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2019年2月

2019年2月22日 (金)

「ツヴィンデの滝」「ホテル・スタルハイム」フィヨルドの話あれこれ


ノールウェー・ベルゲンの北東約140kmに 谷間の絶景で有名な

スタルハイム村がある。   ベルゲンからスタルハイムに向かう途中 

Vossという町の近くに 目を引く大きな滝があった。







01.       「 ツヴィンデの滝 Tvindefossen 」


落差150m、 岩棚を段々に落下する雪解け水の流れは華やかで

リズミカルな音楽が聞こえて来そうだ。

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02.   ツヴィンデは古ノルウェー語で2つの、を意味し 二本の滝が

隣り合って流れ落ちることから名づけられたが、 下に行くほど枝分かれし

まるで ’ 家系図 ’ みたいな滝になる。

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03.     このツヴィンデの滝は ディズニー映画・アナと雪の女王の

ロケーションモデルになったといわれている。   

  主人公のお城の町も

三角屋根の あのベルゲンのブリッゲン地区がモデルだと言う。



いずれにせよ 映画は 主に冬のノールウェーの極寒の風景に 

想像を交えての産物だから  夏の風景は参考に過ぎないだろうけど。

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04.      また この滝は ’ 若返りの滝 ’ といわれ、 

水を一口飲めば10年は長生きできる という言い伝えがある。 


私は2回飲んだので あと20年は大丈夫かも知れない !

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05.   若返りの滝から数十km、「 ホテル・スタルハイム Stalheim 」 

に着いた。     1842年創業の老舗・スタルハイムホテルは 


真正面の滝と フィヨルドが作った谷間の絶景が売りで、 

欧州の片田舎!? にあるのに 長くその人気を維持している。

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06.     外観・内装共にシンプルな北欧スタイルだが 木のぬくもりが


心地よい。 草の生えた屋根は 三角屋根に白樺樹皮を葺き その上に

芝を敷き詰めたものだ。   隙間風も防げるし 冬は防寒にもなると言う。

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07.    渓谷側の部屋を注文しておいたので 絶景を飽かず眺められた。

左側が生の風景で  右側がガラスに映った風景だ。

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08.     夕食はバイキング、 肉や野菜も食べたが やはり魚料理を

狙い撃ち。  右下はアメリカ人の新婚夫婦 (年齢と新婚は関係なし!)。


従業員さんの首筋に刺青が。  動脈の上だから相当真剣だ。

” 猛 滋 不 変 ” という字列の色が滲んでいる。 


意味を聞いたが 当を得ない。   何かの聞きかじりの中国語に 

彼女の願いとイメージを 重ね合わせたのかも知れない。

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09.       実はこのホテル 私達 二度目の訪問だ。  

ウン十年前 3歳の娘を連れて夏のバカンスにやって来た。 

  まだ日本人は見当たらず 周りは 西洋の紳士淑女ばかり。



夕食時 娘はニコニコと愛嬌を振りまきながら レストランを歩き回わる。


例えばフランスでは 一歩家の外に出たら ” 子供は小さな紳士 ”、

挨拶もマナーも一人前でなければ 世間に出る資格がない。  

テーブルから離れて 歩き回るなんてもってのほかだ。




っと 一人のフランス人が言った。   ” これが本当の子供だ。 

あなたたちは 素晴らしい育て方をしている !! ”    



甘やかされ放題の日本の子供も知っているし、 青白き人形の如き

フランス人の子供も知っている。   自戒もあり、 言われて単純に

喜んだ訳ではないが、 実に印象深く忘れ難い紳士の言葉だった。

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10.    さて変わって こちら ’ハダンゲル・フィヨルド’ 沿いのホテル、

ウルヴィク Ulvik 町にある 「 ホテル・ブラカネス Brakanes 」 の

正面には 典型的なフィヨルドの絶景が広がっている。

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11.     ハダンゲル・フィヨルドはベルゲンの南側に位置している。


朝夕で 天候で 季節で、 フィヨルドの風景はそれぞれ変化するが 

テラスで過ごした短いひと時でも 大変気持ちが良かった !

