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2017年12月 1日 (金)

南仏「カルカソンヌ」 鉄壁の二重城壁、塔からブタが投げ落とされた!


南仏ラングドック・ルシヨン地方にある 「 カルカソンヌ Carcassonne 」 は 

地中海とツールーズを結ぶ交易路上の中心都市として栄えて来た。



それぞれの時代の支配者たちが造った堅牢な城壁が 

旧市街 ( ラ・シテ La Cite )を ガッチリと二重に囲んでいる。







01.       見るからに頑丈そうな城塞だが、   解説書によれば 

その独特な姿から 知恵の限りを尽くした中世の攻防戦の様子が窺える。


城壁の内・外に  跳ね橋 落とし格子付き固定橋 跳ね出し櫓 

銃眼付き防衛壁 巡回路付き幕壁 望楼 石落とし 等々の仕掛けがある。

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02.     内壁 Enceinte interieuer と外壁 Enceinte exterieure は

5~13世紀にかけて 継ぎはぎしながら造られていったものだが 


これ程見事な 鉄壁の城壁は 私はかつて見たことがない。

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    ( 右下は カルカソンヌ初期の伝説の王妃ダーム・カルカス Dame Carcass )   







03.      入口の 「 ナルボンネーズ門 Porte Narbonnaise 」 をくぐると 

急勾配の小道の両側に 中世の街角が待っていた。

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04.     さて 8世紀  カール大帝がこの城を兵糧攻めした際のこと、 


王は既に亡く 王妃ダーム ・ カルカスは 何とか籠城5年目を迎えていた。

兵隊の多くを失い 食料も底をつきつつあった。  彼女は兵隊の代わりに

カモフラージュの藁人形を並べるなど 様々な策を尽くしたが 、、、  



遂に食用の豚が一匹になった時、 彼女は なけなしの貴重な小麦を

敢えて豚に食べさせ、 なんと それを塔から投げ落とした!


地面に叩きつけられた豚の胃袋が裂け 大量の小麦があふれ出した。 



それを見たカール大帝側は カルカソンヌ城には 豚に食べさせるほど

充分な食料がまだある、   これ以上粘っても無駄だと 撤退を決めた。

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05.      撤退しかかった大帝軍に 王妃カルカスはラッパを吹き鳴らさせ

和平を結ぼうと呼びかける。 すると王は承諾し 見事に条約が結ばれた !


カルカソンヌという街の名前は ” Carcas sonne カルカスが吹き鳴らす ”

という由来がある。    ( 鳴らしたのは鐘という説もあるが 

仏語では ラッパ les trompettes と表現されている。 )



伝説とは言え、 窮地に陥っても 知恵を絞り 捨て身で対処することで

逆転勝利の道が開けることがある という教訓になりそうだ。

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06.      ここは  「 伯爵城館 Chateau Comutal 」 広場


なんで みんな携帯電話でお話し中なの 、、、   


っと思ったら 音声ガイドを聞いてました ~

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07.      素敵な家並、    木骨造りで二階の方がせり出している。

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08.      6月のこの日、 まだ本格的ヴァカンスの時期ではなかったが 

どこも観光客でいっぱいだ。  カルカソンヌは パリやモンサンミッシェルと並び

フランスの世界文化遺産の人気上位に位置しているので 当然かも知れない。 

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09.     この 「 大井戸 14C 」 は ラ・シテ内にある22の井戸のうち

最も古いもので  財宝が隠されているという言い伝えもあるが、


丘の上に造られた城塞都市にとっては 井戸から湧き出る水そのものが

金銀財宝だったに違いない。

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10.       「  サン・ナゼール寺院 St-Nazaire  」

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11.       カルカソンヌが位置する ラングドック ・ ルション地方は 

地中海の風が恵みを与えるワインの産地として有名だが  


レストランテラスにも 地中海の明るさが満ちていた。

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12.      さて、 こちらのレストラン   名前が格別素晴らしかった。


「  時の鏡   Le Miroir du Temps  」 
    
歴史ある街角にぴったりの 趣き深いネーミングだ ・・・

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13.      東側から入城したが 西側からラ・シテを退出。 



振り返えると 城塞の丘が見え、   


橋の下では オード川 l’Aude の水面がキラキラ光っていた。

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こんな美しい風景の中では ビキニになって日光浴でもしてみたい ・・




オッと  先客がいらした !!  
 







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コメント

bellaさん、こんばんは
南フランス・カルカソンヌ・・・は、初めて聞きました
二重に造られた城壁、スゴイですね。中世ヨーロッパの戦争と防御に対する知恵が感じられます。
城壁はもちろん街の様子も、とても興味があります。
それにしても王妃は、実に聡明な方ですね。
捨て身の策が功を奏し、和平条約を結び、街も自身も守ることができたのですから。
城壁を出れば、また違う世界が広がっているのも魅力ですね。
コートダジュールと呼ばれるカンヌやニースに近いところなのでしょうか?
オープンテラスでの憩いのひと時が、羨ましいです

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