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2015年7月17日 (金)

「ナカータの居たペルージャ」「狼伝説のグッビオで白トリュフのフルコース!」

地中海に突き出したイタリアにしては珍しく 海に面してない地域、ウンブリア州がある。

今回はその州都ペルージャと 古都グッビィオを訪ねます。





01.    「 ペルージャ Perugia 」 は 1998年から 中田英寿がサッカーチームに

在籍していたこともあり、 どんな町か知りたくて 短い時間だったが 寄ってみることにした。



「 11月4日広場 Piazza 4 Novembre 」 が街の中心で、 

周りに 自由都市時代の繁栄を物語る 13~14世紀の古めかしい建物が並んでいる。

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02.         広場の真ん中にあるこの 「 大噴水 Fontana Maggiore 1278年 」、

なんでこんなに立派な噴水が必要だったかと思わせるほど 豪華堅牢でした!

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03.   さて ペルージャは小高い丘に作られた町で 麓のトンネルに潜りくねくね進んで行かねばならない。

外国人にしては こんなルートをよく探り当てたものだと 我ながら思ったものでした ・・




駐車場からは 急峻なエスカレーターを乗り継ぎ、 どこもかしこも急坂の道をフーフー言いながら登り、

やっと 頂上部分にあたる 先ほどの広場に辿り着いた次第でした。

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04.          大芸術家を輩出した フィレンツェやローマ ミラノなどとは別に 

’ ウンブリア絵画 ’ が生まれた町だと聞いたが、 美術館に入る余裕は全くなかった。  


また ヒデトシ・ナカータ が生活を楽しんだ片鱗に触れてもみたかったが、そんな時間もなかった。

それでも 町はやはり魅力的ではありました ~~ !

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05.    「 サン・ベルナルディーノ教会 Oratorio di San Bernardino 1461年 」 


ルネサンス期の建築の逸品で、 大理石の色合いと繊細な浮き彫りが醸し出すハーモニーが魅力的でした。

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06.        教会正面の 音楽を奏でる天使たちの浮彫は 他で類を見ないほど繊細でたおやかだ。

ウンブリア芸術は神秘的で穏やか、時として甘美すぎるほど優しいと評されるそうだが、 

これほど ピンクの大理石に似合う芸術もないのではないだろうか。




因みに ドライブの途中、道路工事で強制的に田舎道に迂回させられた。 っで たまたまピンクの石の

採掘現場を通った。  今もこんな石が採れるのだろうか。  時には迂回も悪くない!?

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07.       さて 夕方ペルージャを出て、 次は 同じウンブリア州の奥地 「 グッビオ Gubbio 」 

に進みました。  ここは インジーノ山 Monte Ingino の斜面にへばり付くように形成された町で

再び どこもかしこも坂道ばかりが待っておりました   sweat01

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08.     こうして町を見上げると ひとかたまりになって見える旧市街だが   幾層もの山道が

階段状に重なって 大聖堂や宮殿、公爵邸や塔、教会や広場、住居や職人の店などを構成させている。  



「 パラッツオ・コンソーリ 執政官邸 Plazzo dei Consoli  」(下の写真) は白く優美な建物だが

全体としては ゴツゴツとした 中世の城塞都市の厳しいムードが溢れる町でした。

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09.     長屋根付きの作業場 ロッジャLoggia (写真右側奥)は いくつかの伝統産業のうち 

羊毛産業用の作業場だったところだ。  その向こう側の教会が 「 サン・フランチェスコ教会 」。



小鳥に説教したとして有名な サン・フランチェスコは ペルージャにも そしてここグッビオにも

遥かな山並みを越えて アッシジから度々やって来たという。 

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10.     中世そのままのこんな通りでは、扉がすっかり塗り塞がれたものがある。 それは

「 死者の扉 Porta  di Morto 」 と呼ばれ そこから棺が運び出され 再び戻らぬよう塗り固められたものだ。



ここグッビオは 美食の町としても知られている。 地味な佇まいの山あいの町ではあるけれど、家畜肉 

ジビエ(野禽)  チーズ・サラミ 野草 オリーブなど 意外なほど多種な地元の食材に恵まれている。

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11.     そういうことで、 山から狼がしばしば降りて来て 動物や人間にかなりの悪さを

繰り返していた時代があったらしい。 そんな狼に説教をして悔悛させたのがアッシジの聖フランチェスコだ。



” そもそもお前が他者を襲うのも飢えの所為に違いない。 これまでの悪事を悔い 平和に暮らすことを

約束すれば ここの人々が 死ぬまでお前に食料を与え続けるだろう ”  と狼を諭すと  

狼は 脚を聖フランチェスコの手に置き  もう人を襲ったりしないと誓った。



人間の兄弟となった狼は 住民によって迎え入れられ その2年後の死まで 食料を与えられ続けたという。 

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12.     さて、 私は狼のように 悪さをしないと悔い改めた訳ではないが、 なんとグッビオで

” 白トリュフのフルコース ” を味わう 大チャンスに恵まれた!  



こんなにふんだんに 白トリュフがかかった料理は 恐らく人生で二度と食べられないかも知れない。

後になって写真を見て気付いたが、 料理類は  白トリュフのニュアンスを消さないよう 

ホワイトソースなどの 上品な薄味系の仕上げになっていた ・・

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13.       このレストランの名前は ” タベルナ デル ルポ Taverna del Lupo ” 

つまり狼レストランだ。  成る程 この町の狼伝説は こんな所でも生き続けていた ・・      




支配人とオーナーが出て来て いろいろ楽しい会話が続いた。 

トリュフをこんなに大盤振る舞いしていただき幸せでしたよ、と言うと 

この町、このレストラン、この時期(10月)だからこそ出来たことですよ、 と 笑って答えた。
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写真左側はupwardleft 悔い改めた狼が 聖フランチェスコの手に足を乗せている場面です。  



質素を旨とした聖フランチェスコの逸話は 多かれ少なかれの真実を含んだ史実であったに違いない。





・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆





 
アッシジを訪ね、是非 そんな謙虚な空気を感じてみたいと思った私でした ・・・・・






(   実際は 押すな押すなの観光客で ビックリでしたが   !!!   )





★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

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コメント

こんばんは happy01
ペルージャ、聞き覚えがあると思ったら中田英寿氏が所属していたチームの本拠地でしたね。
このような街だったんだぁ!
ひところ、ヨーロッパでもっとも有名な日本人だったのが中田英寿氏だったかも・・・?
駐車場からエスカレーターで・・・ですか?楽といえば楽?
教会の大理石の色、綺麗ですねぇ!
自然の色なのでしょうか?だとしたら・・・キレイ過ぎ!!
どちらの街も中世の息吹が今の時代まで残っているのが素晴らしいですね。
そして・・・白トリュフのフルコースですと coldsweats02 sign02
羨まし過ぎぃ~!
私もバーチャル旅行&目で白トリュフ、味わわせていただきました。
ありがとうございました。

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