「 リスカム 4527m 」、 「 ツヴェリングス氷河 」、 その右斜め下に流れ落ちる

「 シュヴァルツ氷河 」、  画面下が 雄大な 「 ゴルナー氷河 」

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06.    左から 白い二つのコブ 「 カストール 4228m 」 と 「 ポリュックス 4092m 」、

ギザギザ尾根の一番右が 「 ブライトホルン 4164m 」、 その足元が 「 ウンタラー・テオドール氷河 」、

右端の尾根が 「 マッターホルン・グレッシャー・パラダイス 」 と言う有名なスキー場になっている。

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07.       そして 右手奥に 「 マッターホルン 4478m 」 がそそり立つ。

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08.      たまたま スイステレビの記者たちが来ていて インタヴューを受けた。

カメラマンが アルプスでもランニング姿で働くというのが面白い。      答えた内容は・・  



「 マッターホルンは 写真や画像で見た印象そのままだが、  何と言っても氷河がスゴイ !  

複数の氷河が一堂に展開するこの迫力は 現地に来てみないと絶対分からない 」  とかナントカ ・・

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09.    展望台の北側に回ると また別な光景が開ける。 三角のとんがり山 「 ドーム 4545m 」

エメラルドグリーンの ” ゼー ” も点在している。

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10.     さてゴルナーグラートからの帰り道、 景色のいい区間は電車に乗らず 3駅分をトレッキング。



「 リッフェルゼー Riffelsee 」 は ’ 逆さマッターホルン ’ で有名なスポットだ。  残念ながら

湖面に波が立っていて その姿を拝むことは出来なかったが、 そもそもの好天には感謝すべきかも !

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11.    途中の 「 リッフェルベルク駅 Riffelberg 」 あたりからの マッターホルンは

後ろにのけぞったような姿になる。  たくさんの花畑と共に 山の姿の変化が楽しい ・・

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12.     そのリッフェルベルク駅付近には 人家や教会があり のどかな雰囲気で 、、

先ほどのテレビマンが  ここでも写真を撮っていた。 



夕方6時近かったが 夏のヨーロッパの日はまだ高く、 つい もうひと駅歩くことにしてしまった。

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13.     しかし、 その直後 ジグザグの急勾配の山道が始まり ( 12.の写真上 )、

少し後悔したものの 気を取り直し 「 リッフェルアルプ駅 Riffelalp 」 まで頑張った。


合計5.6km 2時間ほどのトレッキングでした。

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美しく可憐な高山植物と  豪華絢爛 アルプスと氷河のシンフォニー、


多彩な自然の表情の変化を楽しんだ一日でした ・・・






★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

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2015年12月 4日 (金)

「温暖化で後退する氷河の舌!」「マッターホルンの玄関口ツェルマット」

「 ツェルマット 標高1620m 」 は スイスアルプス最高峰の 「 モンテローザ 4634m 」 や 

人気の「 マッターホルン 4478m 」 などに囲まれた マッター谷の最奥にある小さな町で、 

今や 登山・トレッキング・スキー・観光の拠点として 世界中の観光客を集めている。





01.       その 「 ツェルマット Zermatt 」 へ移動して スイスアルプスを見物する前に 

フランスで シャモニー近くの氷河を 最後に見ておきたいと思う。



これは 「 トゥール氷河 Glacier du Tour 」 の 最突端の風景。  ある意味壮観だけれど ある意味

心配な様相でもある。 つまり 温暖化で 氷河が崖下からここまで後退していると言うことなのです。

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02.        ” 氷河の舌 ” が年々短くなる風景は あちこちで観察されている。



因みに この氷河が眺められる ル・トゥールという町から ロープウエイに乗って 「 バルム峠 」

まで行くと  そこにはスイスとフランスの国境を示す 石の道標があった( 写真下 )。

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03.         さて、 いよいよシャモニーから スイスのツェルマットに向かいます。



フランスの山岳電車、スイスの動脈鉄道、そしてスイスの山岳電車と 三種の電車に乗り換え移動する。


特にツェルマットに至る 「 マッターホルン・ゴッタルド鉄道 (写真下右) 」 は

軌道幅が1mで 途中 最急勾配の区間もあり アプト式となっている。

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04.          ツェルマットの町から 間近に マッターホルンの姿が見える !

