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2019年7月 5日 (金)

シュテファン寺院で石打ちの刑を偲ぶ。大観覧車で異臭の思い出。


ウイーンのランドマークと言えば 「 シュテファン寺院 」 だ。

近年一気に増えた観光客が 引っ切り無しに大聖堂の内外を

そぞろ歩く。     厳かな礼拝はいつ行われるのだろうか。







01.   聖堂ではちょうど 女声合唱隊が聖歌を披露していたが、


頭上6m辺りに 見たこともない不思議なオーナメントが 

吊り下げられていた !    雲か岩か 隕石か 、、、  
   

辺りの人に聞いてみたが 一向に埒が明かない。

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02.  結局 現地の詳細なウエブサイトで その秘密を探り当てた。 
 

つまり、 ’石打ちの刑’ で殉教した守護聖人シュテファンを偲んで 

天空を1332個の石のオブジェで埋め尽くしたのだと言う。



昨今の環境配慮に沿って プラスチックは使わず紙だけで作られた

このアートワークは  3月6日 ’灰の水曜日’ から 6月10日

’聖なる土曜日’ まで飾られ、 受難節やイースターなどの節目には 

紫や赤のライトアップがされたらしい。

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              ( 中央祭壇の右手で 男声合唱隊が出番を待っていた )




 


03.   そもそも キリスト教の聖人は 激しい苦痛と共に殉教した者が

多く、  サン・シュテファンはその最初の殉教者に列せられている。


矢によって射抜かれたセバスチャン、 ネロ帝の迫害により

逆さ十字架で殉教したペトロ、 火炙りの後刺殺されたポリュカルポス



彼らの死は 後世の信者たちの信仰のよすがとなり、 

絵画彫刻など 芸術の題材ともなって来た。  シュテファン寺院で

遭遇したオーナメントも   2000年も後世の信者たちの

殉教者への現代的敬愛の表現法だ と思うと大変興味深い ・・

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      ( 有名な石の説教壇 右下で身を乗り出しているのが作者本人)

 





04.       シュテファン寺院の印象的な外観

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05.       南塔は343段の階段で、 北塔はエレベーターで

登ることが出来る (当然こっち)。    色タイルで葺かれた屋根の

デザインが美しい。 左はオーストリアの国章 右はウイーン市の紋章。


1950年は第二次大戦後 教会が再建された年だ。

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06.       ウイーンは観光馬車の街 、、、  

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07.      6月のこの日 気温は35度。  焼けつく熱さだ。
  

馬だってやってられない!

御者が馬や道路に水を撒いて 暑さを凌いでいた。

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08.      ウイーンの馬車の職場です。

 馬たちの働きを見てあげて! 

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09.       私のウイーン来訪は3回目、  
 

失礼ながら 昔は自ら目立とうとしない田舎都会だったウイーンが 

今や晴れやかに観光都市を自認している感がある。 

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10.     パリ同様 ほぼ全世界の観光客が押し寄せてはいるが、

特に、 近場の日本から旅行先をシフトし始めた中国の人々に 

ウイーンも占拠されかかっているかのようだった。

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11.  シュテファン寺院界隈で 学生が街の絵地図を手描きしていた。

ウイーン名物 「 プラター大観覧車 」 を組み合わせる者もいた。



観覧車は 1897年 皇帝の即位50年を記念して建造されたもので、

オーソン・ウェルズの 「 第三の男 」 や ジェームス・ボンド映画

などの 重要な場面で登場している。

設備は当時のまま 何も変わっておらず 貴重な文化財だ。

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                              ( 映画  第三の男 から )






12.    大観覧車に付いているワゴンはかなり大型で 定員が16名。

私の昔の記憶によれば  確か 手すり際に立ったまま 

ウイーン市街やドナウ運河の眺望を楽しんだと思う。   



ただ、 その時乗り合わせた西洋のご婦人方の 脇の匂いが強烈で、

広々したワゴンではあったが  むせかえるような異臭だけが

大観覧車の思い出となって残っている ・・・!

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             ( ペスト記念柱 ペスト大流行終結を神に感謝して建設されたもの )





 

13.     ペスト記念柱の手前、 多くの観光客が水を汲んでいた。

5月は18度に届かぬ寒さだったそうだが、 6月は熱波が来て暑かった !

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ホテルや目抜き通りの店は別として そもそも冷房という概念が無い。


灼熱の街路から逃げ込んだレストランで 扇風機すらない密閉熱地獄、、

あちこちで経験した今回の 中欧旅行でした 。





( 因みに 中欧とは 昔、東欧と呼ばれた地域のこと。 
 

世界の勢力地図がどんどん変化し、 もっと東にヨーロッパが

広がったことが そのネーミングの理由らしい。 )

 






*    *    *    *    *    *    *

 

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コメント

bellaさん、こんばんは(^o^)/!
先週から引き続きウイーンですね。残念ながら私はオーストリアは訪れていなくて・・・(>_<)!
シュテファン寺院・・・、大聖堂や教会ではなく寺院なのですね。(どこで区別しているのだろう?)
キリスト教の殉教者に限らず、中世ヨーロッパではかなりの苦痛を伴う刑罰があったそうですね。
そしてどれほど多くの人々が涙したことでしょう!
観光馬車のお馬さん、暑さにグッタリでしょうか?!ローテンブルクの街でも暑さの中、お客を待っている馬車のお馬さんがいたっけ!
最後の写真の給水機、お水は無料なのでしょうか?きっと・・・有料ですよネ?!

今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございました w(^o^)w!

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