百年前のフランスの婦人誌・女はいつも綺麗でいたい!
先日 西洋輸入品・雑貨店の片隅で
フランスの昔の婦人誌を 3部見つけた。
色褪せた新聞紙みたいな レトロな様相だ。
それでも ネットに出品されたら すぐ
売れてしまうらしいが、 店の奥で
幸い 人目につかず 私を待っていてくれた。
01.「Mode Pratique」 は全12ページ、
新聞タイプの婦人誌。 モードを中心に
女性が興味を持つ生活記事を載せている。
02. 個性豊かなデザインの婦人用帽子、
動きやすく しかもエレガントな子供服。
03. このモード誌、 なんと今から
ちょうど百年前 1920年2月の発刊日だ !
百年前の女性たちも 現代の我々と
何ら変わりなく 便利でお洒落なものを
熱心に求めていた !?
04. 何とゆったりしたデザインなのだろう。
女性たちは ウエストを絞るコルセットを
既に脱ぎ捨てている。 スリーピースという
TPOで脱ぎ着する発想も 考案されている。
ココ・シャネルが 婦人服のデザインで
女性を解放したのは この婦人誌の時代より
後のことだ。
05. テーブルクロスなどに施される
花籠飾りと呼ばれる刺繍手芸
06. クロスステッチ刺繡用の 実物大型紙
さらに 社会情勢に関する予測、日々の生き方、
食べ物と栄養、ファッションに伴う手や腕の
お手入れ、 などについての記事が続く。
07. 末尾に多くの広告が載っている。
現代と同様 広告は重要な運営資金だ。
ところで ページの下の方に 四角く切り
取られ 穴が開いているところがある。
これは恐らく 10枚集めたら何かと
交換出来るといった類のものだろう。
現代の仕組みと同じだ!
08.「Mode Pratique モードプラティーク」
は1891年から1939年まで 約50年
続いた 人気の女性誌だった。
当時の女性たちも今日の私達も 興味の先は
本質的にはそう変わらないのかも知れない。
” 女はいつでも綺麗でいたい ! ”
因みに 広告は 靴クリーム、はちみつ、
更年期を軽く過ごす薬、ヘアーポマード、
あかぎれしもやけ用クリーム、便秘薬、
美容クリーム、洗濯石鹸、歯磨き粉、
痩せぐすり、粉ミルク、シャンプー、消毒液、
やはり日用品が多いようですね ~
* * * * *
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コメント
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bellaさん、こんばんは(^o^)/!
いやぁ~!貴重なものを拝見させていただき、ありがとうございます。
今から100年前のフランスの婦人誌が今も残っているだけでも驚きですが、内容にもビックリ!!
日本は当時大正の時代。”ハイカラさん”なんて言葉も流行していた時代でしょうか?!フランスのこのようなファッショナブルな文化が当時の日本にも影響を及ぼしたのは間違いないでしょうね。
このレトロな婦人誌とbellaさん・・・、私は「手にするべき方に渡った」としか思えません。運命的な出会いだと思います。
投稿: 慕辺未行 | 2021年9月 3日 (金) 23時44分