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05.           「 マッターホルン Matterhorn 」 は標高4478m、 

アルプス最高峰ではないものの その独特な形が印象的で 世界中で知らない人はいないかも知れない。 



鹿の角を思わせるその形は ピラミッド型で、 4つの斜壁面を持っている。

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06.        ツェルマットのメインストリート。   ここでは 排気ガスでの汚染を避けるため

燃料ガスを排出する乗り物は禁じられていて  清澄な空気の中 電気自動車や馬車が走っている。

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07.         早速 アニメなどでお馴染の犬種 セント・バーナードに会った。

山小屋ホテルの前には ’ アルプスの山羊 ’ の像が立っていた。 

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08.      すると 本物のアルプス山羊 「 アイベックス Ibex 」 の行進に出会った !

アイベックスは スイスのとある州の紋章にもなっているが、 立派な角や薬効のある体が珍重され、

狩猟の対象となり 17世紀にほぼ絶滅。   今や 絶滅危惧種に指定されている。

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09.        それにしても よく手入れされた美しい毛と見事な角だ !   

毛は多分羊毛として 利用されるに違いない ・・

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10.       マッターホルンは その鋭い岩肌が長く登山者を拒んできた。 初登頂がやっと1865年、

ツェルマットが 広く人々を呼び込む観光地となったのも 20世紀中頃以降のことだ。  



ここはずっと 素朴な山村だった訳で、 今でも 作物や薪を保管する こうした小屋が残っている。 

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11.      四隅の柱にはそれぞれ ’ ネズミ返し ’ が備えられている。 まだ立派に現役として

使われているが、 木の風合いといい その造形といい 本当にノスタルジックな佇まいだ ・・

 

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12.        定番のアルプスホルンの演奏もあったが、 アルプス自転車レースを翌日に控えた

選手たちのオープ二ングフェスタもあった。   町はずれのお墓は どれにも花が飾られ美しかった。

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13.       ツェルマットの町を 「 マッター・フィスパ川 Matter Vispa 」 が 南北に貫いている。

7月初旬 氷河の雪解け水を集め 白濁した急流が 恐ろしい勢いで流れ下っていた。

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マッターホルンは 尖った三角形をしているが 見る角度によってその姿が違ってくる。



ツェルマットを基地として 5日間滞在し、 

この後  マッターホルンを始め 色々な場所を探索することになりました ~








★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

2012年8月23日 (木)

グリムゼル峠とフルカ峠を回って、、 氷河見物と事故見物!


  club                                                    club


スイスアルプス、「 トロア コル 」の 周遊コースにあるのが 

「スーステン Susten」,「グリムゼル Grimsel」,「フルカ Furka」という 三つの峠

前回は 「スーステン」でしたが、 今回は 「グリムゼル」 と 「フルカ」 二つの峠を回ります

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01. グリムゼル峠の手前には 幾つかの 「 水力発電用のダム湖 」がある

粘土色の湖水と、 森林限界を超えた峰々の岩肌は つるつるで、

雪山とはまた違う 近づき難さ、 畏敬を感じます

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(  「 グリムゼル湖 Glimselsee 」  )







02. 「 グリムゼル峠 Grimselpass 2165m 」からの 風景

4000m級の 雪山の向こうに (見えないけれど)、ユングフラウを思い描く ・・

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03. これから グリムゼル峠を 一気に 500mほど降りて行きます~~   

一たん 谷底に降りたあと                                       

再び、ヘアピンカーブの山道を登り、、、 遥か、画面奥のフルカ峠を 越えて行く ・・




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実は この谷に 81年まで「 氷河急行 Glacier Express 」が走っていましたが

全長15km余の  ” 新フルカトンネル ” が掘られ、 

その名前の由来となった氷河(写真左手)を 乗客は 車窓から 見られなくなっている

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現在は 6.8kmの 特定区間を、 夏のあいだだけ、 

氷河急行誕生時を思わせる  SL列車が 走っている


( 谷底に SL列車の駅があり、 丁度 列車が来ていました! upwardleft )



04. 周遊コースのハイライト、「 ローヌ(グレッチャー)氷河 Rhonegletscher 」


「 ベルベデール Belvedere(見晴台という意) 」には 

19C末に建てられたホテル ” Hotel Belvedere ” と お土産屋さんがあり  

日本からも観光ツアーが 来ていました

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05. 長さ10kmに及ぶ この氷河    間近で見ると、さすがの迫力 !

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06. 夏の間 地肌をむき出しにした氷河は 黒く汚れて見えるが

アイスグロッテ( 洞穴 )に入ると、 氷河ブルーが美しい

でも こんな穴を掘ると ますます 氷が溶けやすくなるのでは ・・・ sweat01

案の定、毎年 掘りなおしたり、カバーをかけたり 苦心しているらしい 



そこかしこに 溶けた水が溜まり、 温暖化が心配されるものの

取りあえず、 氷河の滴が川となり 谷に流れ落ちる様は 小気味よい

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07. ところで、この細い源流が 「 ローヌ川 Rhone 」 の始まり !  この水流は

ジュネーヴの レマン湖 Lac Leman を経て、 フランスの第二の都市 リヨンLyon、

”アヴィニョンの橋で 輪になって踊ろよ ~~ ” の歌で有名な アヴィニョン Avignon を通り、

最終的に 地中海に流れ込む ・・・

氷河の一滴から ローヌ川へ、、、    長旅の始まりです !

