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香港と言えば ’ 百万ドルの夜景 ’ と言われます。
夜になるのを待って 一日は海岸線に出かけ もう一日は小高い山の上に登りました。
01. 九龍半島の突端にある今回のホテルは、 ヴィクトリア湾の景色もよく見えて
ゴミゴミした古くからの繁華街にも近いという便利なロケーションにありました。
ホテルの窓から 対岸の 「 香港島中環 」 のビル群が まるで屏風のよう !
02. 最高級のブランドホテルではないけれど 角部屋のスイートルーム、
大きな開口部から 素晴らしい港の風景と街の賑わいの両面が 一望出来ました !
03. 海沿いには プロムナードが整備されていて 素敵な散歩道となっている。
本来 対岸の香港島の夜景が目玉ですが、こちらプロムナード沿いのネオンも負けじと瞬いています。
04. この散歩道には ” アヴェニュー オブ スターズ ” という名が付いていて
ブルースリーなどの有名スターや監督の像 ジャッキーチェンの手形タイル等が並んでいました。
05. さて こちらが ヴィクトリア湾を華やかに彩る対岸のビル群の光
06. 毎晩8時から15分間 ” シンフォニー オブ ライツ ” と銘打った
光のショーが始まる。 静止画ではなかなか捉えずらい面がありますが、 ビルのてっぺんから
色・形の異なるサーチライトが放たれ 音楽とシンクロしながら ビル全体がアートの舞台となる。
07. この時間帯には 多くの遊覧船が湾に繰り出す。
中でもこの赤い帆の海賊船、 暗闇の中 一層独特なムードを放っておりました。
08. 輝くビル群の色とりどりの光を映す水面を かき分け進む遊覧船、
それらも シンフォニー オブ ライツの舞台装置の一部と言えるかもしれません。
09. さて さらにもう一つ 夜景の名所がある。
百万ドルの値打ちがあるとされる ” ヴィクトリア・ピークからの夜景 ” で、
海から見た香港島中環のビル群の灯りを 今度は小高い丘から見下ろすという具合です。
ヴィクトリア・ピークに行くには フェリーで湾を渡った後、 554mの山頂まで
トラムに乗って行く方法 (写真下左)と 山を循環するバスで行く方法(写真下右)がある。
いろいろ勉強不足や勘違いの故に、 私達は トラムなら10分のところ
住宅地をうねうねと巡るバスに 1時間も揺られる羽目に陥った。
その上 頂上はもっと上にあると勘違い、更にバスの終点からトラムに乗り換えた。
動き出した途端 なんとトラムが急降下、 あれよあれよという間に 見事に出発点の港に逆戻り。
仕方なく 再びトラムで頂上を目指すという ドジを踏んでしまったのだ !
10. しかし バス乗車中から この間抜けなドジをずっと一緒に踏み続けた女性がいた。
スペイン人のエウジニア、 11月の寒空 みんなコートを着てるのに 彼女は半袖のTシャツ姿、
車内で このバスは頂上に行きますか~ と彼女が周囲に問いかけたのをきっかけに仲間となった。
’ 百万ドルの夜景 ’ は ウイキぺディアの写真 (下)の様には 輝いておらず、
季節や時間帯によるのだろうが とにかく 写真はボケてしまい上手く撮れず仕舞い。
この日の 最大の印象・思い出は すっかり エウジニアに持っていかれてしまった !
