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2022年9月

2022年9月30日 (金)

今日の絵画   「 ポルト 夏の昼下がり 」

ポルトガル 第二の都市 ポルトの街角にて、

 

夏の昼下がり

街路樹の影の中 チラチラ漂う光の玉。

 

 

私は そんな光景にすっかり魅了され

何とか一枚の絵にしてみた。

 

Porto

 

 

スペインの真夏の光と影には 

フラメンコの情熱と哀愁が交差し、

 

ポルトガルの光と影には

サウダージの匂いがある。

 

 

つまり

木陰を歩くと 一片の詩編が味わえ、

言い換えれば 短編映画のワンシーンになる、

 

気がする ・・

 

 

 

 

( サウダージ Saudade 郷愁 哀愁 憧憬

など 切ない感情 懐かしさを表す言葉。 

 

昔からの日本の歌を 演歌と呼ぶなら 

ポルトガルの演歌にあたるファドには

このサウダージが流れている。 ) 

 

 

 


*    *    *    *    *

 

2022年9月23日 (金)

モーゼル渓谷の大蛇行 ぶどう畑と教会と マリエンブルクの船着き場

今回は ベルンカステル・クースを出て 

モーゼル渓谷中流域の 大蛇行を辿っていく。

 

 


01. 写真の様な 穏やかな日差しが降り注ぐ

美しい 「モーゼル大蛇行」 の風景が 

道中 次々と現れた ・・

01_20220923160901  

 

 


02.ホテルを出て ユルツィヒ クレーフ 

エンキルヒ等の小村を 順次抜けていく中、

多くの ぶどう収穫中の人々を見た。

 


こうして収穫の時期にドンピシャ合うことは 

滅多にない。  やはり胸が高鳴った。

02_20220923160901

 

 


03. 「シュタルケンブルク Starkenburg」

のテラスからは 有名な

「モン・ロワイヤルの湾曲部」 が見えた。

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04. 地層がむき出しの岩山に テラスへ続く

階段があり、そこから見た景色は実に爽快だった。

 

このあと 2~3度橋を渡り 

モーゼル川の右岸又は左岸を交互に走行したが、 


谷幅は 結構広く 橋も意外と大規模だった。

04_20220923160901

 

 


05. その後も ピュンデリヒ ツェルなど 

川沿いに 

ぶどう畑と教会の お伽噺の様な村々が続いた。

05_20220923161001

 

 

 


06. 手前の丘に連なる ぶどう畑越しに

向かい岸の 教会とぶどう畑を見る。

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07. ところで モーゼル川には 

観光遊覧船やクルーズ船が往来している。 


貸自転車を楽しむ観光客もたくさんいる。

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08. さて、 中流域で人気の町 

「マリエンブルク Marienburg」 にやって来た。

 

駐車の列が町の手前まで伸びている。

08_20220923161001

 

 

 

09. 要塞古城の廃墟を丘に頂くこの町は

12世紀の 「マリエンブルク修道院」 を礎に

巡礼教会の地として16世紀まで 栄えたが、

 

その後は 教会が要塞に転じたり フランスの国有地

となったり 変遷を経て、  今日は ドイツの、

モーゼルの 有数の観光地となっている。

09_20220923161001

 

 

 

10. マリエンブルクは 馬蹄形としては 

最狭の ほぼ14kmの長さのモーゼルループに

 

囲まれている半島だ。   水面が美しい !

10_20220923161001

 

 


11, 船を待つ人々のもとへ 遊覧船が着岸した。

 

船も右側通行だから 東のコブレンツ

から 西のトリーア方面に向かう船だ。

11_20220923161001

 

 

 

12. 団体ツアー客が下船すると 

道路は こんな風に 一時渋滞する。

12_20220923161001

 

 

 

13. 変わり合って 別なツアー客が乗り込み

船は また出航した。


海も良いが 川クルーズは 両岸が緑で

どんなにか落ち着いた良い旅と なることだろうか!

