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2017年9月 8日 (金)

「アンコールワット」 天に近づくため65度の急勾配をよじ登ります


アンコール遺跡群の中でも 最大の規模と建築様式美を誇る

「 アンコールワット 」 は ヒンズー教の宇宙観を地上に再現したもので、


年間300万人も訪れる観光客を魅了している。






01.   世界の中心にあり、神々が住むとする須弥山 (しゅみせん) を

象る中央祠堂へは  急な階段をよじ登ることになり、


尊きものに近づく畏敬の念を 否応なく感じさせられる。

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02.    写真の通り、 アンコールワットそのものは 無限の大洋を意味する

広大な環濠 (1.5kmx1.3km) に囲まれた 小さな四角に過ぎない。  



濠手前の正門からの西参道は 長い道のりとなる。

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03.    中央祠堂は  長方形の回廊に 三重に囲まれている。



写真は一番外側の第一回廊で、 須弥山を囲むヒマラヤ連峰を意味している。

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04.     第一回廊の内側にある 「 十字回廊 」     
当時は


四角い4つの回廊に 王国の農業を支える貴重な水が蓄えられており、

高貴な人の沐浴場でもあったと言う。

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05.     第二回廊から 第三回廊を見上げる。  このような階段が


四方に計12面あり、  昔はどこからでも上がれたが、 転落事故も多く

現在は 一か所に限定されている。

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                       ( 上部 中央が 中央祠堂の尖塔 )






06.      65度の急勾配の石段の上に 別途設えられた踏板と手すりが 


押し寄せる観光客の安全を担っている。

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07.       第三回廊の内側と外側。

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08.      眼下の第二回廊のテラスが 意外と広いこと、 また

第一回廊の伽藍と合わせ 相当立派な建築物だったことがわかる。



シェムリアップの密林も 遥かに続いている。

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09.      さて アンコールワットの最大の魅力は 回廊のレリーフ群だ。

インドの古代抒事詩が壮大な絵巻物となって 東面、北面 西面など 

各回廊の四辺の壁を彩っている。  


乳海撹拌 (下右) や  マハーバーラタ (下左) などはほんの一部だ。



しかし 実際はぐるぐる巡っているうちに 自分がどこにいるのか

分からなくなってしまう。    
強く興味を抱く人は

 前もって物語や絵柄をよく予習しておくのがいいかも知れない。

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10.     一方 セクシーでたおやかなデバタ―像には 女性美が溢れており、

ダイレクトにその魅力が伝わって来る。   顔 冠 首飾り 手の位置など

同じもは一つもない。       それぞれどこか違っている。



黒光りしている部分は 金箔の下地に塗られた漆層が残ったものとされる。

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11.        さて、西日に向かって 西参道から退出する。  


シンハ像のお尻が可愛い ・・

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12.      参道の両側にある聖池に アンコールワットが写り込み

有名な ’ 逆さアンコールワット ’ が出現する。  


場所により 尖塔の数が 3基から5基へ変化する。

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13.         環濠沿いの静かな夕げ 、、、 



門外に出ると 日常と観光客の匂いが入り混じっていた。

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王と神が一体化するため造られた 聖なる場・アンコールワット、

三重の回廊を一段登るごとに 天に近づいてゆくとされた。



西洋の教会も 神を目指して天へ天へその塔を伸ばしていった。




高さでは及ばずながら 壮大な宇宙観は アンコールワット遺跡群の方が

より肉厚に表現されているかも知れない。



それは 自然や動物 そして人間や農業、 プリミティヴなものを


そのまま取り入れた土着の強みのせいかも知れない。








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コメント

こんばんは happy01
今回はいよいよ、アンコールワット!ですネ (o^-^o)!
傾斜角度65°?普通なら三点確保しないと登れない角度ですよ。
人工的に作られた階段でさえ、人々が「恐る恐る」上り下りしているのが分かります。
しかしアンコール朝全盛期には、オレンジ色の法衣を纏った僧侶たちが、
あの急な階段を毎日のように上っていたのでしょうね。
空から見たアンコールワットの全体の姿、初めて見ました。
”環濠になっている”とはよく聞いていたものの、イメージできず・・・
写真を拝見して、「こんな風になっているのか?!」と驚きました。
須弥山といえば、チベット仏教の曼荼羅には欠かせない”聖なる山”、
ということは・・・アンコールワットそのものが『立体の曼荼羅』と言えなくもないような・・・。
見事なレリーフ群も風化することなく、後世まで長く残ってもらいたいものです。
門外の”日常と観光客が入り混じった”光景、あの雰囲気、大好きです。
「あぁ~、旅に出たい!けど出られない」自分がもどかしいです bearing

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