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2014年10月31日 (金)

「カタルーニャ独立を願う旗」・「モニターで監視する側される側」

スペインとフランスの間には 雄大なピレネー山脈が横たわっている。 ピレネー山脈 Los Pirineos は 

アラゴン地方から ほとんど途切れることなく高い障壁となって続き、 地中海の海岸線に落ちるまで 

自然の国境として 人々の自由な往来を阻んできました



01.   そのピレネー山脈とバルセロナを含む スペイン北東部の三角地帯が 

「 カタルーニャ地方 Cataluna 」。    そのカタルーニャで まず訪れたのが 

バルセロナの北 70kmにある街 「 ビック Vic 」




ローマ時代から続くこの町の顔が 「 ローマ神殿 Temple Roma  2世紀 」。   さらに 

カタルーニャの中世美術の粋を集めた 「 司教区美術館 」は 秀逸でした

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02.    とりわけ 私のお気に入りが 「 ロマネスクの橋 Pont de Queralt 11世紀 」



石橋を叩きながら ( 踏みしめながら!?)、  振り返って カテドラルを仰ぎ見たり 

川面に遊ぶ水鳥の行水を眺めたり ウキウキと散策を満喫しました ~

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03.    次の町 「 リーポイ Ripoll 」 にも 修道院や大図書館など 中世の知性を伝える

多くの文化遺産があります。   



広場で   巨大風船のような 子供たちの為の移動遊園地の空気を抜くと、


その向こう側、 アパートの窓辺に たくさんの ’ カタルーニャの旗 ’ が 現れました

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04.    カタルーニャの州旗、 もともとは 赤と黄色の縞々で ” 星 ” は付いてないのですが、 

スペインからの独立を望む人々の 意思表示のシンボルマークとして ” 星 ” が付け加えられたそう。



カタルーニャを旅する中、 あちこちの窓辺で この旗が輝いておりました ~

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05.    そして こちらが  ’ カタルーニャ人  Catalan,  Catalana ’ 

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06.    さて、 国境を越えた フランス側に、1659年以来 スペイン領の飛び地となっている

「 リヴィア Llivia 」 という町がある。   興味津々で 行ったはいいが、なんと 生れて初めて

車中でひょうの来襲に遭ってしまった !     





道路上で急停車したが  車外の視野は一瞬でホワイトアウト! 

車の屋根を突き破るほどの轟音に叩かれ ホントに 生きた心地がしませんでした ~ 

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07.     日付は7月3日、 真夏でもこんなことがあるのです・・  




っで、 リヴィアはどうだったかと言うと、 本当に何の変哲もないただの小さい町でした !    

旅ではこういうこともあるのです ・・  

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08.     次は ’ カタルーニャピレネー ’ の西側にある ’ アラゴンピレネー ’ の小村

「 アインサ Ainsa 」 へ 。 シンカ川 Rio Cinca と アラ川 Rio Ara の合流地点の向こう側に 

ピレネー山脈の個性的な山塊が広がって ・・

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09.    この風景を宿に居ながらにして我が物に出来る ! ひたすらその観点で 今回は とある一軒の

B&Bを選びました。   ピレネーの丘陵にすがりつくアインサでは 多くのホテルやレストラン、 博物館や

ギャラリー 土産物店の大方は 小さな村の中側に肩を寄せ合っていますから この宿のロケーションは貴重です !

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10.    こちらの小路 ( と言っても村のメインロード ) 側に 宿の入口がある。 ところで



宿のシニョーラは結構なやり手でした!  当宿のほか、 写真右手に写っているような洋品店2軒と 

ピザ店を 一族で経営しておりました  ( 開店の時刻になるとも少し華やかになりますよ、、 )

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11.    夜は ’ アラゴン料理 ’ を食べに行こうと思っていたところ、 うちのピザレストランに

連絡しておくからと 誘いを受けました。  細い小路に車を入れたり 駐車させていただいたり 



いろいろお世話になったので、 まあ、 モノは試しとて

11世紀に栄えた 小王国の首都のアーケードと広場に面したその店にて 夜のお食事となりました ・・




さて、給仕をした ロマ族 ( いわゆるジプシーの系譜 )の女の子が 刺青を見せてくれたのですが

両の手を合わせると 一対の羽となり、 彼女自身が羽の生えた天使となるそうだ。



本当は私は 心の中で一瞬目を背けたが、 人それぞれの人生観と表現方法があるのだなあ、と

考えさせられたのです  ・・

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12.    さて、 食事を終えて 宿に戻ったところ、 シニョーラと その弟の奥さんと娘

3人が顔を寄せ合って 何やら画面を食い入るように見ている。  DVDでもご覧になっているんですか?



と尋ねたところ、  想像外の返事が返って来た

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モニターでピザレストランの店内の監視をしているんだそうな !   真面目一途な日本人と違い

使用人にも 様々な傾向があるだろう。  サボったり くすねたり 、、、




本当のことだったので、思わず言葉が口を突いて出た。  ロマの女の子、とても親切で 

一生懸命 真面目に働いてました!  いい子でしたよ ~




分かっている、分かっている、という風に 皆 ニコニコとうなずいた。

因みに、別室にいたこのシニョーラの旦那さん、 穏やかでおとなしくて、

いるのかいないのか 本当に存在感の薄い人でした、、、


組み合わせの妙、 このご夫婦 きっとうまくいっているに違いない  !

 

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆





もちろん、日本でも監視カメラの時代は 確実にやって来てはいるが

スペインの小さな田舎町の 小さなレストランでの話、 ちょっぴり刺激的でした ・・



それにしても     モニターで監視する側、される側、 

経営者家族の この小さな女の子、 どんな人生哲学を学び始めているのだろうか ・・

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コメント

こんばんは
bellaさん、いつの間にスペインへ・・・って、しばしば私のブログのコメントに「○○○○からです」とありますよネェ!
スコットランドの独立は叶いませんでしたが、カタルーニャの人々は少なからず刺激を受けたでしょう。
雹は経験ありませんが、大きいものだとフロントガラスにひびが入るほどのものもあるらしいですから、おっかなびっくり!だったことでしょう。
アインサの村のメインロード、こんなところ歩いてみたいです
巡礼の旅人や交易の隊商が行き交っていそうな雰囲気です。
モニターで系列のレストランの監視とは?!
使用人たちは知っているのかな?
そして小さな女の子、ホントどんな人生哲学を学ぶのでしょうね?!

ピレネー山脈、アルプスとはまた違った意味でヨーロッパの大きな存在なのでしょうね。
地図や地形図からもそれは充分伺い知れますが、その東南麓のスペインのカタルーニア。
ローマ時代に遡る建造物遺産と、そこに営々と暮らしてきた人々の想いは、
われら東洋の島国に生を受けた者にはちょっと想像し難いものがいっぱいあるに違いありません。
それでも、小さな宿の使用人を信じながらもカメラでチェックする、人間の性みたいな共通点もあって微笑ましい。
人間万歳(!)です。

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