13_20220923161001

 

 

因みに どの人も軽装で手ぶらなのが気になった。

これだけの客が泊まれる程の大型船ではないから

 

 

もしかして ライン川大型クルーズ船に

荷物を置いたまま  支流のモーゼル川へ

ワンデイトリップの寄り道をしたのだろうか・・

 


なんて 想像を巡らすのも楽しかった。

 

 

それにしても ドイツ人はやっぱり 

団体旅行を厭わない 大らかな人々だ ・・

 

 


*    *    *    *    *

 

 

 

 

2022年9月16日 (金)

モーゼル渓谷 ワインの街ベルンカステル・クース 団体旅行のドイツ人

モーゼル川の トリーアからコブレンツまで

湾曲して蛇行する 約200kmは とりわけ

美しく、 「モーゼル渓谷」 と呼ばれる。

 

 


01. 「ベルンカステル・クース Bernkastel-Kues」 

は 中流域にある 有名なワイン醸造の中心地だ。

 

 

私は トリーアを出て 夕方 ここでホテルを

探したが どこも満杯、 2kmほど引き返し 

やっと小さなガストハウスを見つけた。

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( 丘の上の古城廃墟が ランツフート城跡)

 

 

 

02. 時あたかもオクトーバーフェスト、 空室の

あるはずがなかった!  このオーストリア人夫婦は

始めからベルンカステルを避けたと言う。 賢い。

 

 

夕闇の切なさと 既に飲み始めた観光客への羨望と

ドイツ語以外は一言も理解しない宿の老主人と

毛布に描かれた4頭の馬とが 今も忘れられない・・

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03. 湾曲の内側がやや現代的な街クース、

右側の小さい街が 旧市街・ベルンカステル。


濃淡の緑色部が全て ブドウ畑。

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04. という訳で 夕食は中華料理。 欧州の

隅々まで商売の手を広めた中国人の手腕に関心

しながら 話に花が咲いた夕食となった。

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05. さて、ベルンカステルの旧市街の中心

15~16世紀来の木組みの家々に囲まれた 

「マルクト広場  Marktplatz」 は

ことのほか魅力的だ。 

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06. 朱赤の 「 市庁舎 Rathaus」 1618年 

06_20220916121401

 

 

 


07. にこやかな集合写真を撮るテクニック、

国籍を問わず 同じことをしますね~

 

因みに 背後にあるのは 「聖ミハエルの泉」

金色の翼を持つ聖ミハエルは天秤と剣を持っている。

07_20220916121401

 

 


08.こちらは 街を象徴する 「熊の噴水」。


ベルンカステルのベルンは ’熊’ を意味する。 

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09. お土産は 装飾ジョッキー、  紅葉が

映えるブドウの苗、 そして モーゼルワイン。


ローマ人によってもたらされたブドウ栽培だが、

この地域は 天候や勾配のきつい土地柄から

伝統的に 白ワイン・リースリングが 特産だ。

09_20220916121501

 

 


10. 観光地の真っ只中に ぶどう収穫トラクター

が分け入って来た。  見かけでなく 本当に

ワインを造っているのだなあ、と妙に感心した。

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11. ところで ドイツでは 他国と比べて

団体旅行が多い、と感じている。


国民に旅行を推奨しようと ロマンチック街道とか

古城街道とか 観光ルートを 国が設定・整備した

お陰で ドイツ人は旅好きになったと思うのだが、

 

例えばフランスでは 国が旗を振ったところで

こんなに人がつるむことは まずあり得ない。

ドイツ人の国民性もあるだろう。

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12. 旅好きで 酒好きで 原色好きで

人好きで 大様な明るさを持つドイツ人は

なかなか魅力的だ。

 


酒を飲みかわせば あっという間に 簡単に 

人の垣根を越えるという 若年からの習慣が 

大らかな人柄を育んで来た 一因だと、

私は想像してるが 、、

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13. 翌日は天気も回復しそうだったので

モーゼル流域を 

気持ちよくドライブすることにした!

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霧が湧く 遥か丘の上まで 

急こう配のブドウ畑が続いている。

 

 

父なる川といわれる ライン川に対して

母なる川といわれる モーゼル川


そんな比喩がピッタリの風景だった ・・・

 

 

 


*    *    *    *    *

2022年9月 9日 (金)

ドイツワイン街道 古代都市トリーア 異様な黒い門 ポルタ・二グラ

モーゼル川沿いに位置するトリーア Trier は

有名なモーゼルワインの一大生産地だ。

 

 

01. トリーアは 紀元前15年には 既に

侵攻して来た古代ローマ軍が 単なる軍事基地


ではない 経済・文化・行政の中心地となる 

 ”第二のローマ” とも呼ばれるほどの

大都市を築いてていた。

 