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08. 「 フルカ峠 Furkapass 2436m 」を過ぎたあたりで、 再び オートバイ事故に遭遇!



ライダーは 谷へ 数十メートル投げ出され、 安否を気遣った友人が 急斜面を駆け下りました

ビュンビュン 吹っ飛ばす命知らずのライダー、 映画のシーンならよかったけど、現実は厳しいデス! 

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09. こんな 凄い谷間に ヘリが出動   でも、怪我人は 動いていたので、きっと大丈夫!



道路では 仲間とおぼしき若者が ” 止まるな! 見るな! ” と 交通整理

そう言ったって 事故見物の車列は こんな山中でも あっという間に繋がるもの


” 行きたくたって 前が動かないのよ~~ sweat01  ”

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10. さて、 絵はがきなどを元に、ローヌグレッチャー氷河の変化を 並べてみました


残念ながら 氷河そのものは やせ細り、  氷河の舌端も 確実に後退しています

 
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11. そして これが 2011年夏の姿 !  down

氷河の後ろにそびえる ガレンストック峰 Galenstock 3583m

 

この山の 向こう側の氷河の水流は、東側の ロイス川 Reussや ライン川 Rhine へ向かい

手前の ローヌグレッチャー氷河の水流は 西側の ローヌ川 Rhoneへ注がれる・・・ 


 

つまりは フルカ峠を境目とした このあたりが 東西の 「 大分水嶺 」なのです

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12. さて、 幾つかの氷河を見物して、 無数のヘアピンカーブを うまく切り抜けて、

三つの峠の周遊コース、 無事回ることが出来ました・・    



そして、 谷間の村の 可愛らしい教会にホッ !! 

こんな立派な馬車にも出会いました

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白馬を含めた 五頭立て、 観光にしては、 随分と贅沢なしつらえだこと・・

車で追い抜く時は、 馬を驚かさないよう、 徐行で追い抜くのが エチケット

白馬の毛並みが美しく、車の窓から手を出して 撫でてみたかったデスヨ ~~




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これから再び もう一つ 大きな峠 サン・ゴタルドパス St Gothardpassを越えて 

イタリアに向かいます

でも こちらの峠には トンネルが通っているので 高速で楽に行けそうです happy01


2012年8月16日 (木)

スイスアルプス秘境の氷河巡り 峠は右回り?左回り?

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スイスの山と言えば まず 「 ユングフラウ Jungfrau 4158m 」観光が 一番人気ですが

その すぐ東側にある山塊群 「トロア コル Trois Cols」は  訪れる人も少なく、

間違いなく ” 秘境 ” と言えるでしょう

7月、私たちが 出かける一週間前にも 雪が降ったので、

タイヤが滑らないか、 激しい高低差の峠を 無事越えられるか 心配したものです・・


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01. 「 トロア コル 」( 英語では Three Passes)は ほぼ 五角形の 周遊コース、 

「スステン Susten」,「グリムゼル Grimsel」,「フルカ Furka」という 三つの峠が立ちはだかり

欧州の大河の源流となる 幾つかの 見事な氷河が 観光の目玉となっている

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( スステン峠から見える フュンフフィンガーシュトック 3023m ’五本指の山’の意 )








02. まずは 基点として、 

ライン川の源流が 近くにある 「 アンデルマット Andermatt 」に宿を取りました

( 有名な ドイツのライン川は スイスから始まっています! )



  restaurant                    restaurant


「夕食は ちゃんとしたレストラン席、 地元の人たちが飲みに来るバー、どちらにでもお運びしますよ 」

と言うので、 迷わず バーを選んだ

忠犬をはべらせて、カードに興じるお兄さんたち・・ 手の内を見せてくれましたが 意味不明!!

