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2021年2月26日 (金)

南仏・ボニュ―とラコスト 丘陵城塞村 さくらんぼとペタンクと


南フランス プロヴァンス地方には 幾つもの

個性的で魅力的な村々が点在している。

 

リュベロンの山岳風景の中、 3~4kmの距離で

互いに向かい合う 2つの  '丘陵城塞村' 

” ボニュ― と ラコスト ” を訪ねてみる。

 

 

 

 

01. ここは プロヴァンス独特の赤い瓦屋根が重なる

「 ボニュー Bonnieux 」 という村。


その屋並みと教会の塔の向こう側に ちょうど

にらめっこするように対峙する村・ラコストがある。

01_20210225211401

 

 

 

 

02.  リュベロン山地の尾根筋に沿って 段丘状に

作られたボニュ―の町は 高低差が激しく、 道路を

ジッグザッグ 登って行かねばならない。    丘の


頂上にあるのが旧教会12C,  中腹のが新教会19C。

02_20210225211401

 

 

 

 

03.  上の写真で 山頂の旧教会をヒマラヤ杉

Cedre d'Himalaya が囲んでいるのが見えるが、


ナポレオン時代に北アフリカから運ばれ移植されたものだ。

 

ヒマラヤ杉は防風にも防寒建材にもなり その精油は

虫よけになる。  今日でもトルコや地中海地方で

大規模な植林が続いており、 興味深い歴史ではある。

03_20210225211401

 

 

 


04.  さて フランス人は総じてペタンク好きだが、

そもそもプロヴァンスがその発祥の地だ。   ここ

ボニュ―でも定期的に ペタンク大会が催される。    

 

 

丘陵地でもあり 人々は 辛うじて平らな教会の広場で 

腕を競ったものだが、 近年は旧市街の外側に 

Le Boulodrome オドローム球戯場なる ペタンク専用

施設が出来て、 ますますの人気らしい。  

04_20210225211401

 

 

 


05. そもそもペタンクのボールは リュベロン山地に

生息するツゲが材料となる。 材質の固いツゲの木は

日本でも よい櫛となっている。


球体のツゲ一面に釘を打ち込んで 鉄球とする技は 

大変な特殊技能だが、   当然ながら 最近は 

手軽な工業製品に取って代わられている。

 

💓          💓



そして たわわに赤い実を付けた サクランボの樹、 

これも間違いなく 心躍る プロヴァンスの風景だ !

05_20210225211401

 

 

 


06.  さくらんぼジャムと共に プロヴァンスの

山羊チーズ・Fromage de Chevre は 絶品だ。


原則フレッシュチーズなので 現地で食べるのが一番。

ちょっと酸味があってコクがあって 癖になる。

 


山羊農家が多いボニュ―では、 毎夏 山羊レース

Grande Course de Chevre が開催される。


ポスターが貼られ 競馬の如くお金が賭けられ、

山羊の耳に色札を付けて出走させる 園児用の

レースもあり、  みんなで楽しむ。

06_20210225211401

 

 

 


07.  さて次は ボニューと向い合せの村

「 ラコスト Lacoste 」 へ向かう。 

 

サクランボの木・Cerisier とラコスト城、

素朴ながら 見事な組み合わせだ !

07_20210225211401

 

 

 

 

08. まさに この風景をスケッチする夫婦がいた。


こんなバカンスを過ごすなんて 憧れちゃう。

08_20210225211401

 

 

 

 

09. 山頂の城は 18世紀、サド侯爵の居城だった。


Marquis de Sade は長年にわたり ありとあらゆる

検閲の対象となる文学作品を書き続け、


何度も有罪を宣せられては この城に身を隠したが、

結局は身内の申告で バスティーユ監獄に送られた。

 

 


城の塔は荒廃したままだが、  城は 現在は

かのピエールカルダンの持ち物と聞いた。


私は途中の教会までしか行かなかった。 

09_20210225211401

 

 

 

 

10. 一方 町そのものは大変人気が高く 多くの

アーチストが住んで アトリエを構えている。


バカンスによる ’季節住民’ で 

夏は 人口は倍に膨れ上がる。

10_20210225211401

 

 

 

 

11.  石造りの村は どこを歩いても 素朴な

古き佳き趣きがある。  一つ新しいものがあった。

 

巻貝をつなげて子供たちが作った丸い風車 Eolienne、

フラジャイルなので 触らないでね、と 書かれていた。

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12.  ラコストを出て 次に向かう道すがら、

 

2本の轍が 紫や赤の小花の絨毯を走り抜け、


樹木がそのまま 電柱に変身してる。

 

遠くにサド侯爵の城・・・

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13.  そして変わらず 可愛いコクリコとラベンダー

13_20210225211401

 

 

 

そう、 これが プロヴァンス。

 

 

 


*     *    *    *    *

 

 

 

 

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南フランス これぞ憧れのプロヴァンス」カテゴリの記事

コメント

bellaさん、こんばんは(^o^)/!
南フランス・プロヴァンスの小さな村々、ツアー旅行や個人の旅でさえもなかなか訪れることがないようなところではないでしょうか?そのような隠れた穴場(?)を旅するbellaさんご夫婦、「さすが!」です。

この対峙する2つの村、かつてはどのような関係だったのでしょう?仲が良かったのか、互いにいがみ合って喧嘩ばかりしていたとか・・・?
ペタンクって名前だけは聞いたことがありますが、どのようなルールの競技なのかは全くもって「???」です (^_^;;ハズイ!日本では超マイナー(?)ですよね?
サクランボの木、たわわに実るサクランボ・・・、初めて見ました。こんな風に生るのですね。食べてみたいです。

2つの村を訪れた後の次への道、周りの景色が何とも言えないほど”目を奪われる”風景ですね。もし私がドライバーだったら、ついキョロキョロと景色を見ながら運転してしまいそうです。地平線まで続くラベンダー畑がサイコー (*^o^*)!

今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございます。
続きも楽しみにしています (^_^)ニコッ!

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