房総半島・館山 地層が面白い・お寺編
房総半島の南端にある 「館山」 には
見て楽しい地層の名所がある。 お寺では
地層がそのままパワースポットとなっていた。
01. 「大福寺 ・ 崖の観音」
真言宗智山派のお寺だが、 観音堂の背後の
地層が まるで舞台背景のようだ !
02. 崖にへばりつく急な石段を登って行く。
03. 本尊の十一面観音は 鎌倉末期のもの。
色彩のない磨崖仏 暗いのでお姿はよく見えない。
地層のうねりの間にまに 洞窟がいくつかある。
修行僧の祈りの場か 仏像が置かれていたか・・
04. 観音堂から 館山湾を望む。
崖下には 本堂 お墓などがある。 花を
持って お墓参りに訪れる地元民がおり、
現役のお寺であることが よく分かった。
05. 観音堂の真裏の地層は 山全体に伸びて
いて 崖道にも 魅力的な地層模様が続いた。
06. こちらは 「 那古寺 」
創建717年の那古寺、 山門 多宝塔 本堂
一刀彫のご本尊、 どれも文化財指定を受けた
由緒ある立派な古寺だが、
07. 崖下の小さな観音堂に目が惹かれた。
ここでも 地層の走る断崖 それ自体が
お堂に念を送るパワースポットになっている。
百日紅の ヘビの様な年季の入った枝振りが
素晴らしく、 カメラに収めた。
08. 次は 「那古寺の大ソテツ」
8世紀に行基が創建した那古寺、 その
大ソテツが有名だ。 ソテツを囲む石垣は
江戸大相撲の 長五郎一行が奉納したもの。
09.樹齢400年 高さ8m根回り6.5m
の大ソテツ 12本の幹から成っている。
ソテツに年輪があるのか 分からないが、
幹の中では 地層のように魅力的な模様が
渦巻いているに違いない。
10. つづく 「萬徳寺」 には、 日本では
珍しい 「釈迦涅槃佛」 が おわす。
11. 彫りの深いガンダーラ様式の表情をした
釈迦は 体長16m 高さ3.75m
重さ30tの 青銅涅槃佛だ。
右回りで釈迦を3周したあと 仏足の法輪に
触れて願い事をする。
他の仏教国であれば 巡礼者がマニ車を回したり
五体投地をする場所ではある。
12. 従って お寺としては みだりに観光写真を
撮られたくないようではあるが、 コロナ禍のもと
最近首都圏は テレビ局の 貴重な取材可能エリアで、
この涅槃佛も 結構 観光的に画面に露出している。
釈迦もきっと コロナの早い終息を祈ってくれて
いることだろう ・・
因みに 天然記念物に指定された館山の自然林は
素人目にも はっきり他とは違って見える。
枝振りも見事な 多種多様な常緑樹の連なりには
まるで 屏風に描かれた日本画のような風情がある。
* * * * *
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コメント
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bellaさん、こんばんは(^o^)/!
房総半島・館山と言えば海のイメージが強いのですが、このようなところがあるのですね。
何よりもお寺の背後の崖の地層が、興味を惹きます。
かつてヒマラヤの高地で見た地層もそうですが、一体いつの時代のものなのか・・・?
そして地球の歴史の長さを思わずにはいられません。
数十億年もの地球の歴史に比べれば、我々人類なんて”まだ生まれたばかりの赤子”ですね。
お釈迦様の涅槃仏、映画の”ビルマの竪琴”を思い出しました。
今インドではコロナ感染者がまん延している状況のようですし、
インドのすぐ近くで生まれたお釈迦様も気が気でないでしょうね。
今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございました。
投稿: 慕辺未行 | 2021年5月15日 (土) 00時03分