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03. 「トロア コル」の ぐるりと一周コース、 右回りと左回り、助手席のカメラマンにとって

どちらが より 景色がよいか尋ねたところ、 ホテル中の従業員が 大騒ぎ sweat01


ウエートレスはコックに聞き、コックはフロントに聞き、フロントはオーナーに聞き・・・・・

教えてもらった、”左回りがいいでしょう” という答えは 結局は ”ちょいハズレでしたが~!! ”

地元の人とは そういうものでしょう~  右と、左、 どちらがより美しいかなんて、

生まれてその方 考えたことがなかったに違いない

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04. ウエートレスが持ってきてくれた花、 「 アルペンローズ 」 

シャクナゲのように見えますね

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( 「トロア・コル」周遊コースは ユングフラウの東側 )






05. まず、 13Cから 人々の往来があった ゴッダルド街道 Gothardを 北上すると、 

シェーレネン渓谷 Schollenen に 架かる

「 トイフェルスブリュッケ Teufelsbrucke 1830年 」 がありました


別名 「悪魔の橋」、 その名の由来は、  難工事が続いていたが、 

最初にそれを渡るものの魂を 悪魔に捧げるという条件で( 実際は 雄羊を生贄としたが ) 

どうにか 工事が成就したからだと言われています 

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06. 見るからに 滑りやすそうな 河床と岸壁 、、、

ロッククライマー達、 「 岩がそこにあるから、登る 」 のでしょう~

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07. あっ 事故です! 

爆音を立てながら あとからあとから 車を追い越して行く オートバイのツーリング族、

ハラハラしていましたが 案の定・・・ sweat01


オートバイから投げ出され 前方で 横たわる男性に 若い女性が寄り添っていました

( 間近でカメラを向けたりしない エチケットは 心得ています ・・ )

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08. ところで、今回の「三つの峠」とは別に、ヨーロッパの北と南を結ぶ 歴史的な峠が幾つかある




イタリアのまばゆい光と 高度な学術・芸術に憧れて、 ゲーテやモーツアルトが

ドイツやオーストリアから イタリアへ向け 越えて行ったのが、有名な「ブレンナー峠 Brenner・pass」




ナポレオンが イタリア征服の折、 大軍勢が通れるよう改修した スイスの峠が、「シンプロン峠 Simplon pass」





そして今回私たちが拠点とした 古くからの宿場町 アンデルマットを経由して 

ドイツからイタリアへ スイスを南北に貫く峠が 「 サン・ゴッタルド峠 Passo del San Gottardo 」  

現在でも ”氷河特急 ”の駅があるので アンデルマットは 多くの日本人が 訪れていると思う

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( 斜面から 幾筋もの清流が 流れ下る )








09. いよいよ 第一の峠 「 スステン・パス 2224m 」に 差しかかる頃、、、

ブ~~ン ブ~~ンと 大音響を轟かせながら、 車体を斜めに倒して 

急カーブを アクロバティックにツーリングする オートバイの大軍団が 一休みしていました

ちなみに、 彼らには 不思議と ” 無法の輩 ” という印象はない

それは 恐らく 彼らの平均年齢の高さから来るもの かも知れません 

ヘルメットを脱ぐと 白髪混じりの ナイスミドルの笑顔がはじけることも多くて・・・

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10. いよいよ 「 スステン峠 」付近、 

「 スタイングレッチャー氷河 Steingletscher 」が 姿を現しました! 

氷河の左側には スステンホルン峰 3503m 右側には ヴァッハホルン峰 3425mが控えている  

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11. 氷河の上を歩く けし粒のような 人影が 見えますか~

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12. 60年前は 氷河湖 (スタイン・ゼー)まで 氷の帯が 伸びていたのですね

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フランス スイス イタリアにまたがる 高い 高い壁、 「 アルプス 」は

人間にとっては 相当な障害物ではあったでしょうが

アルプスの氷河から滴り落ちる 一滴一滴の水が 小川となり やがて大河となり

人々の暮らしを 潤しても来た訳です

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アルプス 秘境の周遊コース 残りの半分も 事故を起こさず、 この目でしっかり見届けようと

青い氷河を仰ぎながら 気を引き締めた次第でした !

 

次回は  ローヌ川の源流、「 ローングレッチャー氷河 」などを訪れます 

2012年8月 9日 (木)

犬も登るよロープウエイ : ディアヴォレッツァ氷河にカバーをかける!

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スイスを旅するなら 一度は乗ってみたい 「ベル二ーナ・エクスプレス Bernina Express」


  train                       train





01.  1910年、 100年前に開業した このパノラマ山岳鉄道は

高低差が1800mもある アルプスの数々の難所を、歯車を使わず 普通のレールで走る列車として 

その鉄道技術の高さと 周辺の 珠玉の絶景を含めて 世界遺産に登録されている

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02. この ベルニーナ線、 スイスの「サン・モリッツ St-Moritz(標高1775m)」と

イタリアの「ティラーノ Tirano(標高429m)」間を 2時間20分で走っている



「ティラーノ」は スイスとの国境にほど近い イタリアの小さな町


イタリアスタイルの美しい聖堂 down、  そして 当然、言葉もイタリア語

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  03. 食事も、 スパゲッティに ムールのいか墨リゾット、ナスやズッキーニ、

” とってもイタリアン ” でした!

