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2020年4月

2020年4月24日 (金)

チャイティーヨーのゴールデンロック・落ちそで落ちない聖なる岩

ミャンマーの首都ヤンゴンの北東180km、モン州、 

標高1100mの山あいに、 ミャンマー屈指の巡礼地

チャイティーヨーと呼ばれる霊山がある。

 

 

 

 


01. その山には 「ゴールデンロック」 と呼ばれる

今にも落ちそうな不安定な姿で鎮座する 

金色の巨岩がある。    その上には


まるで 黄金の頭から生え出た一本角のように

黄金の仏塔 ・ チャイティーヨーパゴダ が聳えている。

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02.   南側の入城門で靴を脱ぎ、石畳の参道を

丘のテラスまで登って行くと、 さらにテラスを越えた

向こう側に、  北の町へ降りる階段が伸びている。  

 


一段毎に 食べ物屋が帯のように連なり、 所どころに

お供えもの屋 みやげ屋 食堂 ホテルなどがあり、

参拝客にとってのワンダーランドの様な賑わいだった。

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03.    階段の降り口から北の町が見える。

尾根伝いに民家の集落が続き、丘には金色のパゴダや

ゴールデンロックによく似た金色の岩などが見えた。

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04.   さて テラスに着いたのが夕方5時頃、

参拝客が 何やらゴザを敷いて場所取りをしていた。

 


テラスの所々に ナッ神や伝説にまつわる隠者の像が

あり、 これらにも人々のお参りは欠かせない。

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05.   ゴールデンロックは  テラスから一段

下がった所にあるので 丁度 目の前を塞ぐ迫力だ。


金色の岩から突き出た チャイティーヨーパゴダには

仏陀の聖遺髪が納められているとされる。

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06. ゴールデンロックが度重なる地震に耐えたのも

仏陀の聖髪の威力のお陰かも知れない !

 


さて、 人々が列を作って岩に金箔を貼っている。

そうして功徳を積むのだ。      しかし、

囲いの中に入れるのは男性のみ、  女人禁制だ。

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07.   ところで 見る方向によって 岩の形が

だいぶ違う!  向こう側が透けて見える箇所もある。


上の岩と下の岩は 本当に繫がっておらず、 現在は

奇跡的に ” 落ちそで落ちない聖なる岩 ” であっても、


いつの日か 崩落する瞬間が来たりするのだろうかと 

想像しつつ ハラハラ眺めたものだった。

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08.   言い伝えでは この巨岩は  11世紀

隠者ヤテ兄弟が 自分の帽子の中にずっと隠し持っていた

仏陀の頭髪を納めるため、 その帽子の形に似た岩を

国王に頼んで 海底から引き上げさせたものだ、と言う。

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09.  千年も昔  これほどの稀有な光景を眺め、 

霊感を得て、 聖なる岩と悟り、 崇め、 上のような

伝承・逸話を語り継ぐ人がいても 全く不思議ではない。

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10.   夜になっても 金箔貼りの列は途絶えない。

女性たちは 枠の外側からろうそくを灯し 祈る。

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11.   さて、広場を振り返って驚いた。 

多くの巡礼者が野宿をしている ! 

夕方の場所取りの意味が 初めてわかった ・・

 

そもそも巡礼とはこういうものなのかも知れない。

家族・友人で味わう野宿巡礼の旅自体が功徳であって、


ネオン瞬く建物のホテルに泊まった我々には

功徳は施されないだろう ・・

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12.   ’ 階段レストラン ’ は まだ盛況だ。

野宿する人たちのお腹も満たされることだろう。

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13.   月夜のゴールデンロックもまた格別。

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ところで 岩全体が金色なのは不思議だ。

巡礼者が近づけるのはごく一部だし ・・  恐らく

 

 

何年に一回か 足場を組んで金箔を貼るのだろう。


せっかくのゴールデンロック 

ピカピカ輝いてないと 勿体ないですから。

 

 

 


*    *    *    *    *

 

 

 

2020年4月17日 (金)

ヤンゴン スーチーさんの住む家  落ちそうで落ちないもの!

