「オーバー・ロートホルン登山」「パラダイスというネーミングは!?」
01. 「 スネガ・パラダイス Sunnegga Paradies 2288m 」
ツェルマットの町中の駅から 山の中に掘られたトンネルを走る地下ケーブルカーに乗ると
高低差668mという急勾配を 一気に展望台まで運び上げてくれる。 登山をしない人でも
山裾から頂上まで均整が取れた美しいマッターホルンを手軽に楽しめる 人気の観光地となっている。
02. スネガから さらにロープウエイで 「 ロートホルン山 Rothorn 3103m 」 へ。
この 「 ロートホルン・パラダイス Rothorn Paradise 」 という山頂展望台からも
マッターホルンが一層尖って見えるし、 フィンデル氷河の舌端を楽しむことが出来る。
アルプス山羊、アイベックスが放牧されていて、 遊覧ヘリコプターも飛んでいた。
03. ロートホルンからさらに上にある 「 オーバー・ロートホルン山 Oberrotohorn 3415m 」
へは いよいよ歩いて登ることになる。 7月初旬 丸い形のこの山には残雪も少なく
一見穏やかそうにも見えるが、 山の向こう側には ハラハラするような絶壁が待っている !
右手の ギザギザの模様がある山が 「 リムプフィッシュホルン Rimpfischhorn 4199m 」
それに 「シュトラールホルン 」 「 アドラールホルン 」 などが続いている。
04. 右手上は ロープウエイの駅があるロートホルンの丘。
オーバー・ロートホルンへ向かう山道から 振り返ってパチリ。
帰りはロープウエイに乗らず このつづれ織りの山道を歩いて下ることになる。
05. オーバーロートホルンの頂上は 画面左手上の尾根を越えた そのまた向こうにある。
荒々しく切れ込んだ岩壁の姿は 南側から見る穏やかな様子とは全く違っていた。
右手の山は 「 テッシュホルン Taschhorn 4490m 」
06. 05.の尾根を登った反対側の風景。
モンテローザと フィンデル氷河が白く輝き、 左手の岩壁は谷底へ鋭く切れ落ちている。
07. 頂上はぐるりと360度 アルプスの絶景に囲まれ素晴らしかったが
’ 一つ目のモニュメント ’ なる赤い目玉の標識が立っており
何やら気難しそうな人生哲学が 四か国語で書かれていた。
途中の山道にも幾つかあったが 石の道標などと違い、 何となく目障りでなものではあった ・・・
08. 一方、下山途中 素晴らしい出会いもあった。 エーデルワイズだ。
類似物でなく 本物にお目にかかれるのは又とないチャンスで、 慣れているのではと思われる
オーストリア人の夫婦が ” 人生で初めて見た! ” と 興奮気味だったのが印象的だった。
09. 900mほど下った所にある 「 ステリゼー Stellisee 2537m 」
’ 逆さマッターホルン ’ の名所のはずが、 またしても さざ波に阻まれました ~
10. ステリゼーとマッターホルンという特別な舞台装置を前に、
何気ない素振りでフライフィッシングに興じる人々 ・・ 大人の贅沢な遊びですね~
この湖には ハヤやトラウトが放流されているらしい。
11. さらに下ってから。 高山植物の花畑の向こうにそそり立つ マッターホルンの勇姿
12. 「 オーバーガーベルホルン Ober Gabelhorn 4063m 」
13. いよいよ 出発点のスネガ・パラダイスに戻るが その手前に、
「 ライゼー Leisee 2232m 」 という湖があった。
この辺りは 登山基地と言うより さながらバカンス基地といった雰囲気だ。
ここでも マッターホルンという非日常的舞台装置を前に、 ビキニで日光浴をする人がいた。
ワイキキ・バカンスもリッチだが、 こんなところでの日光浴は ある意味かなりの贅沢かも知れない ~
ところで、
ここのスイスアルプスでは 主にスキー場を中心に、 展望台やホテルがある場所には
” パラダイス ” という呼び名が付けられている。
バカンスは 普通でも天国ではあるけれど
マッターホルンなどの ’ 超有名人 ’ がおれば
パラダイスに 一層の付加価値が付くと言うものかも知れない ・・・
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
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コメント
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bellaさん、こんばんは
あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ツェルマットでは2泊したものの、実質1日しかフルに使えなかったので、スネガのほうへは行けませんでした。
しかし、ここで拝見することができて、とても嬉しいです。
私のほうは相変わらずで、ブログ更新もなかなかできません。
皆様のブログへは読み逃げすることも多いながら、毎々立ち寄っています。
今年もbellaさんのブログでバーチャル旅行、楽しみにしています。
投稿: 慕辺未行 | 2016年1月 8日 (金) 22時13分
初めまして
今年の8月末~9月初旬にスイスのグリンデルワルト、ツェルマットへ行く予定です。
ツェルマットは9/3~9/10になります。
過去にツェルマットのハイキングコースはいくつか歩いています。
(2012,2013に各1週間ほど滞在しました)
本題ですが、
ロートホルン~シュテリーぜー~スネガのハイキングを検討しておりますが、
私の持っているハイキングMAPでは(「るるぶ」の2013の付録)、
ロートホルンパラダイス~フルッギー~フルーエヘの分岐~フルアルプ小屋~シュテリーゼー~グリンジーゼー~スネガパラダイスのルートを見ると、フルッギー~フルーエヘの分岐~フルアルプ小屋の間に落石注意があります。
この場所の遊歩道はどのくらいの道幅がありますか?
