「セントラルマーケット」 アールデコの屋根の下渦巻く熱気と混沌
モニポン通りの中心にあり、 まさに街のランドマーク的存在だ。
01. マーケットに向かう途中、 通りで目にした ’ 青空床屋さん ’
カフェのテーブル席が通りを占拠するのと同じ ?! 大らかさ ・・

02. プノンペン市民にとって無くてはならない 「 セントラル・マーケット 」
中央ドームから4本のアームを伸ばした独特の形は
フランス人建築家によってデザインされ 1937年に完成した。

03. アジアの古い街には ちょっと違和感のある雰囲気の建物だが、
それは 1925年のパリ万博に端を発したアール ・ デコと呼ばれる
直線的な装飾性を持つ建物が
一世を風靡した流れを このマーケットも汲んでいるからだ。

04. 4本の十字回廊のあいだに さらに屋根やテントが掛けられ
巨大なマーケットを形作っている。 ありとあらゆる品物が扱われ
発展する街の熱気とエネルギーが溢れている。

05. サトウキビを絞る人、 かぶの皮を剥く人、
魚介類 そして もちろん昆虫の佃煮を売る人も。

06. かと思えば、 こんな美しいドレスも売っていた !

07. 側の薄暗い部屋に ひたすらミシンに向かう人たちがいた。

08. まばゆい宝石の輝き ! 真贋含め 玉石混交とは思うが
女心がくすぐられる ・・

09. 4方に伸びる回廊の形が同じなので、 マーケットの
どこを歩いているか 分からなくなること請け合いだ。
時計・宝飾品などがある中央ドームを目印とすれば良いかも知れない !

10. 旅行カバン ベルト シャツ ズボン、、 紳士専門店のようだ。

11. 靴の山 ! ごちゃ混ぜだが よく見ると子供靴は下の方に。
何がどこにあるか 店主の頭には全てインプットされているに違いない。

12. ところで 街の南 パサック川沿いに 2014年にオープンした
イオンモールがある。 ショッピングやレストランはもちろん、 シネコン、
ヘアーサロン、ジムやスケートリンク、趣味のスクールなどからなる4階建てだ。
当然ながら 日本のイオンと基本的に同じ建物構造で 広々としている。
日本で イオンの大店舗に行くと 実は私は ワクワクしてしまうのだが、
セントラル・マーケットのような 雑然・混沌とした売り場に慣れた地元の人たちに
整然とコーディネートされた イオン店舗はどう映るのだろうか 。。

13. 結論から言うと これがグローバリゼーションなのだろう。
外から入って来る新しいものに胸躍らせ それを受け入れる潮流と
自らのアイデンティティの根深さ 重要性に 逆に気付かされる潮流とが
時代という大海原で渦巻き、

こんな可愛い子供服を着る子供たちの将来は
内戦を経てきた混沌の時代とは 自ずから違うものになるだろう。
因みに、 プノンペンイオンは 若者であふれている。
プノンペンの未来は 明るいに違いない !
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コメント
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bellaさん、こんばんは
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アジアのこのようなマーケット、大好きです
エキサイティングでエネルギッシュで、エキゾチック!
(ンッ?全部Eで始まる。これを”アジアの3E”と呼びましょう!)
買いたいものがなくても、見ているだけで楽しいし、その国の文化を知ることもできますよね。
私は海外へ行ったとき、時間があればその町のデパートやスーパーへよく立ち寄ります。
その国の文化をはじめ流行、物価・・・などが分かりますし、
日本では手に入らないものを見つけたり・・・。
お土産屋さんや免税店でお土産買うより、面白いものが見つかったり・・・。
ワクワクしますよネ
投稿: 慕辺未行 | 2017年10月 6日 (金) 23時04分