11. バルセロナ出身の彼女は 英国系の会社のエージェントとして 海外拠点を
駆け回っている。したがって 彼氏とも別れざるを得なかった。 まだ彼のことは愛してる、
とスマホの写真をめくって見せてくれた。 香港はわずか8時間ほどの滞在だったそうだ。
少しは旅慣れた私達と 旅の達人エウジニアが 共に陥ったミス、 不思議な連帯感が沸いた。
彼女とは 今でもやりとりしているが、 別れ際 トラムの駅で買って手渡してくれた
’ きしめん ’ のような幅広の カラフルゼリーの味が忘れられない。
12. フェリーで 再び九龍半島側に戻って来た。
10時を過ぎていたが あたりは まだ賑わっていた。 活動家の路上ライブ。
13. 商業施設の電飾も華やかだ。
ところで 日本が一旦本気を出すと 何事によらず 物事は高レベルに仕上がり、
特に最近は LEDの開発と共に 日本の夜景の華やかさは格別なものがありますね。
一方 香港の夜景を見て気付いたことは、 単にオフィスビルの夜景が電飾で飾ったごとくに
綺麗だと言うのではなく、 あれほど明るく夜を照らす ビル群の繁栄こそが輝かしい、
つまりは 東洋一の経済拠点としての香港そのものが輝かしいのだ と言う事でした。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・★゜
次回は 新しい香港 オフィスビルが建ち並ぶ その香港島の中を歩きます ~
香港の九龍半島には 近代的オフィスビル街からオールドタウンまで
魅力ある様々な地域が 混沌のうちに存在している。 今回はその中でも
尖沙咀の北側から油麻地までの 最も香港らしい賑やかな庶民の街を訪ねます。
01. 九龍半島の中心を走るメインストリート ネイザン・ロードは
「 尖沙咀 チムシャツォイ 」 から 「 油麻地 ヤウマテイ 」 の先まで南北に走っており、
表通りらしく 時計・宝飾 ブランド店など 高級店が連なっている。 一方
大通りの西側 「 佐敦地区 」 には 幾筋かの裏通りが巡り、 種々雑多な庶民の店が
ごちゃごちゃと居並んでいる。 まさに香港のエネルギーが湧きたつ街と言えるかもしれない。
02. この地区には 生鮮食品や衣類はもとより 金貸し 不動産屋 探偵 花嫁衣裳店
仏具屋 東京の河童橋にあるような台所用品店 線香屋 漢方薬店 あらゆる店が軒を連ねている。
この界隈の仏具店で 実は私は 向こうが透けて見えるような 古物の 極薄手の美しい飯じゃわんを
相当値切って手に入れた。 しかしながら 気遣いながら日本に持ち帰る途中
機内で抱いていたそのちゃわん なんかの拍子に割ってしまったのだ !
揺するとカラカラと音がするパッケージの中身を 今も怖くて 残念で 開けられずにいる ・・・
03. 豚足 あばら 太もも 肝臓 いろんな部位の生肉が 店先に
ダイナミックに吊るされている。 この日は11月、 冬とは言え日本では有り得ない光景だ。
04. ’ 乾きもの ’ ふかひれやアワビなど 中華料理に欠かせない貴重な具材。
真っ黒な ’ スチールたわし ’ みたいなものもありました~
05. さて ここは 「 ヒスイ・マーケット 玉器市場 」
翡翠と言えば やっぱり中国を代表する宝飾品のひとつでしょう。
06. 女心がくすぐられ、 興味津々 ワクワクしながら中に入った。
07. 市場のような建物の中に 幾筋も出店が続く。 どこも似たような品に見えて
目線が定まらない。 それに 絶対買うぞ! っと意気込んではいたものの
垢抜けた東京ファッションと比べたら !? やっぱりデザインが ちと古い ・・・
それでも思い出のため この女性の店で 翡翠の玉を花の形にカットしたネックレスを一つ買いました。
08. ヒスイ・マーケットのさらに北側に 「 天后廟 ティンハウミウ 」 がある。
線香の紫煙で奥が霞む。 一応 中庭のポッカリ開いた空から煙が逃げる仕組みとなっている。
ここは 伝統的中国寺院建築の代表例とされるそうだ。
09. 薄暗がりの向こうに エキゾチックな像や装飾が待っていた。
この廟に祀られているのは 漁民の守り神天后 ティンハウ ( 写真左側 )。
昔むかし この辺りは 船が係留されるような浅い湾の砂地だったが、 1800年頃から
「 油麻地 ヤウマテイ 」 の開発が進み、 既に地域の海の守護神として祀られていた
小さなティンハウ廟が 全面的に修復され 今日の立派な姿となったそうだ。
10. 中央のティンハウ祭壇以外にも いろいろな地元の神様が祀られていて
人々はそれぞれ自分の神様に祈りを捧げる。
11. 中国では こんな提灯のような螺旋線香がお馴染みですが
ここのはひときわ立派です ! 灰が落ちないよう 受け皿も付いている。
相当長い時間 燃え続けるのでしょうね ・・
12. さて、 門前町のこのあたりでは 今日でも竹かごが珍重されている。
プラスチックかごなどと比べたら ナチュラルでほんといい感じ!
