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2017年4月

2017年4月28日 (金)

イタリア・ヴェローナ 「古色蒼然スカーラ橋」「アレーナコンサートに俄雨」


  イタリア・ヴェニスの西方100km余にある古都 「 ヴェローナ Verona 」、

有史前からの歴史を持つ 世界遺産登録の美しい街だ。





01.      アーディジェ川に架かる 「 スカーラ橋 Ponte Scaligero 13C 」


領主スカーラ家の名を留めるこの橋は

「 カステルヴェッキオ城 Castelvecchio 1354年 (現在は美術館) 」 と

一体となって 古色蒼然たる風格だ !

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02.     ローマ帝国時代 植民地だったこの地は、 スカーラ家 Scaligeri の

支配時期 1260年から1387年にかけてが最盛期だった。



現代の人々が行き交う橋の下、 

歴史が刻んだ無数の窪みに 鳩たちが巣食っている。  

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03.         夏の夕暮れ時 7時前 仕事帰りの女性たちが橋を渡る。

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04.      スカーラ橋の近くに  「 ガーヴィ門 Arco d Gavi 1C 」 がある。  


古代ローマ時代の遺構で、 その足元の敷石は 擦り減って摩耗し 

ツルツルに光っていた。


ローマを目指した いにしえのアッピア街道と同じく 歴史の生き証人だ。

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05.      さて 「 アレーナ Arena 1C末 」 も古代ローマ時代の遺跡だが


バラ色と白の大理石、煉瓦ブロックから成る このローマ円形劇場は

未だに現役で  ヴェローナ市民のシンボル的存在となっている。

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06.     アレーナでは 円形の44段の階段席に 約2万5000人を収容できる。 

真ん中の赤い客席は 現代社会が必要とした設えだと思う。    



ランチは  「 ブラ広場 Piazza Bra 」 に面したレストランで 

スパゲッティボンゴレを食べた。

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07.     アレーナでは 毎夏6月中旬から8月末にかけて 

オペラフェスティヴァルが 開かれる。  


この年は プラシナ・ドミンゴなどを迎えて  アイーダ、 トゥーランドット、

セビリアの理髪師、 カルメン、 トスカ などの演目がかかっていた。

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08.       時代物に扮装したスタッフが 観光客の相手をするのは

江戸村や忍者屋敷と似ている    ^&^

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09.     さて この日は オペラでなく、人気バンドのコンサートが予定されていた。


日本で、 ビーズとかミスチルなどが 5大ドームツアーなどをやるのと同じだが

現代人が 2千年前の人々と同じ場に立つなんて 日本では考えられないことだ。



楽しみにしていた地元の人たちが大勢集まり、 

アレーナの周辺に 活気が満ち始めた。

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10.       切符を買わなくても 青天井から音がバッチリ響くので 

アレーナの外の ’ 敷石特等席 ’ も すっかり観客で埋まった。


私達の夕食、 またまたスパゲッティだ。 フルーツパフェはやけに豪華だけど!



そして 夜8時半、   大音響でバンドコンサートの幕が切って落とされた。

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11.     やがて、、、 10時前    突然 土砂降りの雨が襲いかかった。


逃げ惑う人々 、、、     変わり易い天気に慣れっこのヨーロッパ人は

普通 にわか雨にも殆ど動じない。   こんな光景に出会うのは久し振りだった。

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12.      私を含め、 初めから屋根付きレストラン席にいた人々は幸運だ。


そうでない人たちは 雨風を凌ぐ せめてもの避難地帯にひしめいた ・・

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13.      お馬さんはずぶ濡れだが 観光馬車の客席にはシートが掛けられた。


こうなったら もうコンサートはお仕舞だ!   アレーナからサッと群衆が引いた。



しかし、2時間弱の演奏があったから   ” 試合は成立した ” に違いない。  

切符の払い戻しは恐らく無いだろう ・・  

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大荒れで終了したヴェローナ初日でしたが、 



次の日は 再び輝かしいイタリアの日差しが迎えてくれたのでした ~
 








♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

2017年4月21日 (金)

「鹿児島・桜島」 久しぶりの噴火に遭遇しました!

