「天狗の社・古峰神社」 天狗の御朱印30種余あります!
日光連山の10kmほど南 標高700mの地点に、
500ヘクタールもあるという広大な神社の領地
「 古峰ヶ原 こぶがはら 」 がある。
その中心に鎮座するのが 「 古峰神社 ふるみねじんじゃ 」 だ。
01. そこは 別名 「 天狗の社 」 と呼ばれる。
02. 神社には 日光からでなく 鹿沼インター方面
から向う。 神社手前6kmで 大鳥居をくぐると
神域に入り、 以後 6つの鳥居が迎えてくれる。
03. 開山1300年の歴史がある古峰神社の
ご神体は 実は天狗ではなく、 第12代景行天皇の
皇子 「 日本武尊 やまとたけるのみこと」 だ。
04. 開山以来 山に籠った修行僧・山伏たちの
厳しく屈強な勤行の姿が 尊い祭神の使いとして崇められ、
そこから天狗信仰が生まれたようだ。
05. 災いを取り除く偉大な力の持ち主として
黒いくちばしを持つ 「 烏天狗 」 と
長い赤鼻を持つ 「 大天狗 」 とが 祀られている。
06. 四方に天狗の面が飾られた大広間は いわば
御朱印を書いてもらう人々の 待合所になっている。
07. 天狗を配した 30種以上のデザインの
御朱印サンプルが 飾ってあった。 しかし、
書き手の得意分野があって いつでも希望通りのものを
書いてもらえるとは限らない。 待ち時間も長いらしい。
書き手や巫女の態度や口の利き方が横柄だ、 という
ネット書き込みが有名らしいが、 いただく方も
ろくなお参りもせず御朱印だけが目当ての人もいる。
御札を ” 買う ” という人もいるが
あれは ” 受ける ” だろう ・・
昨今の御朱印帳ブーム、 神社もお参りびとも
お互い 原点に戻りたいところだ ・・
08. 神社に争い事は似合わない。 ここは
老人たちが 時々 マイクロバスでやって来て
遠足のような 楽しいひと時を過ごす憩いの場だという。
09. さて この神社には 「 古峰園 こほうえん 」
という日本庭園が 付随している。 歴史は浅いが
2万5千坪という 日本一の広さ、
山々を借景として 大芦川の清流を引き込んだ池
茶室や峰の滝を配し 四季折々の花と樹木、、
びっくりするくらい立派な庭園だった。
こんな山奥でなく 京都にあれば 即名所なのに !
10. また このあたりは 757年に日光開山を行った
「 勝道上人 」 が修行をした山としても有名だ。
古峰神社とは別に 勝道上人を祀った社もある。
11. 大きな下駄が奉納されていた。
12. 日本庭園に水を引いた大芦川の 「 大芦渓谷 」、
大小20もの滝があり ハイキングコースになっている。
途中の山肌には 白いシートがかけられた苗木群があった。
若木を鹿に食べられてしまってはかなわない !
13. コースの中でも この白井平橋付近が一番の
紅葉の名所だ。 この時は11月半ば、 少々遅かったが
若葉の頃、紅葉の頃、 それぞれ 清流と共に絶景だと言う。
さて 古峰ヶ原には 想像以上に見どころが沢山あって、
遠くからわざわざやって来ても それだけの価値がある。
ただ 本当に山の中 ・・
神社も日本庭園も清流の渓谷も 京都にあったら
どんなに人が来るだろう。
でも だからこそ 天狗が出るのです !
険しい山中だからこそ 修行の場なのでした !
それにしても ” 古峰 ” を こぶと呼んだり
ふるみねと呼んだり こほうと呼んだり 工夫してるネ
* * * * *
« 今日の絵画 「 Absente ・・ 」 | トップページ | ミャンマー・バガン 川岸の巨大黄金の塔・あちこち犬だらけ »
「国内旅行 関東編」カテゴリの記事
- 那須 ” 殺生石が真っ二つに割れた! ”(2022.04.01)
- 牛久シャトー 日本遺産の醸造場 蜂ブドー酒と電気ブラン(2021.04.23)
- 牛久大仏 ギネス登録 世界一のブロンズ立像大仏(2021.04.16)
- 房総半島に東洋のドーバーあり、 犬吠埼灯台は世界百選の一つ(2021.01.08)
- 謹賀新年 日本で一番早い初日の出・銚子市犬吠埼(2021.01.01)
コメント
« 今日の絵画 「 Absente ・・ 」 | トップページ | ミャンマー・バガン 川岸の巨大黄金の塔・あちこち犬だらけ »
bellaさん、こんばんは(^o^)/!
「古峰神社」は初めて知りました。
御祭神は、ヤマトタケルノミコトでしたか?!東征の際、その辺りまで行かれたのでしょうね。
神社へお参りし、ご朱印をもらうことはとても良いことですが・・・(-_-)ウーン...なんだかなぁ・・・?
その様子を見ていないので、言える立場ではないけれど、「どっちもどっち」という気がします。
「お札を買う」は明らかにおかしいですよネ!やはり、おっしゃる「受ける」ものであり「ありがたく頂戴する」ものだと思います。
このような隠れた名所が最近、外国人の間で人気になっているのでは?
投稿: 慕辺未行 | 2020年1月25日 (土) 23時40分