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12.     ホテルの隣の敷地には 白い教会と墓地があった。


ノールウェーの教会はほぼ木造だ。    石造りとは趣を異にした

親しみやすさがあり、  旅の道中で木の教会を見つけては喜んだ。

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13.      フィヨルドには 大きな吊り橋が架けられている。


ノールウェーの海岸線の長さは 83,281kmで 世界第2位、 

フィヨルド湾に一体幾つの このような橋が架けられているだろうか ・・



また フィヨルド湾の所どころで サケなどが養殖されていた。

こんな養殖場を見つけるのも 楽しかった。

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因みに 海岸線の長さ 世界一はカナダ。 しかし国土面積自体が

大きいので (ノールウェーの22倍) 比較にならない。




似たような大きさの日本の海岸線の長さは 29,751km (第6位)



四方を海に囲まれた さすがの日本も 

ノールウェーのフィヨルド海岸線には負ける という塩梅だ !







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2019年2月15日 (金)

ベルゲン魚市場 物価高・串焼きとジュースで食事代6800円

 
ノールウェーの古都 ・ ベルゲンの歴史地区、 ヴォ―ゲン湾沿いに

魚市場がある。 1276年のオープン以来730年以上も続いている。


ノールウェーの海の資源がどれ程豊かで、 国民生活と産業に

どれ程重要な役割を果たして来たかを 物語る歴史の長さだ。 







01.     笑ってるみたいな大口のアンコウ、 サーモン マス

タラ オヒョウ ナマズ 多くの甲殻類などが ケースに並べられていた。


切り身も無い訳ではないが 多くは 丸ごと、またはフィレ状で売られる。

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02.       農地は国土の3%しかないけれど、  ’北海’ が 

原油と水産物という 2大資源を生み出してくれるお陰で ノールウェーは

大黒字国家、今や EUにも加盟せず 悠々と高福祉国家の道を歩んでいる。

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03.     今日 日本のスーパーでは サーモン 鯖 ししゃもなど 

ノールウェー産の水産物が 当たり前のように並んでいる。  一方


ベルゲンの魚市場では 寿司職人が海苔巻きや握り寿司を作っていた。 


世界ではとんでもないアレンジ寿司が横行しているが、   ここのは

産地直送・ネタも良く 正統的で美しく 美味しい寿司だと評判だ。

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04.     ハンザ同盟を下支えした歴史ある産物 「 干し鱈 」 は

ノルウェー北部で獲れた鱈を塩漬けにして干した 昔ながらの保存食、

今なお名物だ。    ゆっくり水で戻したものを改めて調理して食べる。

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05.     さて フィッシュマーケットで 軽く食事をとることにした。

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06.     ムール貝の酒蒸し(2384円) と エビ ほたての串焼き

(2つで3504円) を頼んだ。    単純な料理なのに、 
  

レモンを絞って頬張ったら  天にも昇る幸福感が降りて来た !   

しかし 値段も天にも昇るほどお高い ・・

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07.     地元で一番人気 アップルとブルーベリーのジュース

’ Gudvangr ’ も 併せて一瓶注文した (料理注文割引で944円)。 
 

計4品で427クローネ、 2018年の換算レートで 6、832円也 !

日本で フレンチのランチ・コース2人前ぐらいは 食べられそうだ。

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08.     屋台は 透明のシートで覆われていた。  夏はまだしも、 

秋・冬・春 極寒の季節は シートがなかったら凍てつくことだろう。


湾沿いに セグウェイ・観光ツアー の一団が通っていった。

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09.   パンケーキ(1枚480円)の 美味しそうな匂いが漂って来た。 

串焼き1本ぐらいでは まだまだお腹は満たされない ・・

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10.      パンケーキを買ったものの ジャムやクリームを見て

一瞬たじろいだ。  クリームが垂れて ジャムが飛び散っている !


不潔かも 、、、、  エエーイ、 ここで怯んではならない。 

汚れてなさそうなところを選んで ケーキにトッピング。 

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11.     一方 マーケットのトイレは  殺菌作用のブルーライト。


日本よりカード社会が進んでいて 使用料は小銭でなく カードだった。 

お陰で 扉を開けるまで結構 頭を使いました !