 


 
01.       旅の空、    飛行機の窓から富士山が見えた。  

時間や天候、 そして座席によって いつでも見られるとは限らない。


私は  富士の崇高な姿と その日の幸運に感激した。

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02.       頂上のくぼみは 富士が火山であることを物語っている。

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03.        機体は 富士の上空をあっという間に通り過ぎる。

小窓に頬を押し当てんばかりに 山影を追い、 名残を惜しんだ。

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04.         さて 今回の旅は九州・鹿児島。    


薩摩半島の何か所を見物したあと

レンタカーで錦江湾を南から北へ つまり指宿から鹿児島市に向かった。



外国から運ばれた原油が備蓄される 日本最南端の巨大なエネルギー基地に

目が釘付けとなったが、     それを 6~7km過ぎた辺りで、

 

突然 桜島の右肩から 小さな噴煙が上がったのに気付いた ! 

アッと声を上げた。

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05.       慌てて 道端に車を止め、 桜島を見やった。  


昨年の7月から噴火がなかったのに、  17年の4月 何で今 !  

何というタイミング ! 

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06.      午前10時13分から、   間隔を置いて 何度か噴煙が上がり  

 煙が西方へ流れ出した。

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07.       その先には 私がこれから向かう鹿児島市がある。


まずいではないか ・・・    ゴリラ君も たなびく煙を監視している。

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08.      鹿児島市内に入ったら もう灰が降らんばかりの様相だ。


桜島に渡るフェリーは出るのだろうか・・    桜島に登れるだろうか ・・・

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09.        しかし 全ては 素人の杞憂だった !   


博物館のお姉さんは ” あらァ 噴火したんですか、 気が付きませんでした~ ”

島津のお殿様の別邸 「 仙厳園・磯御殿 」 の案内人さんは 

” まあ いつものことで ・・  去年は150回 一昨年は1000回以上でしたよ ”



地元の人たちの反応はもっともなことで、 至極当たり前。


しかし、 思いもかけず 噴火の瞬間を目の当たりにした ’ 初心者 ’ には

この上なくエキサイティングで 忘れ難い出来事となりました !

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10.      午後までには噴火もすっかり鎮まり、 何事もなかったかの様。


フェリーも運行され 車ごと 無事桜島に渡ることが出来た。

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11.      桜島の四合目 「 湯之平展望所 373m 」 までは 一般人も

行くことが出来る。  途中 すれ違い様 車がそれぞれも~っと灰を巻き上げた !



数時間前まで噴煙を上げていた 桜島南岳、 灰をまとったその姿は荒々しく、

ナイフでカットしたような 幾筋もの鋭い線が 山肌を刻んでいた。 

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12.    展望台は頑丈なコンクリートで出来ていて そのままシェルターになる。

どうせなら 朝の噴火の瞬間をここで見たかったものだ! 凄い音だったろう!  

( もちろん ちゃんと 入山規制は出されることだろうけど ・・   )




北岳は休火山で 南岳が活火山だ。 どちらも 山頂部が噴火で吹っ飛び

えぐり取られたのが 手に取るようにわかる。



ところで お客の9割方が中国人だった。 案内板もハングルと中国語で装備。



展望台のテラスは360度回ることが出来る。    光輝く錦江湾の風景は

ちょうどイタリア北部の湖水地方の景色に似て 輝かしくドラマチックだった。 

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       (  右上は 案内板の北岳と南岳の写真   右下 火山灰処理車が出ていた  )






13.       桜島の噴火は日常茶飯事であっても、 ’ 降灰
の方角 ’ は

住民にとって大きな関心事だ。  作物保護や洗濯物や車の出し入れなど

日常生活に関わるからだ。      テレビの天気予報で 当たり前のように

’ 本日の降灰方角 ’ が出されていたのが興味深かった。




そして 噴火時の溶岩の流出方角も 運命を左右する。


この 「黒神埋没鳥居」 は 

大正3年の大噴火で 島の南東部に流れた溶岩で埋まったものだが、


鳥居どころか その噴火で 桜島は大隅半島と陸続きになったのだ !




したがって 今回私が島を去る時は 船でなく道路で大隅半島側に出た。

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久方ぶりの桜島の噴火の瞬間に遭遇するという サプライズ付きの桜島周遊は

ダイナミックでエキサイティング、 プライスレスな旅となりました ~ 





飛行機から見た神々しい富士山も    いつの日かまた爆発して 

桜島のように てっぺんが吹っ飛んでしまうかも知れない。



でも そんな日は 一億年後くらいにして欲しいものだ。





火山大国 日本の  極ごく 一端に触れた旅でした ・・・・・









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2017年4月14日 (金)

今日の絵画  「 愛しきマドモアゼル 」

 



今年は 桜が長持ちしました。


女性の若さ、美しさも 長持ちしてくれれば良いのですが、、、

            
                   
           そうもいかないので せめて 絵の中に留めておきましょう !







