リスボン 「発見のモニュメント」と「サンタ・ジュスタのエレベータ」
民族の個性を失わず、 良い意味でいつまでもあか抜けない 郷愁の都だ。
01. 「 リスボン Lisbon 」 は大西洋に注ぎ込むテージョ川の河口から
12km内陸に位置する。 大航海時代も今も 船は河口の港から出航する。
02. 街に入る前にテージョ河畔で遭遇するのが 「 発見のモニュメント 」
塔の東と西 両側に、 エンリケ航海王子を先頭に 合わせて約30人の
大航海時代を切り開いた偉人たちが並んでいる。
ヴァスコ・ダ・ガマ、 マゼランなどの航海士のほか フランシスコ・ザビエル
数学者 神学者 画家 作家などが含まれているのが興味深い。
03. 因みに 1582年にキリシタン大名有馬晴信らによって送り出された
4人の少年欧州親善使節団も ここリスボンの港から上陸し、
シントラ エヴォラ、 スペインを経て ローマに向かった。
( 海とも見まがう幅広のテージョ川 )
04. 観光バスの後を追いながら いよいよ市内に入る。
05. 赤ポスト、 焼き栗屋さん、、
ポルトガル北部の田舎町と似たような風景です ~
06. さて ホテルは オールドタウンのど真ん中に取りました。
部屋のベランダから 北側に見えるのが 「 ロシオ広場 Rossio 」
07. 部屋の真下の賑やかな通りが 「 アウグスタ通り Rua Augusta 」
通りのどん詰まりに見えるのが 「 ルア・アウグスタ勝利のアーチ 」、
その先はテージョ河畔。
通りに陣取る カフェやレストランのテラス席、
楽しそうで すぐにでも降りて行きたいと 気持ちが逸りました !
08. しかし、 通りの向かいの建物の隙間から 何やら
高い塔の上に群がる人々の姿を発見 ! まず あそこに行ってみよう !
サンタ ・ ジュスタのエレベータ Elevador de Santa Justa 」 この優雅なエレベーター
1902年製で 高さ45m、 箱の中は意外と広く 高級感あふれる家具調でした~
09. 映画にも出てきそうなレトロな雰囲気です。 鉄の芸術と言えば
パリのエッフェルタワーや ポルトの鉄道橋 ドン・ルイス1世橋を思い浮かべます。
当時の鉄の建造物は だいたいエッフェル社系統の建築家の設計でしたが
装飾性で言えば このエレベーターのお洒落度が ナンバーワンではないでしょうか。
10. 因みに このエレベーターは もともと 観光用と言うよりは
30mの高低差がある 上の地区 バイロ・アルトと 下の地区 バイシャを結ぶ
日常の移動手段という側面が大きかった。
( 塔からも 私達のホテルが見えました ! (右上) )
11. ” 七つの丘の街 ” と言われる起伏の激しいリスボンの位置関係が
ざっと見渡せる。 向かいの丘には 「 サン・ジョルジェ城 Castelo de Sao Jorge 」
その左に 「 グラサ展望台 」 「 セニョーラ ド モンテ展望台 」 がある。
12. 夕日に照らされる東側の明るい風景 ↑ を見た後、 連絡橋を
西側に歩いて行くと、 1389年に建造されるも、 1755年のリスボン大地震で
倒壊した 「 カルモ教会 Igreja do Carmo 」 が 悄然たる姿を現した。
一応工事中の部分もあるが 屋根のアーチ型の骨組みは遺構として残されている。
13. さて 再び テージョ川方面を望むと、 07.で通りの端に写っていた
「 ルア・アウグスタ勝利のアーチ 」 が 白く輝いていた。
これから 下の賑やかな通りを冷やかしながら テージョ河畔まで行ってみよう!
リスボンでのディナーは どんなものになるのだろうか ・・
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