チベット自治区・ラサに行く チベット高原鉄道・標高5072mを走る
中国の西域 チベット自治区の首府・ラサは
標高3640m 富士山ぐらいの高地にある街だ。
中国青海省・西寧とラサ間を走る 全長1956km
のチベット高原鉄道で ラサに向かった。
01. 世界一の標高地点5072m を走ることで
有名な 「青蔵鉄道」、 始発の西寧駅では
最新の25T型車両 ドア毎に車掌が立っていた。
02. ’民族が大移動する’ 中国の駅舎は巨大だ。
2019年10月末のこと、 中華人民共和国
成立70周年の 赤いスローガンが掛かっていた。
03. 西寧を出て1時間 大きな寺院群が見えた。
04. 座席は2段ベッド4人用の 「硬臥車」、
昼夜通して 通常の座席に座ったまま過ごす
「硬座車」 と比べたら ずっと楽だ。
高度4~5000m地帯を走るので
酸素を供給するチューブの差し込み口がある。
05. 「青海湖」 中国最大の塩水湖の北岸を走る。
因みに 列車は飛行機と同じく ドアが閉まると
機密がしっかり保たれるため、 特に体調が
悪くない限り 酸素は使わずに済みそうだ。
06. 経文や絵が書かれたチベット仏教の旗・
タルチョが 山を丸ごと覆う様などを見ながら、
やがて ゴルムド駅 2828m に到着。
ここで 高地走行専用の機関車に連結された。
その夜 力強い機関車のお陰で 世界最高地点
「 タングラ峠 5072m 唐古ラ 」 を通過
したのだが、残念ながら 真夜中のことで睡眠中。
しかし、 たとえ 昼間に峠を見たとしても
荒野に石標が一本立つのみらしい・・
実際は 夜間 あまりよく寝られなかったのだが、
カーテン越しに垣間見る 暗い夜空一面に輝く
満天の星々には感動したものだ。
07. ラサに着く前の4000m級の高地では
ニェンチェンタンラ峰・7162m を筆頭に
万年雪を頂くタンラ山脈の 神々しい姿が続いた。
放牧中の チベットヤクやロバの姿に 辛うじて
大自然の中の 人間の営みが感じられた。
08. ほぼ21時間かかって ラサに到着。
道中 食堂車で食事を2回、 トイレも
まあまあの清潔度で、 問題無しの旅だった。
かつての高度世界一 南米ボリビアの高原鉄道を
追い抜いて、 2006年に開業したチベット鉄道は
中国の誇り、、 今や絶大な人気を得ている!
09. ようやく着いたラサだが 標高は3640m、
やはり空気が薄く ホテルの窓からの風景も
刺すような光に満ちていた。
高度に慣れるため しばしホテルで休息。
10. しかし、じっとしておられず
早速 活気ある商店街を見に出かけたが、
酸素不足か やはり足取りは緩慢だった。
11. 小学校前、 親たちのお迎え。
ここにも 赤い 中華人民共和国成立70周年の
横断幕が掲げられていた。
12. 他の地域から来た巡礼旅行者、
男性の 服装や日差しを遮る帽子が印象的。
ふと上を見上げると 監視者がいた・・
ここはやはり 中国だ !
13. 女性達の服装には 一層興味をそそられる。
一口でチベット族と言っても 何十もの言語があり、
民族衣装も 恐らくそれぞれ どこか違うのだろう。
次は ダライ・ラマの宮殿に出かけます。
* * * * *
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コメント
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bellaさん、こんばんは(^o^)/!
私にとって、かつて「行きたかった」ところであり、そして開通を知ったときは「乗ってみたい」路線・・・それがチベット・ラサでありチベットへと続く列車でした。
私の現状では諦めざるを得ないので、こちらで拝見できること、すごく嬉しく幸せに思います。
この鉄道が開通した直後はTVでも紹介され、食い入るように見ていました。また、私の旅仲間も何人かはチベット・ラサを訪れていますので、本当に興味深いです。
青海湖やタングラ(テングリ?)峠はかつてTV番組で見て、今も記憶にあります。
ラサは富士山山頂と同じぐらいの標高ですから、やはり空気は薄いでしょうし、歩く足も重たく感じたのではないですか?その環境に慣れるまでは高山病の症状が出たのではと思います。
それでもこうしてラサの街の様子を紹介してくれたことに、感謝!です。
ネパールでも見たチベットの民族衣装が、なんだか懐かしく感じます。
今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございました。
続きはきっとポタラ宮ですね?!すごく楽しみです w(^o^)w!
投稿: 慕辺未行 | 2020年11月14日 (土) 00時02分