「吉野山の桜・一目千本」 見渡せば、桧桜をこきまぜて・・
日本中に 桜の名所は山ほどありますが、 奈良県 「 吉野山の千本桜 」 は
日本人なら 一度は訪れて見たい場所ではないでしょうか。
01. 吉野山に3万本あるという桜は ほぼシロヤマザクラという品種。
ピンクが濃く華やかなソメイヨシノと違い 自然に溶け込むいかにも素朴な風情がある。
一目で千本見える地域として 山裾から ’下千本’ ’中千本’ ’上千本’ ’奥千本’ という
4つの個所に分けられ 下から上へ見頃が移動する。
02. 山全体で ほぼ4月じゅう見頃が続くことになりますが、 やはりピーク時には
町の中心部に 人がどっと押し寄せることになる。 駐輪場 駐車場は町の外に設けられ、
03. 町のメインストリートは ホコ天となっていました ~
04. 通りの奥にあるのが 「 金峰山寺蔵王堂 」。 平安時代 吉野の桜が
歌に詠まれるより以前のこと。 修験道の開祖役行者(えんのぎょうじゃ)が、
修行中現れた金剛蔵王権現の姿を ヤマザクラの木で刻り起し ここに祀ったことから
桜の木が信仰の証しとして その後営々と 山中に 献木として植え続けられたと言う。
それが 現在吉野が桜の名所となった所以で
美しいから桜を増やすという 他の名所とは 大きく異なるポイントかも知れない。
05. 奈良漬 腹痛の妙薬 吉野雛、、 この地域独特のお土産やさんが並んでます。
06. ここは ” 吉野本葛 ” の本場。 葛の根っこ ( 写真下右 ) を繊維状に粉砕し
その搾り汁をためて でんぷんを沈殿させては繰り返し、 最終的に良質な葛粉を取り出すと言う。
07. 千本桜を眺めつつの 茶屋でのひと時は最高 !
08. ” 一目で千本見渡せる ” という ヴューポイント
09. ところで 吉野山の桜が美しいワケ、 それは この緑色 !
吉野ヒノキの深緑こそが 桜のピンクを引き立たせているのではないでしょか。
古今和歌集 「 見渡せば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける 」 をもじって
「 見渡せば 桧桜をこきまぜて 吉野ぞ春の錦なりける 」 ・・・・・
10. 吉野桧は 北山杉に劣らず 真っ直ぐで美しい !
11. 関西弁のおばちゃんたち、 自分の膝や腰がどんだけ痛んでるか
事の仔細を延々と語り合ったあと 竹踏みならぬ ’ 桧踏み ’ に興じました 。
関西弁というのは 本当に魅力的な言葉で、 とても心惹かれましたよ ~
12. 吉野山の魅力は 桜が一番かもしれませんが 本来、 修験道の聖地、
天皇や武家にまつわる数々の史実、 この三つが相まってのものと言えるでしょう。
豊臣秀吉が花見に来た時 千利休が改造したという 「 群芳園 」 、 南北朝に分離した時
南朝の天皇が身を寄せたという庵、 久しぶりで開帳された 巨大な青い金剛蔵王大権現像、
など 見て回る所も多々ありました。
13. さて 今回は 千本桜の山肌の真っただ中にあるホテルに部屋を取りました。
ホテルにとって 最高の稼ぎ時、 普段よりかなり高く付いたにはちがいありません。
だからと言って この時期を逃すことも出来ず、 背に腹は代えられず、、、、、
部屋風呂は 千本桜に面していました。
入浴姿は ( ひどいと ブーイングが起こるでしょうから 、、 ) 出せませんが
とりあえず 忘れられないニューヨクタイムを過ごさせていただきました!
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・★゜