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12.      ノールウェーは 平均寿命 教育 所得 医療 

生活水準などから算出される 豊かさ指数が12年連続で世界一だ。


しかし 出産や医療・教育費が無料という高福祉国家の裏には 

高い税金があるし、 女性の議員や教師の数が多い男女平等社会には

女性にも徴兵制が課せられるなどの側面もある。 


何事も ’ほどほど’ の日本社会と比べたら 興味深いことだ。

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13.      フィッシュマーケット越しに 

丘を逆登って重なる 街の教会やホテル 家々が見える。 


遠近が短縮されているが、 フィヨルド地形のごく僅かな平地部に 

街が作られたことが よく分かる。

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因みに 現金払いでなく トラベラーズチェックや カード払いでは

もう少し換算率が良くなる場合もあるし、

換算レート自体 日々変動している。  




が、 いずれにせよ 北欧では

旅行者の財布に 北風がピューっと吹き付けることは間違いない。







********      ********    

 

2019年2月 8日 (金)

ベルゲン・ブリッゲン地区、木肌が魅力 世界文化遺産木造建築 

 
    ノールウェー第2の都市 「 ベルゲン Bergen 」 は 

12~3世紀頃はノールウェーの首都であった。    さらに

17世紀までの400年間 ハンザ同盟の拠点都市として栄えて来た。







01.   ベルゲンの顔と言えば この三角屋根の木造家屋が建ち並ぶ

「 ブリッゲン Bryggen 地区 (ユネスコの世界文化遺産) 」 だ。



ここは 13~16世紀頃 主にハンザ同盟の中心的役割を担った

ドイツの商人の家 事務所 倉庫として使われた。

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02.     ハンザ同盟は 国家どうしの繋がりでなく、 ロシア フランドル 

ノルウェー  ドイツなどの 交易で繁栄した街の有力商人の団体だった。



お互いに関税を掛け合わない、   リューベック ハンブルク ブレーメン等 

ドイツの商人が中心となっていた、 など  現在のEUを彷彿させる。

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03.     扱われた産物は バルト海のニシン、 ドイツの木材 琥珀、

フランドルの織物、 ポーランドの穀物、 ロシアの黒貂 熊 リス等の毛皮

などだが、 特に 倉庫は干タラと穀物で いつも満杯だったと言う。

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04.      ブリッゲン地区は 物資の荷下ろしが便利に行えるよう

ベルゲン湾に面して作られた。     港の裏手に控えるフロイエン山

からも 茶色い三角屋根の地域が見える。

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05.     フロイエン山は標高320mだが、 7つの山々に囲まれた

ベルゲンの街や フィヨルド特有の入り組んだ海岸線を一望出来る。

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06.      フロイエン山山頂へは ケーブルカーで約6分で登れるが、 

全長844m 最大斜度26度、  その急斜面は結構スリリングだ。

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07.     再び ブリッゲン地区。  三角屋根の建物はそれぞれ奥に

ウナギの寝床のように縦に伸びている。  板壁に挟まれた路地や 

店舖をぶらぶらすると 迷路の中に居るように感じてくる。

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08.     現在は 手編みのセーターや手芸、 絵画・工芸の工房や

店舗が並んでいる。  北欧的な製品はもとより  何と言っても 

木造建築の木肌のぬくもりそのものが素晴らしかった。



ヨーロッパでは 大方は 石の文化ばかり見せつけられるが、 

木肌好き、 魚好き、 日本みたいな文化がノールウェーにありました!  

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09.     こんなお家は 日本の漁村にありますよね~


靴を履いたまま上がるところが やっぱり外国ですが ・・・

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10.     しかし 密集した木造建築の弱点、 ここも何度も 火災に

見舞われたそう。  その度 同じ様式で再建・維持されて来た。


それも 日本の文化財保護の苦労を 理解し合える点かも知れない。


白い漆喰の家 (右上
) は ブリッゲン最古の建物 (1666年)。

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11.    さて次いで、 湾に面した魚市場付近にやって来た。 

マーケットを見物して 何か美味しい魚介類を食べようという目論見だ。

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12.   ふと湾に目をやると、 大きな茶色の犬が 海に飛び込んでは

ペットボトルを見つけ、それをくわえ 陸に上がり、 ブルブルっと震えて

水しぶきを飛ばす。   またまたペットボトルが投げられる ・・


ってなことを 5~6回繰り返していた。   私も犬好きであるし、

つい 飽かず見続けてしまった。

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13.      男の子たちも 犬の姿を眼で追っていた。 