ミャンマーの首都 ・ ヤンゴンには 1885年に 英国の

植民地となって以来の 「東の庭園都市」 と呼ばれる

美しい地域と 多民族が混在する雑多な市街地が存在する。

 

 

 


01.  ここが アウンサン・スー・チーさんが住む家


大学や大使館が建つ インヤー湖畔の高級住宅街にある。

スーチーさんの父 ・ アウンサン将軍の写真が掲げられていた。

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02.  邸宅は 湖に面した広大な敷地の中にあり、

現在は 国民民主連盟 ・ NLDの本部となっている。


スーチーさんを守るのか 見張るのか分からないが

門前には警備小屋が建っていた。

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03.  こちらは 街の中心部近くにあるレストラン

House of Memories。  かつてこの建物内に

ビルマ建国の父・アウンサン将軍の執務室があった。

 

彼は英国からの独立を目の前に 暗殺により非業の死を

遂げたが、今日でも国民から深い敬愛が寄せられている。

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04.  一方 花の髪飾りが映える 長女スーチーは 

長く植民地支配を受けた英国へ留学  英国人と結婚、


帰国後の 軟禁生活に耐えた後の政治活動は
 
軍部との実権を巡る綱引きの末 国の民主化に頓挫、


仏教徒が多数を占るミャンマーに起きた イスラム系民族

ロヒンギャを巡る事件では 国際社会から糾弾され、 


ノーベル平和賞受賞後も 彼女には多難な人生が続いている。

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05.   さて、街には 日本の中古車が結構走っていた。

’国分幼稚園’ とか  ’日本フルハーフ’ など 

日本語がそのままだ。


再塗装の費用もあるが 日本車への誇りもあるらしい。

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06.    一番手前の車両も SUZUKI だ。


さてこれから ヤンゴンから180km北 ミャンマーを

代表する聖地 「 チャイティーヨー・パゴダ 」 に向う。

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07.  ふもとの町で ’ トラックバス ’ に乗り換え 

40分程かけ頂上に向った。  バスは 急峻な山道を 


倒れそうで倒れない角度、  落ちそうで落ちない

ハラハラ絶妙のバランスで、  登って行った。

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08.    山頂ターミナルに着くと 多くの駕籠かきが

待っていた。  あと一息 長い参道を歩かねばならない。


籠で 自分ちの椅子のように休憩する彼らを見て 正直

彼らの頭や尻と同じところに 座りたくないと思ったもの・・

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09.  チャイティーヨー・パゴダの門まで 5~600m、

なんと お客一人を 駕籠かき4人で運んでる !

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10.    お参りを済ませた人々、

バスターミナルの出店で 軽く腹ごしらえ。

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11.  バストラックのターミナル風景は何とも興味深い。 


トラックの荷台には ぎゅうぎゅう詰めで座席が作られ、

もちろん通路はないから 乗客は 真横から跨いで入る。

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12.  巡礼者も観光客も座席を確保してほっと一息・・


乗り場のプラットホームは背が高く 足元はスカスカで

ちょっとバランスを崩したら落ちそうだ。


でも慣れたミャンマー人、 落ちそで 落ちない !

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13.  ここが チャイティーヨー・パゴダへの入り口。

ここから履物を脱いで裸足で進む。    この先に 

転げ落ちそうな危ういバランスで静止した 金色の大岩、

熱烈な信仰の対象 「 ゴールデンロック 」 がある。 

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トラックと言い、  バスターミナルと言い、

ゴールデンロックと言い、

 


落ちそで 落ちないのが ここの文化だろか !?

 

 

 

 


*    *    *    *    *

 

2020年4月10日 (金)

今日の絵画 「 ドミティエンヌ 」 のパリ便り

もう7~8年前のこと、 私が ブルゴーニュの

とあるホテルに滞在中、 かつてお世話になった

フランス人女性の訃報が メールで届いた。


とりあえず ご家族にお悔やみだけしておかねばと

ホテル備え付けのパソコンに向かった。

 



アメリカ文化の影響下にある日本のパソコンと

フランスのPCは 文字や記号の配列が全く違う。 

四苦八苦していたら 一人の女性が声を掛けて来た。

Paris1



 

PCの使い方と同時に お悔やみにまつわる

フランス語の定型文も教えてもらった。



以来やりとりをしているが、 コロナ渦にあって

ロックダウン中のパリの写真を送ってくれた。

Paris2



 

凱旋門を含むパリ17区の 閑散とした通りの様子と

三日月 (クロワッサン) と 金星 (ヴィーナス) が

寂しく競演する様が ひどく印象的な写真だった !

