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2016年4月29日 (金)

「エヴォラのポサーダに泊まる」 「エヴォラとエボラそしてファド」

リスボンの東 約150Km、アレンテージョ地方の中心都市 「 エヴォラ Evora 」 は 

長い歴史のある街で、 ローマ イスラム キリスト教 それぞれの特徴を持つ建物が

世界遺産に指定された狭いエリアに密集している。







01.      街をぐるりと囲む城壁の門のそれぞれに 一方通行などの標識があって 

私達は車での入城に少し手間取ってしまった。 


しかしながら 14世紀に造られたこの二重構造の城壁は 流石に立派なものでした ~

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                      ( 写真上は   城内に水を運んだ 「 水道橋 Aqueduto 」 16C )







02.         白壁に黄色い枠が印象的な 古めかしくも美しいエヴォラの街並。  

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03.           歴史地区のシンボル 「 ディアナ神殿 Templo de Diana 2C 」

コリントス様式の円柱など 1800年もよく保存されて来たものだ !



この辺りには大聖堂や由緒ある教会が固まっていて、 観光に便利だし 素晴らしい雰囲気も

楽しめるからと、 当日はディアナ神殿隣にあるポサーダ ( 国営ホテル ) を 予約しておいた。

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04.      「 ポサーダ Pousada dos Loios 」 は15世紀のロイオス修道院を改装したもので、

静謐な館内は白と黄色で統一され、 質実な雰囲気の客室に 修道士たちの厳粛な生活が偲ばれた。


しかし 中庭を囲む回廊がレストランになっていて ホッとする明るいムードだった。 

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05.       ジラルド広場に面した 「 サント・アンタニョ教会 Igreja de Santo Antao 16C 」

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06.         英雄の名前を冠した この 「 ジラルド広場 Praca do Giraldo 」 から

人々はだいたい観光をスタートさせることになる。

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07.       「 10月5日通り 」 には カフェや土産物屋などが並び 散歩するだけでも楽しい。

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08.        ポルトガルらしいお土産と言えば 何と言っても ’ コルク ’ でしょうか。

普通ワインの栓ぐらいしか思いつかないところだが ’ コルクのバッグ ’ もあった。  


ちょうど 和紙が洋服になったり バッグになったりするようなものかも知れない。 

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09.           さて 「 ロイオス教会 Igreja dos Loios 15C 」 にも 

ポルトガルらしい素晴らしいアズレージがある。

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10.       教会は ディアナ神殿や 元修道院だった例のポサーダに隣接している。


身廊は一面 聖ローレンスの生涯を描いたアズレージョで覆われていて 


一部タイルが剥げた所があったが、 かえって歴史の重みが感じられた ~

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11.       ところで 話は少し脱線するけど、 発音がよく似た ’ エボラ Ebola  ’ は

ザイールのエボラ川流域で発生した出血熱の名前、   こちらの ’ エヴォラ Evora ’ は


アレンテージョ地方の テージョ川 (貞女川? 冗談!) 流域の街の名前です ~~

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12.       「 カテドラル Se 12C 」 いかにも堅固な造りで まるで要塞の様だが

内部のバラ窓には聖母マリアのシンボルとして 明けの明星と神秘のバラが美しく描かれている。



さらに身廊上部にあるパイプオルガンは 1584年にエヴォラに到着した 日本の

天正遣欧少年使節団の4人が その音を聞いたとされるものだ。   パイプオルガンは


当時 ヨーロッパでも先進国だったポルトガルにあっても目新しい楽器だったから、

日本人ばかりでなく エヴォラの人達も みんなが高揚して聞き入ったに違いない。

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 13.      さて 宿泊したポサーダにも立派なレストランがあったが、 高いだろうし

格式ばっているかも知れないと、 街にくり出すことにした。  案の定、 レストランで働く


このおじさんとウマがあった。   何と彼は ポルトガルの演歌・ファドの歌手だった !

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CDを何枚も出しているそうで 早速いろいろ持ってきた。

こうなるとやっぱり買わない訳にもいくまい。   ウマがあった、、にはこういう訳が !?





でも 売らんかなの 悪い人ではなかった・・           っで CDの中身は ・・・




五臓六腑に沁み渡る、、と言うほどではなかったけれど 人柄が感じられるよい歌でした~




★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

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