プラハ城と聖ヴィート大聖堂 王の道を辿ります
チェコの首都 プラハのシンボルと言えば
ヴルタヴァ川の西岸、フラッチャニの丘に聳える
「 プラハ城 」 だ。
01. 城の中心に建つ「聖ヴィート大聖堂」 は
丘からさらに100m分 尖塔を空に伸ばしている。
堂々たる大聖堂は 圧倒的な威容を誇っており、
さらに ミュシャの絵画を彷彿とさせる
いかにもボヘミアンなムードも漂わせていた。
02. 丘の上では プラハ城の建物が
一艘の船のような形で 大聖堂を取り囲んでいる。
旧王宮 宮殿 教会 修道院 美術館等の建物の他
現在の チェコ共和国の大統領府も置かれている。
一方 丘から見た市街地の眺めも素晴らしい !
03. 左に大聖堂 右に大統領府、 正に写真通り
プラハ城は常に 宗教と政治 両方の中心地だった。
ナチスの時代 共産主義時代 プラハの春以降も
政冶の本部はここに置かれた。 写真は
チェコスロヴァキア共和国時代の大統領入城の様子。
04. 宗教的にも 大国の勢力争いに翻弄されて
きたチェコだが、神聖ローマ皇帝 ハプスブルク家
オーストリア皇帝など 歴代の主はこの聖堂を
信仰の拠り所として来た。
つまりプラハ城は いつの世も 聖・政の要だった。
05. プラハ城の隣に 大司教宮殿がある。
丁度 大聖堂に向けて大司教がお出ましになった。
シンプルながら 高貴で華やかないでたちだ。
大道芸人さん 色合いは似てますが ・・・
06. 城の内側から 城の正門を見る。
「戦う巨人たち」 の彫像が有名だ。
07. 正門の外側 衛兵が直立不動で立っている。
午前中の衛兵交代式は ごくささやかだったが、
毎日正午の交代式は もっと華やかだそうだ。
ベレー帽の兵士は 実務的な警備に就いている。
私も衛兵を追いかけての再入場を阻止された !
08. さてこれから 「王の道」と呼ばれる
2.5kmにわたる歴史的な道を降りて行く。
1458年から1836年まで 時代が変わる度、
歴代の王が華やかな戴冠パレードを行ってきた道だ。
09. 実際の入城パレードは 下町から丘へ進んだ。
かつての城門だった火薬搭を起点として、
520mのカレル橋を渡り 写真のネルドヴァ通り
の坂道を越え プラハ城に至るコースだ。
行列も祝う市民も それはそれは盛大で華かだった!
10. 当時住所には番地がなく、王の道に面した
家々は 正面に様々な紋章を付けて目印とした。
一角獣 鷲 赤獅子 白獅子 太陽 ゴブレット
ぶどう 羊 金の熊 等々 見つけるのも一興だ。
11. 「マラー・ストラナ広場」 まで降りると
プラハ城は 既にずっと上の方に見えた。
12. カレル橋手前の小広場を クラシックカーの
10台ほどの軍団が走り抜けた。 観光ツアーだ!
商売のカメラマンを従えて ウエディングドレス撮影
風景も あちこちにあった。
同じアジア人でも こういう撮影は
最近 日本人の中では流行らないように思う ・・
13. いよいよまずは 目玉のカレル橋に到着した。
王の道はまだ道半ば。 続きが楽しみだ。
それにしても 観光客がワンサといるようだ。
多分 それも楽しく面白いことだろう !
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