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04. 残念ながら!? 列車でなく レンタカーで ベルニーナ鉄道を 模擬体験 

青い谷川、ベルニーナ線のレール、そして道路が ほぼ同じ高さで 並行して走る・・・

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05. 山岳道路で一番高い標高地点は 「 ベルニーナ峠 Passo del Bernina 」2330m

鉄道の最高地点は 「 オスピツィオ・ベルニーナ Ospizio Bernina 」2253m

ベルニーナ・エクスプレスと同じデザインの 赤いバスも運行されている

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( ベルリーナ峠にある ビアンコ湖 Lago Bianco は
 

氷河が 岩を削るからだろうか 、、、  白く濁っている )








06. さて、ベルニーナ峠の 約5km先に 

「 ディアヴォレッツァ展望台 Diavolezza 2967m 」 に登る ロープウエイがある


  

「 ディアヴォレッツァ 」からは 大パノラマ、 とりわけ

雄大な 「ベルニーナアルプス」と 「ペルス氷河」が待っており、
 

”山を歩くつもりのない人だって” ”犬だって” ロープウエイで 頂上に 楽チンに到達できる

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07. この地域は スイスでもイタリア語圏、 犬たちも イタリア語を話しておりました!

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08. このロープウエイは もともと ”トレッカー”や ”スキーヤー”が 多く利用するが

特に凄いのが 日本人の トレッキングツアー

スイスは 山を愛する日本人の ある意味 ” 聖地 ” 、

ベルニーナ特急が到着する度に、日本人グループが降りて来るし 

ディアヴォレッツァ ・ ロープウエイにも 日本人が乗らない時がない と言う


  shoe                     shoe




スイス全域には スキー場とトレッキングコースが 文字通り 山ほどあるが 

日本の 全ての旅行社からの 総ツアー数を見積もれば 


スイス経済に 相当貢献しているのではないでしょうか!

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( ここは ベル二ーナエクスプレスの ベルニーナ・ディアヴォレッツァ駅 )








09. ディアヴォレッツァ展望台から 山歩きをスタートする人々

ピッツ・パリュ Piz Palu 3905m や ピッツ・ベルニーナ Piz Bernina 4049mの

神々しい姿が 眼前に迫る

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10. ペルス氷河 Vadret Pers (手前)、と 

モルテラッチ氷河 Vadret da Morteratsch (奥)が 合流する
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この日は これらの山々は  穏やかな天候でしたが、  

” 悪魔のような ” 恐ろしさを むき出しにすることも 多いに違いない・・・



  typhoon                    
typhoon




「 Diavolezza 」 は 「 Diavolo( 悪魔 )+ ezza( 抽象名詞を作る接尾辞 ) 」

名前の由来は 定かでないが、 ” 悪魔のような雰囲気 ”が この山にあるに違いない

もっとも 

悪魔のように恐ろしいと同時に 身震いするほど美しく 惹きつけられる、 

という意味も 含むのかも知れませんね・・・

  fuji                    fuji



11. さて、 アルプスの太陽で 背中を焼いて、胸を焼く、、、 そういう女性もおりました  

アルプスの太陽で 溶かされて 青いシャーベットになった 氷河池がありました

一方、驚いたことに 

” 氷河にカバーを掛けて ” 氷が溶けるのを防ぐプロジェクトも 実行されておりました

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ここの氷河、 地球上のほかの氷河と同様、 激しく 消失し続けている

少しでもそれを食い止めようと、 ベルニーナ・エクスプレス社が中心となり、

春先から 全体の3分の1に当たる約8千平方メートルに シートをかけている



雪が降り出す前に 巻き取るのだが、 費用も 相当かかるに違いない

それでも 真似をする国も出ているそうだから 効果はあるのだろう・・

  ski                       ski

これは 恐らく、温暖化から氷河を守ろうという 崇高なプロジェクトではなく、

昔のように 夏を含むオールシーズン スキーが出来るようにしたいという

経済効果を狙ってのことでしょう


とは言え、 大自然に食い下がる ちっちゃな蟻のような挑戦が

いかにも 心もとなく見えると共に  ある種の感慨を覚えました!

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12. ロープウエイを降りて、 再び 下から仰ぎ見る モルテラッチ氷河

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この 美しく壮麗な大氷河、 


いつまで このように 輝いていてくれるでしょうか・・・

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