私が高所恐怖症で…道幅が狭くて、片側が谷底への斜面だとちょっと難しいかな?と思っていますので、記憶にあるようでしたら情報をいただけないでしょうか?
ロートホルンパラダイスを降りて、左側に下って行くルートは経験ありす。
こちらは問題なく初心者でも歩けましたが、今年はコースを変えてみようかと思い探していましたら、このHPに遭遇しました。
グリンジーゼー~スネガパラダイスのルートにも初心者としては怖いところがありましたが・・・何とかスネガまで行く事が出来ました。
このルートもマッターホルンが良く見えましたので、今年も歩きたいと思っています。
記憶の範囲で結構です、情報をいただけないでしょうか?
特にはロートホルンパラダイス~フルッギー~フルーエヘの分岐~フルアルプ小屋~シュテリーゼー間のコースについてです。
宜しくお願いします。
投稿: hana-51 | 2016年5月 8日 (日) 19時23分
hana-51 さま サイトにお寄りいただいてありがとうございました。
いろいろご経験がおありで、コースには ほとんどご心配はいらないとは思いますが
私共の感想だけ書かせていただきます。
落石注意については 私の見たところでは危険と言うような感じではありませんでした。
道幅はよく覚えていませんが 両手を広げたぐらいでしょうか。
この辺は 地図にないショートカットの小道がいくつかあって
フルーエには寄らずにショートカットしました。
全てだいたい見渡せるので その場で判断して道を決められるでしょう。
ショートカットの道は 少し幅が狭くなりましたが
特に崖とか急坂とか怖い所はありませんでした。
余り参考にならなかったかも知れませんが グリンジゼー、スネガパラダイス間は
ご経験おありなので 心配ないのではないでしょうか。
いろいろ情報を集められて 楽しんできてくださいね。
因みにオーバーロートホルンは 特に頂上の反対側が切り立っていて
怖いと言えば怖かったです ~~
投稿: bella | 2016年5月 8日 (日) 23時43分
bellaさん、有難う御座います。
両手を広げたくらいの道幅があれば何とか歩けると思います。
>オーバーロートホルンは 特に頂上の反対側が切り立っていて・・・
ゴンドラ頂上駅から更にオーバーロートホルンの頂上へ向かう場合に、谷底のある斜面を歩かなくてはならない・・・bellaさんの情報で、ガレバがあると、他のHPで確認しました。
更に頂上へ上るには1時間くらい要するのかな?
今のところは、登る予定はありませんが・・・気が向いたときに要注意点ですね。
グリンジゼー~スネガパラダイスのグリンジゼーを出て登り数分のところに合流点がありますが、
合流点前の道が抉れている様な状況でしたので、しばし止まって気持ちを落ち着かせて通りました・・・3m位なんですが(^^)
投稿: hana-51 | 2016年5月 9日 (月) 08時31分
ちょっと失礼な返信になってしまっています。
私が返信したのに、bellaさんの投稿になっている・・・・入力ミスですね、失礼しました。
投稿: hana-51 | 2016年5月10日 (火) 19時14分
重ね重ね大変失礼しました。
私の見間違いでした・・・・板を汚してしまいました。
投稿: hana-5 | 2016年5月10日 (火) 19時16分
hana-5さま こんばんは~
名前の欄、私もよく見間違うのですよ~ 他の方の所でも
コメントか、お返事か、 わからなくなることしばしばです!
ご心配おかけしてごめんなさいね。
hanaさんは あちこち 長い日にちをかけゆっくりお出かけになって
凄いですね。 きっと素晴らしい旅になるでしょう。
私の方は 50号のやや大きな油彩画を仕上げて 明日
業者に 美術館への搬入を依頼す所まで来て、
今日はやっとホッとしたところです。 ^&^
投稿: bella | 2016年5月10日 (火) 23時43分