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2017年2月10日 (金)

「足立美術館の日本庭園」 庭園もまた一幅の絵画だ!

 

島根県安来市にある 「 足立美術館 」 は 横山大観など 近代日本絵画の

収集で有名だが、 最近はそれに付随する日本庭園の方が大人気となっている。







01.      ゆったりした敷地にあるとは言え、 地方の一美術館に 

これほどの観光バスが大挙してやって来る。   想像以上の光景だった。

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02.        早速 通路から 美しい日本庭園が見えた。  


向こう側の庭園は静寂につつまれているが、 実は 手前の通路では 

賑やかな人の波が続いている。

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03.      白砂と青い苔、 木々の傾きもしっかりと計算済みだ。

初めから斜めに育った樹木を 移植したものもあると言う。  


自然に近い野趣と 庭の構成に芸術的な動きが添えられている。



このテラスがギリの最前線、 それより先 庭には出られない。

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04.       館員総出での朝の掃き掃除を始め 、

多くの庭師が 枯れ枝一本、枯葉一枚まで気を配っていると言う。  



借景となる遠くの山々との間には 一般道路も走っているが 

看板や電柱なども見えないよう 協力を仰いでいるそうだ。

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05.      館内では ほぼ全ての人々がカメラを構えている。 

私も 最前列が空くのを待った。


人がいなければ ガラス枠を額縁になぞらえた一幅の絵画となるはずだが・・

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06.      これが 最前列からのショット。     


五万坪に及ぶ庭園は ミシュランガイドの三つ星を始め、 米国の日本庭園専門雑誌

によるランキングで 14年連続で 庭園日本一に選出されている。


海外からのお墨付きで 日本での人気が高まるのは 何も庭に限ったことではない。

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07.     遠くの崖から 「 亀鶴(きかく)の滝 」 が流れ落ちている。


横山大観の日本画 ’ 那智の滝 ’ を再現した人工滝だが、 


数十年経った今 すっかり 風景に溶け込んでいるでしょ、と 

学芸員が テレビで満足そうに語っていたのを思い出した。

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08.      ” 庭園もまた一幅の絵画だ ” という 創立者・足立全康の

理想を具現化し、   滝の流れは 構成上は 白砂が表現する川となるが、


実際上 滝の水はこの池に流れ来ている。

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09.    外の空気を吸って館内に戻っても 相変わらず人がいっぱいだった。

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10.         続いて  「 池庭 」 を通って 

かつて 足立全康が 実際住まっていた建物に向かった。

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11.      玄関にあたる土間の上り縁、 その向こう、 和室の壁がくり抜かれ 

額縁となっていた。   部屋に居ながらにして 美しい日本庭園が眺められる。

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12.       隣の仏間にも額縁があった。  こちらは足立全康自身が

壁を切ったそうだが、  この長方形の 床の間越しの額縁を通して見ると

正に 庭が 掛け軸に描かれた一幅の絵画となる !


恐らく こちらの仕上がりに 全康はご満悦だったのではないだろうか ・・

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13.       さて、 この人気、館員たちのこの努力、 凄いことだとは思うが

個人的には 完璧過ぎて 湧き上がるような感動はちょっぴり薄かった。



’ 破綻のない芸術 ’ は 高尚過ぎて 近づき難いのかも知れない。



非の打ちどころのないものを維持し さらに高める努力が 如何に難しく

貴重な作業か わかっている積りではありますが ・・

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足立美術館のホームページに掲載されたこの雪景色、 図らずも 雪によって

庭がゆるやかな原野に返された姿を見て  私は素朴な感動を覚えました!




因みに 絵画展示に関しても、メインの横山大観先生の作品よりも


菱田春草 小林古径 川合玉堂 土田麦僊 速水御舟 前田青邨 など

周辺画家の作品に より関心を引かれました ~
   









゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

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コメント

足立美術館、大人気の様子ですね。
ありきたりのTVなどの紹介では分からないところのbellaさん解説、同感です。
実は、行ったことが無いのです。
何回かチャンスはあったのですが、脚を伸ばす踏ん切りがつかなかったように記憶しています。
完璧すぎる造られた庭の造形が、そうさせたのかも知れません。

こんばんは(^o^)/!
足立美術館、今では随分と有名になり、訪れる人も多いのですね。
山陰方面へは3~4回行ったことがあるのですが、
名前だけは聞いていたものの、一度も訪れたことがありません。
当時は今ほど注目されていなかったので、
このような日本庭園があることさえ知りませんでした。
bellaさんのブログで、少しでも雰囲気を味わうことができました。
ありがとうございました。

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