小樽運河 武骨な倉庫群がロマンチックな名所になった!
01. 彼らが眺めているのは ・・・
02. そう、小樽と言えば 「 小樽運河 」。
この運河は 1923年(大正12年)に、 沖合いで
荷揚げした艀(はしけ)が 直接倉庫の近くに行けるよう
海岸の沖合を埋め立てて建設されたものだ。
全長1、140m 南運河と北運河に分かれていて、
有名な倉庫群は 南運河沿いに並んでいる。
03. 南運河の 「 浅草橋 」 付近は
主に外国からの観光客で 大賑わい !
04. こういう写真を撮るのはたいてい外国のお客様。
05. 彼らのバックには 赤い蔦が美しい「 渋澤倉庫 」
06. さて、私も約40分の運河クルーズを体験してみた。
中央橋から乗り込んで すぐに広々した小樽港に出る。
鰊産業などが華やかな時代 函館 江差と並んで
さぞ多くの船舶が出入りしたことだろう。
比較的波が穏やかな良港とされ 今は第一管区海上保安本部が
置かれ、 青いラインの巡視船や警察の船も停泊している。
07. 遊歩道設置で幅20mまで埋め立てられた南運河に対し
北運河は本来の40m幅を保っており、 昔ながらの建物や
多くの船が係留され 観光的でない小樽運河の姿を留めている。
08. 最後に観光の目玉 倉庫のある南運河をひとめぐり。
木組みの家々や館が並び 美しい花々や樹木と白鳥の運河、
国の内外で 様々な 魅力あふれた運河を見て来たあとで、
小樽運河の魅力を 私は正直いまいち掴みきれなかった ・・
もともとここは 美観地区でなく ’武骨な倉庫群 ’ だった、
ということを 私は忘れていたかも知れない !
09. その倉庫群は今や 主に食堂・土産物屋になっていて
運河の反対側、建物の入り口は 結構魅力的な佇まいだった。
10. 建物に沿ってメニューの写真が並び どこを選んで
良いのやら分からず、 結局はベタながら小樽運河食堂へ。
11. 内部はレトロな昭和の町のようになっていて
ビヤホールや食堂が幾つか並んでいた。
12. 結局は海鮮丼を。 一見豪華そうだけれど、
お澄ましも香の物も付かず 醤油小皿がポツンと 愛想無し。
店員さんも無愛想で面倒臭げで、 ココロが感じられない。
おまけに 隣の店と
客の列が店先を邪魔するとかナントカで 口喧嘩 ・・
365日 毎日まいにち 観光客が詰めかけたら きっと
こうなのだろうナ。 本来 小樽には美味しいものが
あふれているはずだ。 ちゃんと調べるべきだったかも・・
13. 倉庫前の遊歩道には 艀で倉庫に荷上げ下ろしする
当時の様子を描いたパネルが 何枚か嵌め込まれていた。
戦後になると港に埠頭が整備されて 運河は使命を終える。
そこで 運河を埋め立てて 街を整備しようとする派と
小樽の昔からの景観を守ろうとする派の 論議が長く続いた。
結局 運河の幅の半分を埋立てて道路とし、 残りを
ガス灯付きの遊歩道とすることで 昭和61年に決着。
今日 運河を中心とした ロマンチックな
「 小樽歴史景観区域 」 が編成されなかったら
小樽はこれほど人気の街にはならなかっただろう。
有名なご当地歌謡曲も生まれなかっただろう。。。
* * * * *
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コメント
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bellaさん、こんばんは(^o^)/!
今回も小樽、かの有名な小樽運河ですね。
私も小樽は何度か訪れたことがありますが、運河よりもガラス工芸で有名な”北一硝子”へ行くことが目的だったように記憶しています。
母を初めて北海道へ連れて行ったとき、最終日に小樽へ行き運河沿いを歩き、ガイドブックに載っていたお店でお寿司を食べました。
母の死後、母の部屋を少しずつ片付けていましたが、北一硝子のオルゴール館で買ったオルゴール(メロディーは♪北の国から♪)がありました。今は私の部屋に置いています。
私が何度も何度も北海道を旅していたころは、有名観光地といえども外国人観光客の姿は少なかったのですが、今はどこへ行っても中国語や韓国語が聞こえてくるのでしょうか?”郷に入っては郷に従え”を実践してくれる人たちばかりだといいのですがねぇ・・・?!
今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございました。
投稿: 慕辺未行 | 2019年12月14日 (土) 23時22分