01.        「 愛しきマドモアゼル 」  部分   油彩

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02.        庭の枝垂桜、   雨・風もありましたが 長持ちしています~

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03.          「  愛しきマドモアゼル   」

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2017年4月 7日 (金)

ヴェニス 「囚人が別れを告げたため息橋」「屋上テラス・アルターナ」

         
ヴェニス共和国の最も華やかなりし時代の栄光を伝える建物は

「 ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale 12C末築 16Cまで改築が続く 」 だ。



贅を尽くした 総督の間や数々の行政機関の部屋が居並んでいる。






01.   ヴェニスの太陽が余りにまばゆいので 宮殿に入っても辺りは薄暗闇。

しかし やがて目が慣れると アッと驚く豪華な装飾が見えてくる。


特に 無柱空間 「 大議会の間 Sala del Maggior Consiglio 」 は必見だ。

総督の座の上にある ティントレットの油絵 「 天国 Paradiso 22X7m 」 は

世界一の大きさと言われている。



宮殿内は写真はNGなので、 

公式写真でも借りない限り この凄さはお伝えし切れない!

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02.       部屋の外の回廊に出れば 自由に写真を撮ることが出来る。

彫像の馬たちは 何百年 ヴェニスの栄枯盛衰を見て来たのだろう ・・

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03.        「 中庭 Il Cortile 」 も凄い。  時計のファサードなど 

数々の芸術的な彫刻・装飾を見ることが出来る。


マルスとネプチューンの巨像が控える 「 巨人の階段 Scala dei Giganti 」 は

新しく就任する総督の即位式が行われた場として有名だ。

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04.     さて  ドゥカーレ宮殿の南側 サン・マルコ湾沿いのプロムナードも

( 情緒ある小運河の風景とは対照的に )  ヴェニスの大らかな舞台装置だ。

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05.     ここからも ゴンドラが出ている。  向かいは サン・ジョルジュ島。

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06.      ドゥカーレ宮殿の東側で 人々が写真を撮っている。   

カメラの先は 、、、

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07.  修復中のカバー付きだが、 これが 「 ため息橋 Ponte dei Sospiri 16C 」。   


ドゥカーレ宮殿と 当時の牢獄館 ( Prigioni ) を結ぶ橋で、 

囚人が投獄される前 橋の窓から 最後にヴェネツィアの景色を見て

ため息をついたことから、   イギリスの詩人バイロンが 物語詩の中で

’ Bridge of Sighs ’ と呼んだのが その名称が有名になったきっかけだ。



イタリア語では ’ Il Cielo dei Sospiri ため息の空 ’ と言う名が付いている。


こちらの方が 囚人が窓格子越しに見た光景を適切に表していると言えそうだ。

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日が沈む頃 恋人たちが この橋の下をゴンドラに乗ってくぐると

幸せになるという言い伝えがあるが、


囚人が涙した橋の下、 果たして本当に幸せが来るのでしょうか~  









08.      サン・マルコ広場の回廊縁に腰かける人々 、、 ラフなスタイルだ。

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09.        回廊に並ぶブティックには 結構な高級品が並んでいる。


” ラフな心構えで ” ふらりとやって来る観光客には とても手が出ない。

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10.       ヴェネチアンガラスは 13C末以来ヴェニスで栄えて来た産業だ。

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11.      ところで 美しい水辺の風景から 目を建物の屋根に転じてみると

何やら 物干し台のようなものが見える。  物干しと言ったら味気ない 、、



これは 余分な土地を持たないヴェネチアンにとって 貴重な憩いの場、

” Venetian Altana  屋上テラス ” 。

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12.      水の都ヴェニスを360度見渡すことが出来る素敵な特等席だ。

最近は このアルターナを売りとするホテルや民宿が 予約サイトで大人気 !


ヴェニスに泊まる予定の方は ブッキングサイトで研究してみてはいかがでしょうか。

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13.       ヴェニスも昔と比べたら 本当に観光客が桁違いに増えた。


押し寄せる観光客が汚染そのものだ、なんて言う人もいるらしいが

それは 日本での 世界遺産に指定された観光地の嘆きと似ているかも知れない。



繁栄と迷惑は紙一重で 痛しかゆしというところだろう ・・・

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鈴なりのお客が乗ったゴンドラは ちょっと ’ 難民船 ’ を思い起こしてしまうが

観光こそ平和の象徴だから、 



ヴェニスよ 海に沈むことなく、  このまま観光客の賑わいを 懐深く受け入れて、


永久の繁栄を続けておくれ ・・・      な~んてね  









★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

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