「 ポルタ・ニグラ (Porta Nigra) 黒い門

2世紀 」 は 正にその象徴的な建造物だ。

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02. あいにくのお天気ではあったが、それが

一層  ポルタ・ニグラの 砂岩にこびりついた

黒い古色の凄みを いや増していた。

 


ソーセージを食べる人、赤い服を着る人

かなりドイツ的な風景だ。

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03. ソーセージ サラミ モーゼルワイン

キッシュ ドイツパン カシスワイン ・・

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04. フランス東北部のアルザス・ロレーヌ地方

と隣接しており 仏語や仏文化の影響も濃いが、

街や人々の雰囲気は 完全にドイツだ。


因みに カール・マルクスの生まれ故郷でもある。

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05. ハウプトマルクト広場 (Marktbrunnen)

中央にマルクトの十字架の泉・958年 がある。


広場からは この街の1500年におよぶ

歴史の証人となる建造物が見渡せる。

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06. 花屋には 赤 青 黄 緑など 原色に

近い色が好みの ドイツ人向けの花々が並ぶ。

 

パステルカラーや 日本の和色の概念は 

ドイツでは 少々劣勢かも知れない。

06_20220909153001

 

 

 

07. 重厚なトリーア大聖堂 (Trierer Dom)4C

右側が 聖母教会 (Liebfrauenkirche)13C


ロマネスクからゴシックまで 歴史の変遷が

そのまま見て取れる。

07_20220909153001

 

 

 

08. 歴代の大司教が 時代の一流の芸術家を

集めて 祭壇などを造らせたというが


写真のような バロック様式のダイナミックな

祭壇には 目が釘付けとなった。

08_20220909153001
 

 

 

09. 大聖堂と聖母教会は 中庭を挟み隣り

合っており まさに歴史を巡る回廊となっている。

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10. アウラ・パラティーナ (Aula Palatina)


柱が一本もない 高さ33mx67mx27mの

巨大なホール 310年、 は 

コンスタンティヌス帝の宮殿の謁見の場だった。 


中世時代には 側壁や屋根に塔があり 

きらびやかな装飾で彩られていた。

 


現在はプロテスタント教会となっていて、飾り気

のない静けさが 新教にふさわしくもある。

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11. 再び マルクト広場にて。

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12. さて、ポルタ・ニグラは 高さ30m

幅36m 厚さ22mという威容を誇っている。


使われた石は モルタル無しに互いに結び付け

られ 鉄のかすがいで止められているだけだ。

12_20220909153001

 


このあと 旧市街を出て 改めてその姿を

門の外側から眺めてみた。 ↓

 

 

 

 
13. かつては 城壁が旧市街を取り囲んでおり

ポルタ・ニグラは その軍事的な要衝だった。


上の階には装飾窓があるが 下部はいかにも

頑丈そう! 押し寄せる敵にも難攻不落だった。

13_20220909153001

 

 

ところで ポルタ・ニグラは ローマ軍が手中に 

収め 文明開化せしめたガリア(今のフランス)

以西の世界が  未だ野蛮な!? ゲルマン世界に

接する最前線の存在物だったと言える。

 

 


幸か不幸か 古代ローマの手が十分及ばなかった 

ドイツ イギリスなどには ラテン語は浸透せず

 


イタリアは元より フランス スペインなどに

ラテン語系の言語が発達したのは興味深いことだ。

 

 

 

 

*    *    *    *    *

 

2022年9月 2日 (金)

今日の絵画 「 枯れ行くひまわり 」 無駄枯れしない筋道

ここ数年 枯れたもの、枯れ行くもの、

が 私は気になって仕方ない。


それが 美しいとすら感じる。

 


池の蓮が 水面で立ち枯れた姿は

無残だが この上無く魅力的だ。

 

 

ひまわりは 特にそう思う。

枯れるのを待ちすらする。

Tournesol

 

 

 

 

下の写真を見たら どこに目が行くだろうか。

青紫の可愛い花・・・?

 


私は 道路端の 立ち枯れた葉と茎の乱舞に

心奪われる。

Tournesol2

 


人間の場合 枯れても美しい、なんて

言われるには ハードルがかなり高い !

 


いずれにせよ 枯れ行くひまわりは

種を残し、 枯れ行くカンナは

その宿根から 新たな芽を吹く。

 

 

人間は人間らしい方法で 無駄枯れしない

筋道を辿りたいものだ ・・

 

 

 


*    *    *    *    *

 

 

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