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2016年5月13日 (金)

「シントラ」この世のエデン若しくは起伏の激しいディズニーランド

ポルトガル、リスボンの西28kmにある世界遺産の古都 「 シントラ Sintra 」 は

かつては 王侯貴族の別荘地として 豪華で風変わりな城館があちこちに建てられ華やいでいた。



そして 今日では リスボンからのワンデイ・エクスカーションの地として人気が高く 

街はいつも観光客で賑わっている。







01.     王宮は 起伏の激しい地域の 小高い山の上にあるが、 その王宮の広場から

さらに高い稜線上に 「ムーアの城壁 」 と 「 ペーナ宮殿 」 が見える。

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                                 (  王宮から2つを見上げる   )







02.            従って 街じゅうが坂道だらけで 

あちこちに点在する宮殿など 見るべきものへの移動は一苦労だ。

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03.      観光用に 乗り降り自由の巡回バスがあるが、 馬車やプチトレインも楽しい。

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04.      「 王宮 Palacio Nacional de Sintra 」。    かつてイスラム教徒が支配していた

なごりの城を ポルトガルの王たちが15~16世紀までに 改造・再建していったもの。



二本の円錐形煙突は 厨房から出ているが 多分暖房の役割も果たしたのではないだろうか。

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05.         改築を重ねた結果 王宮には色々な様式が混在して来たが


とりわけイスラム様式は温存され、  1755年のリスボン地震で宮殿全体が損傷した際も 

意識的に ” 古風に ” 修復されたと言う話は 実に納得のいくことだ。

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06.         ’ アズレージョ ’ や ’ アラビアン幾何学模様 ’ が魅力的 !


城は一見新しく見えるが、 1910年に王宮が国の物になるまで 実際王家が使用していた

と言うのも その一因かもしれない。

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07.            街には 坂道と階段と土産物屋さんがいっぱいある。 

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08.       ” こんなに俗っぽい街とは 少しがっかりだ ” と 我がDannaさんは

言っていたが、   私は目がキラキラ ! 楽しくお買い物をいたしました ~


しかし、確かにレストランのボーイさんなどは 観光客擦れ!? していた感がありました ~

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09.       スペイン土産まで置いてあるこの店の 床のタイル装飾が個性的だった。

各国語で書いたコルクの看板、  いろいろな国のお客さんが来るのですね ~

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10.            「 レガレイラ宮殿 Palacio Quinta da Regaleira 」 


ポルトの 裕福な伯爵夫人の所有物だったこの館を 1892年に買い取ったブラジル人の富豪が

イタリア人の建築家に改装を依頼したもので、 

その富豪の名前から ’ 百万長者モンテイロの館 ’ というニックネームも付いている。



ポルトガル文化省の管轄になる前に  所有者が何代か変わったが 

その中に ’ 青木 ’ という日本人の名があるのが興味深い。

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11.           深い森に囲まれた領地には この立派な宮殿の他、 

小さいながら複数の階層を持つチャペル、 魅力的な石の装飾ベンチなどが随所に配置されている。 



とりわけ珍しいのが 螺旋階段井戸 洞窟やトンネルなどで 

その一部は 地中で複雑につながっているらしい。



別名 ’ 逆さタワー ’ とも呼ばれる 深さ27mの 「 螺旋階段井戸 Poco Iniciatico 」 

には、 水が張られたことはなく タロットを含む占いの儀式に使われたらしい。

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12.            王族・貴族の立派な居城や遺跡が主役のシントラだが

こんな ’ 庶民のやかた ’ にも また違った趣きがある ・・・

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13.            「 ペーナ宮殿 Palacio Nacional da Pena 」 


この宮殿は比較的新しい。 1755年のリスボン地震で荒廃したペーナ修道院を目の当たりにした

フェルナンド2世、 もともとロマン主義的な空想癖のあった彼は 

同じ場所に、  一風変わった異国風でロマンチックな城を再建しようとした (1836年着工)。


   
ロマンチストで変わり者と言えば かのノイシュヴァンシュタイン城を建てた (1869年着工)

ドイツのルートヴィッヒ2世を思い出す。 2つの城はほぼ同時期に完成した( 1885~6年)。




ところで 2つの城は両方とも 何となくディズニーランドを想起させる。 

もちろん本物と遊園地は 比べものにはならないが、

それだけ夢と発想力にあふれた 現実離れした城だとは言えそうです。

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しかしながら せっかく楽しみにしていたこの宮殿、  入場門の賑わいを確認しただけで

時間の都合で中に入ることは諦めた。    旅にはこんな心残りは付きものです。




後ろ髪を引かれつつ ヨーロッパ大陸の西の果て ロカ岬へと歩を進めました ~ 



・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆




因みに 英国の詩人バイロンは シントラを ” この世のエデン ” と称したそうだが


私には、 園内に 異国情緒たっぷりの宮殿や王宮や別荘、そして土産物屋が点在し、それらを

観光ミニトレインがつなぐ  ” 起伏の激しいディズニーランド ” のようだったな

と思われました ~~       happy01






・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

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