Paris3



 

日常の食料品の買い物にだけは 出かけられると言う。

1時間ほどの 散歩を兼ねた買い出しは

それはそれは 気持ちがいい、

美しい花に心が浮き立つ、 と言う。

Paris4

 

 

確かに パリのアパルトマンと白い八重桜の風景は

苦しいコロナ渦を忘れさせる 透明な光に満ちている。



昔 大学で文学を教えていたドミティエンヌは

今 母親と二人暮らし、、 
 

彼女らにも 私達にも 早く本当の春が来て欲しい。

 

 

 


*    *    *    *    *

 

2020年4月 3日 (金)

インレー湖 首長族のいる工房 首の長い老女と若い娘の組み合せ

ミャンマー中央部 シャン高原にあるインレー湖沿岸に 

 ’首長族 ’ が 出稼ぎに来る 手漉き紙と織物の

工房 「 ニン ・ ティサー 」 がある。

 

 

 


01.  ミャンマーには130余もの部族がいるが、

この 有名な首長族、パダウン族は 

タイとの国境近くの山岳地帯に住んでいる。


今日 彼らはほぼ観光収入で生活しており、代り合って

山から湖岸の売店に降りて来て 生活費を稼いでいる。

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02.  観光客は インレー湖岸に点在する観光地を

水上ボートで一日がかりで回るのだが、 それぞれの

船着場近くでは 物売りボートが待ち構えている。

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03.  さて 手漉き紙で有名な町 ・ ピンダヤの

「 ニン・ティサー工房 」 に立ち寄ると

和紙にも似た、 しかしさらに民族的な趣きを帯びた

紙の工芸品が並んでいた。
 

飾りの葉や花びらは 周辺から採取した本物の植物で

どれも少しづつ違っている。

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04.     手漉きパルプを打つ人

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05.    傘の骨組みも 木と竹で手作り。

少し小型だが 日本でも実用出来そうだ。

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06.   さて、 この工房に 「首長族」 がいる。

はっきり言ってしまえば 観光客相手の出稼ぎ部隊だ。


こうして写真を撮らせたり 機織りの様子を見せて、

お金を稼ぐ。   チップ用の小皿も置いてある。

 


真鍮の輪を嵌めるのは部族の女性だけで 年齢分づつ

輪の数が増える。  手首や足にも輪を嵌めているが、

ずっと付けたままで 風呂などでも外さない。

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07.  好奇の目に晒し 見世物にするのを批判する

文明国の論調もある。   一方 出稼ぎではなく

直接 村に観光客を誘致して  入場料や土産物で

生計を立てている部族もある。


彼らを見て物珍しさを感じるのは 当然の心情だが

彼らの生き方を尊重しつつ 在るがままに受け入れたい。

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08.  そもそも首長族には美人が多く、金ぴかの

首輪に負けない カラフルなお洒落を纏う女性たち、 

観光大使として これ以上ない魅力的な部族なのだ。

 


後で気付いたのだが、 写真を撮らせたり 機織りを

見せたり、  どんな場面でも 長い首輪の老人と 

首輪は短いが美人の若い娘とが ペアになっている。
 

何というアピール上手!  間違いない組合せだ。 

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( この工房を出た所でも 土産ボートがやって来た )

 

 

 

 

09.  次は 「 ガーペー僧院 」 を湖上から眺める。


途中 水上パゴダや トマトを栽培する浮き畑があった。 

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10.  ところで 首長族、本当に 首が長くなるのでは

なく、7kgにもなる首輪の重みで 鎖骨・肩が下がり、

結果 首が長く見えるようになるのだとか。

 


首が長ければ長いほど美人、 つまりは歳を取っても

一方で 首輪の数が増え 尊敬と誇りが得られる。


我々と違い 加齢も一つの生き甲斐となるのだろか。

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           ( インレー湖風景 )

 

 

 

 

11. 当夜は インレー湖西岸の町 カウンダインの

水上ホテルに宿泊。     ホテル付近の丘では


日本の鳥居みたいなものが パゴダまで続いていた。

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12.  インレー湖の浮き畑群。  水面に 浮いては

いるものの  ほぼ 陸地同様の農地となっている。


所々に 恒久的な作業小屋が建っている。 

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13.    前夜  湖で獲れた魚料理などを食べ

目覚めた朝、ヤンゴン航空国内線で首都ヤンゴンに。

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まだ発展途上にある ミャンマーの地方の町や村を、

そして素朴な生活ぶりを あちこちで見て来たが、


 

可愛いらしいキャビンアテンダントを見て思った。


ミャンマーでは さぞ 華やかな職業なのだろうなと ・・

 

 

 

 

 

*    *    *    *    *

 

 

 

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