13. おや、こちらはプラスチックかごを使ってます ~
噂には聞いていましたが 日本の ” 宅急便 クロネコヤマト ” に遭遇しました。
日本人の知恵と勤勉さが生んだシステム、 香港でも根付いたら嬉しいですね。
( タクシーは テキシ と書くのですね !? )
日本のロックグループ ” ルナ・シー ” の顔入りバスが 香港の目抜き通りを走ってました。
香港に嵌る人は多いと聞いています。 この油麻地 ヤウマテイ地区も
夕方から24時くらいまで 屋台街のナイトマーケットが 一段と華やかに盛り上がるらしい。
どの国もそうではありますが 一回の訪問で 香港の全てを網羅するすることは出来ない。
私も また来なくっちゃと 思った次第でした・・
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香港 続きます。
香港と言えば ’ 百万ドルの夜景 ’ を思い浮かべますが
ビクトリア湾を挟んで 夜景を眺める側の 九龍半島の最南端の地域が 「 九龍尖沙咀 」、
華やかな照明でビル群が輝き 見事な夜景を形作る側、 対岸の島が 「 香港島 」です。
01. 今回は 古くからの商業の街「 尖沙咀 チム シャ ツォイ 」を 訪ねます。
西洋と東洋、、 古いもの新しいもの、、 高いもの低いもの、、
あらゆるものがごちゃ混ぜで それが香港の魅力と言えるでしょう !
02. 1997年に返還されるまで イギリス統治下にあっただけに 漢字と英語が併記。
漢字の方が難しくて読めないなんて皮肉なことです ・・
03. ナイトクラブ ” 花・桃・艶 ” 発音は出来ずとも感じは伝わりますね。
04. 食堂の屋台が並んでいる一角 こんな猥雑さも魅力の一端
05. さて香港の建物には ベランダがあまり見当たらない。
エアコン室外機や洗濯ものなど みんな工夫して設置している。
06. 何と言っても感動したのが 工事用の ’ 竹の足場 ’
長年の経験で 竹の性能が実証され 珍重されて来たに違いない。
07. 竹の文化に馴染み深い日本人としては 親しみを感じてしまいますが、
工具が発達した現代でも こうして竹が現役として活躍している様子をみるのは驚きです。
08. ’ 空中渡り廊下 ’ も お手の物 !!
09. 5~6階建てならまだしも、
こんな高層ビルだって 難なく竹の足場が組まれ 天に伸びて行く ・・
理屈上は スカイツリーだって 上まで取り囲めるに違いない。
10. こちらは 町の喧騒をよそに 静かな「 九龍公園 ガウロンゴンユン 」
老獪な中国仙人を思わせる樹形です。
11. 二胡の伴奏で 揺らめくような旋律の歌を合唱する人たち。 太極拳は
日本人がスポーツクラブで習うのとは違い、 さすが 身に着いた自然な動きで感心しました ~
12. 中国流の碁でしょうか、、、 ゲームに興じる人たち。
お年寄りは日向ぼっこ 。 どこの国でも平和が一番です。
13. しかしながら オレオレ詐欺の貼り紙がありました !
香港でも だまされるお年寄りがいるのでしょうか ~
インターネットの世の中、 日本発の悪知恵はあっという間に伝わりますね ・・
香港見物記 まだ続きます。
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