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2019年5月17日 (金)

「スターヴ・チャーチ」 ノールウェーの森とヴァイキングが生んだ宝


ノールウェーには 中世時代からの古い木造教会

’ スターヴ・チャーチ Stave Church  樽板教会  '  が残っている。 
 

その古き佳き趣きは ノールウェー人ばかりでなく 日本人の心にも 

深く沁み渡り、  異文化とも思えない懐かしさを感じる。

 



 

01.     「 ホッペルシュタッド スターヴ・チャーチ 1130年頃 」


かつては ヨーロッパに木造教会は数多く存在したが、 やがてそれぞれ

石造りに建て替えられ 今やノールウェー国内には28棟が残るだけだ。


この教会も19Cに修復されるまでは  外板が剥がされるなどして 

非常にみすぼらしい状態にあったという。

01_5






02.      ノールウェーの教会は  歴史遺産に指定されるような

立派なものでなくても さすが森の国、 今日でも多くが木造だ。 


町や村の守護神として一隅を照らすその姿は 何ともメルヘンチック !

02_5







03.     ハダンゲル・フィヨルドの東端の街ヤイロから 首都オスロに

至るルート上でも 私はたくさんの木造教会を見ることが出来た。  07.で

紹介する名物スターヴ・チャーチも 遠くからではあったが目撃した。



但し見つけようという 鋭い目的意識を持たない限り ノールウェーの森に

隠れて  何も見えないかも知れない ・・

03_5







04.       「 カウパンゲル スターヴ・チャーチ 1180年 」


内部には 教会の荷重を支える ’ 太い支柱・スターヴ ’ が22本 

まるでそこに生えている木のように林立している。 


スターヴ・チャーチは 内部の設え 装飾全てが木だから 外観ばかりで

なく   内部も日本文化に通じる たまらない魅力にあふれている。

04_5







05.      「 エイスボル スターヴ・チャーチ 1250~30年 」

最も保存状態のよい スターヴ・チャーチの一つ。

05_5






06.     さて当たり前ながら ルート上のどの木造教会にも墓地が

付随していた。    墓石は小さく低く ノールウェー人の地味な趣向が窺える。

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07.      「 ボルグンド・スターヴ・チャーチ 1250年 」


アナ雪のエルザ姫の城のモデルとなったと言われ、

観光客が多く訪ねる 最も有名なスターヴ・チャーチの一つだ。



切り妻屋根から 4つの竜頭の彫刻が威嚇するように見下ろしている。

ヴァイキングが乗ったロングシップ船首にもこんな竜頭彫刻が付いていた。



竜と言えば日本の寺の天井や障壁画によく登場するが

強さ恐ろしさを表現するのに 同じ竜が活躍するところが面白い。

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08.     「 ウルネス スターヴ・チャーチ 1130年 」


ルストラフィヨルドを望む 高さ120メートルの崖の上にあるこの教会は

ユネスコの世界遺産に登録されている。

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09.      ルート上でも 相当古そうな木造教会はあったが 

今回は立ち寄ることは出来なかった。    チャンスがあれば

次回は  スターヴ・チャーチ巡り専門の旅をしたいものだ ・・・!

09_5







10.       「 オイエ スターヴ・チャーチ 1125年 」


オイエ渓谷を背に 三角屋根を3つ重ねた独特のムードを醸し出す

この教会は   スターヴ・チャーチとしては 最小の部類に入る。 

かつて 別な場所で洪水に流され ここに移築・再建されたという。

10_5







11.      「 ガルモ スターヴ・チャーチ 12C 」

大きな聖堂や教会とは 趣きを異にする  愛らしい雪景色だ!

11_5








12.       「 ロム スターヴ・チャーチ 12C 」


木造建築の強さ・脆弱さは 日本人がよく知るところだが、 ここに登場した

スターヴ・チャーチで  長い歴史を経て 増築 破壊 再建 移築など

を免れたものは一つもない。



その中でも ロム教会の屋根のドラゴンヘッド装飾は 珍しくも

中世のものが そのまま維持されているそうだ。  

12_5








13.       「 ヘッダール スターヴ・チャーチ 13C 」


ノールウェー最大級のスターヴ・チャーチで、 一見 如何にも樽の板を

そのまま使ったような造りになっている。


しかし 実際は樽職人ではなく  そもそもスターヴ・チャーチは

ヴァイキングの船職人たちの造船技術が 活かされた建物だった。



つまり こう言えると思う。     "  スターヴ・チャーチは 

ノールウェーの森と ヴァイキングが生んだ宝もの ”   だと。

13_4

 

 

ヨーロッパの幾つかの教会で 外側は石造りでも 内部・特に天井に

船造りの知恵が活かされたものがある。  船底をそのままひっくり返して

教会の天井に応用してしまうなんてことがよくある。




燃えてしまった パリのノートルダム寺院の天井と塔にも 

どの範囲まで 木が使われていたのか 気になるところだ ・・

 




さて最後に  以上の美しく魅力的なスターヴ・チャーチの写真を

掲載させていただいた 私のノールウェー土産のカレンダーに 感謝します !

( 01. 04. 05. 07. 08. 10. 11. 12. 13. ) 


Thank you so much 、 Pictura Normann Production  ! 

 

 


*    *    *    *    *    *    *

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コメント

bellaさん、こんばんは(^o^)/!
ノルウェーの教会がこれほど木造建築が多いとは、初めて知りました。
同じ北欧のフィンランドで、私が訪れた街には全く見かけませんでした。
木造の教会・・・、どこか温かみがある優しさを感じます。
それと、かつては木造建築が多かった数十年前の日本の姿とダブってしまい、懐かしささえ覚えます。とくに急峻な屋根は、合掌造りの民家の屋根を彷彿とさせます。やはり雪が多い地域ならではの工夫でしょうね。
なんだかとても癒される風景に出会えた気がします。
今夜も楽しいバーチャル旅行、ありがとうございました。

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