チェスキークルムロフからプラハへ ヴルタヴァ川からモルダウ川へ
ヴルタヴァ川の蛇行のままに街が築かれた チェコ南部の
チェスキークルムロフ、 街の風景に名残を惜しみつつ
次に プラハに向かった。
01. これほど奇抜な地形に形成された
華やかな貴族たちの街を 私はこれまでに見たことが無い。
02. 岩壁の一部を側壁に溶け込ませた チェスキー・
クルムロフ城は 一見要塞城のようだが、
03. 城の内側は石積み模様が美しい居城となっている。
今日 内部全てを公開できる程は まだ整備されてないようだ。
04. 城を通り抜けて 街に出ると
レストランのテラスで お客さんがお食事中。
05. 「 聖ヴィート教会 」 1300年
スヴォルノスティ広場の近くにある。
様々な時代の建築様式を 採り入れた建物で
特に スッと天に伸びた四角い塔が印象的。
06. ヴルタヴァ川に架かる橋から
チェスキークルムロフ城の塔と 聖ヨシュタ教会の塔に
別れを告げた ・・・
実はこのヴルタヴァ川は 次の目的地プラハに続いている。
プラハでのヴルタヴァ川は
恐らく 別人のような顔を見せるに違いない。
* * *
07. さて、 プラハへとやって来た。
ここはプラハ市の南西に位置する 城壁の連なりが残る丘。
丘には教会があって、色々なレストランが寄り集まっている。
薔薇に包まれて 結婚パーティが開けそうなものもあった。
そして 何と言っても 街を一望できる見晴らしが秀逸で
折しも 多くの人々が集い来ていた。
08. 丘からプラハ城とヴルタヴァ川に架かる橋が見えた。
プラハ旧市街の8つの橋のうちの 幾つかが重なっている。
観光的に最も有名なカレル橋を 望遠レンズで探すと、
人々が蟻の行列の如く数珠つなぎで それと分かった。
09. ところで ヴルタヴァ川は全長430km
チェコ最長の川だが、この川は ” モルダウ川 ” とも言う。
チェコの作曲家スメタナの交響詩 我が祖国の第2曲モルダウ
で有名だ。 19C後半 ハプスグルク君主国統治下にあった
チェコではドイツ語が主流で、 この川はモルダウと呼ばれた。
10. 丘での夕食後、 いよいよ ”モルダウ河畔”
にやって来た。 日本人ですら 祖国愛を感じ
胸がキュンとする スメタナのあの旋律には
ゆったりとほの暗い水面と カレル橋を包む
こんな夕暮れのひと時が とても良く似合う。
11. 「 チェコ軍団橋 」 からモルダウを望む。
12. ヨーロッパの大きな河川では 時々こうして堰が
作られている。 段差を解消するための閘門だったり
流れの一部を 発電の水車小屋をくぐらせたり
段差で滝を作ることで水質を保全したり 目的は様々だ。
ここは何だろう・・ 遊覧船がやって来た !
13. デッキで寛ぐ人々、 音楽を楽しむ人々、
こればっかりは 屋形船文化の日本には無い風習だ。
それにしても チェコでも こんな風景が見られるのだなあ ・・
このあとドイツから黒海へ注ぐ このヴルタヴァ川はもとより
ドナウ川 ライン川 など 大きな河川が、 時には名前を
変えながら ヨーロッパ大陸を貫いて流れるのだから
流域の異なる国々に 同じ 船内・船上での過ごし方・
楽しみ方が伝わるのは 当たり前のことだった !
さて翌日は ピカピカの快晴の中
観光客で溢れかえるプラハの市内見物となった !
* * * * *
« チェスキークルムロフ 川の湾曲に抱かれた町 シーレとコロナと | トップページ | プラハ城と聖ヴィート大聖堂 王の道を辿ります »
「チェコ チェスキー・クルムロフと骸骨教会」カテゴリの記事
- クトナー・ホラ 納骨礼拝堂 骸骨アート・人骨シャンデリア(2020.06.19)
- チェスキークルムロフからプラハへ ヴルタヴァ川からモルダウ川へ(2020.05.22)
- チェスキークルムロフ 川の湾曲に抱かれた町 シーレとコロナと(2020.05.15)
コメント
« チェスキークルムロフ 川の湾曲に抱かれた町 シーレとコロナと | トップページ | プラハ城と聖ヴィート大聖堂 王の道を辿ります »
bellaさん、こんばんは(^o^)/!
チェコの旅の続きですね。
チェスキークルムロフの街、川の蛇行が極端ですね。もう少し橋があると便利なような気がしますが・・・?!
お城内部の石積み、見事なほどきれいに積まれていますネェ w(^o^)w!きっとお城の中の各部屋も素晴らしいことでしょう!
そしてプラハへ!「プラハの春」と呼ばれてから幾年経ったでしょうか?もうかれこれ2~30年は経ったかな?今はすっかり平和を取り戻し、若い世代はその時代のことを知っているのかな?
ヴルタヴァ川、ドイツではモルダウ川と名を変えるのですね。モルダウ川の名はさすがに私も知っています。チェコからはるばる流れて来てるのですね。
今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございました。
続きも楽しみにしています (^_^)ニコッ!
投稿: 慕辺未行 | 2020年5月24日 (日) 23時09分