犬のヤツ 僕より偉いなあ~ よくやるよ って思っていたかも知れない。



浮き桟橋で 肘をついて 裸足でくつろぐ彼ら 

無意識でしょうが、、、 ノールウェーの木肌 気持ちいいでしょう、、、  

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次回は 魚のマーケット ぶらぶらしてみます ~







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2019年2月 1日 (金)

ノールウェー「裏見の滝スタインダール」「内陸の不思議な景観」


ノールウェーと言えばフィヨルド、 フィヨルドと言えば 氷河による

浸食作用で削られた 切り立つ断崖の足元に続く細長い入江のこと。       



今回は 有名なフィヨルドの一つ 「 ハダンゲル・フィヨルド 」 に

やがて注がれる名瀑を訪ね、  さらに フィヨルドの先の内陸で

どんな風景が広がるのか追ってみた。







01.     ノールウェー第2の都市・ベルゲンの南東約80km


ノールハイムスン村の近くに 「 スタインダールの滝 (Steinsdalsfossen) 」 

がある。  この流れはやがて ハダンゲル・フィヨルドへ注がれる。 

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02.    1699年 川の流れが変わったことで 突然出現した 

落差50mのこの美しい滝は  ” 裏見の滝 ” として有名だ。 


滝の裏手に道が整備され 安全且つ濡れずに 滝を見ることが出来る。

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03.      雪解け水が最も豊富に集まる6月、 見事な水量だった。


橋わきの土産物屋まで 風に舞う霧がもうもうと押し寄せ 

客の出入りの度 ドアは閉められた。

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   (      滝裏の小道   )







04.       レース模様のしぶき越し ・・

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05.      断崖がV字に切れ込んだ雄大なフィヨルドの風景も 

内陸では穏やかなものとなる。  時々 草が生い茂る屋根も現れる。  


私は それを見つけてはシャッターを切って楽しんだ ・・

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06.      野の花に覆われた農村の道端に 数軒まとめての

郵便受け箱と 投函ポストが設置されていた。

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07.      再び こんな岩山も現れる。

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08.      国道7号線は やがて ハダンゲル・フィヨルドを離れ

エイド・フィヨルドAidfjord 沿いに進む。     そのどこかで


古い石橋に出会った。  「 マーボ橋 Mabo Bridge 1910年造 」 は 

9.3mと7.9m ふたつのアーチを持つ 長さ55mの石橋だ。

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09.     現在は トンネルが開通し 橋は使われなくなり

文化財として保護されている。  切り立つ崖と激流、 ノールウェーの 

厳しい自然を目の当たりにして 怖ろしささえ覚えた。


この 全長72kmの Bjoreio 川も エイド・フィヨルドに注がれる。

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10.      さて 国道7号をさらに進むと、 フィヨルドは終わり 

川ともつかぬ 湖ともつかぬ 不思議な景観に変わっていく。

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11.      ベルゲン
オスロ間は 直線で約300km、 飛行機で

1時間弱、 もちろん列車も通っている。  車・バスでは延々と7時間。  



残雪を頂く丘と一軒家、 圧倒的な大自然と覚悟ある人間の営み、

美しいような、 寂しいような、 ただただ無言で見つめるばかりだ。

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12.    観光パンフレットや画像でよく見る 典型的なフィヨルドの先、 

内陸が こんな風景になるとは想像もしていなかった。   これらも


恐らく氷河が削った湖か河川だろう。  細々海と繋がっているのも 

中にはあるかも知れない。  舐めてみないとわからない。



民家すらない 水と陸地がせめぎ合う寂寥の風景が さらに続いた ・・

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13.     さてそんな中、 もちろん 時々町もコンビニも現れる。


’ Kundetoalett ’ Kunde とは あなたのこと、カスタマーだよ と

写真のお兄さんが教えてくれた。    旅先のトイレは有難い。

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ところで ノールウェーの消費税は25%、 福祉政策の恩恵を受けない

観光客にはかなりの負担だ。 サンドイッチドック 46クローネ (736円)

ドリンク込みで74K (1184円)、アイスが29~36K (464~576円)




こういう所で食事を簡単に済まそうと思ったら大間違い、

かえって ちゃんとストランで料理を食べる方が 安い場合もある。





いろいろ勉強になりました !






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