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2014年4月

2014年4月25日 (金)

「リンダウ」ドイツアルペン街道起点の町、ここはイタリア?!

「 リンダウ Lindau 」 は ドイツ バイエルン州の南端、ボーデン湖に突き出た小島に

作られた町で、   湖を挟んで 対岸はもう スイスとオーストリア !




ここ 「 リンダウ 」から かのヒットラーの山荘があった 「 ベルヒテスガーデン 」まで

東西に走るルートを 「 ドイツ・アルペン街道 」と言いますが 、まさに その起点となる町なのです 







01.    リンダウの正式名は 「 Lindau im Bodensee 」 

ボーデン湖に臨む 場合は ’ am ’ を使うが、 湖の中に入っているので ’ im ’ となる


対岸には スイスのアペンツェル地方の アルプスの眺望が楽しめる 

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02.    リンダウは 旧神聖ローマ帝国の自由都市で( 1275~1802 ) その歴史は古い

この階段状切妻の建物 「 旧市役所 Altes Rathaus 」 も 1436年のもの

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03.    大きくて強そうな犬が現れましたので、 一枚撮らせていただきました ~

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04.    本来 古い町には 歴史的な厳めしさがあるものですが、  この町には 寧ろ 明るく

華やいだ雰囲気が溢れている。 昔から 立地の関係上 ドイツ・スイス・オーストリア・イタリア間の

交流があり、  小さいけど ハイセンスな国際都市でした

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05.    とりわけ 近代は、 鉄道が直接島のど真ん中までやって来て バカンスの基地として 賑わっている


気候も温暖で、  滞在者 ほぼ全ての人々が ’ 心の箍をゆるめて ’ のんびり過ごしている ・・ 

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06.    ボーデン湖の埠頭の中央に 灯台と バイエルンの獅子のモニュメント(1856年) が 

設置され、  船の安全を守るべく 睨みを利かせている

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07.    時は5月末、 太陽を浴びながら 人々は ひたすらリラックス 、、、 リラックス 、、、

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08.    仕事のことや 浮世の懸案を忘れて  ひたすらリラックス 、、、 リラックス 、、、



港の奥には 12世紀の要塞塔「 マング塔 Mangturm 」 がそそり立っている

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09.    子供たちも ひたすら遊ぶ 、、、  遊ぶ 、、、



 ” 長い休暇 ” ” 何もしない休暇 ” 、 いずれも 日本人は不得意かもしれませんが ~~ 

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10.    ディナーは イタリアン。 イタリアで大人気の ’ フリッツ・アペロール ’ を ここでも

発見して 嬉しかったデスよ ! ( オレンジのリキュールを 白ワインと 発砲水で割ったもの )




デザートは ’ ソルベ ’ 。   ソルベは 普通は シャーベットのことですが、  場所により 

シャンペンの中に みぞれ混じりにシャーベットを入れ込んだ  アルコール度の高いデザートとして 

出てくることがありますから 要注意です !

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11.      カモくんたち、  カモン !

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12.      朝食も なんとなく南国調で 気分が明かるくなりました ~      さて、



ドイツは 今でこそ最先端の先進国ですが、 厳寒の地でもあるし 明るい日差しと 高度な文化を求めて

昔は  多くのドイツ皇帝や 芸術家たちが アルプスを越えて イタリアに向ったものでした

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デューラーもゲーテも  ザルツブルクからはモーツアルトも こぞってイタリアに渡り、 

イタリアから多くを学び 芸術的インスピレーションを得たものでしたが、 ここ 「 リンダウ 」は 



かつてイタリアとの交易も盛んであったし、 明るく風光明媚   ドイツに居ながらにして 

まるで イタリアに居るかのような気分になれる土地柄でした ~






今回 私は リンダウを起点とする 「 ドイツ・アルペン街道 」 を 西から東へと進み

ドイツとオーストリアの国境を 出たり入ったりしてみることになります





何の花びらかは知らねども、 夜明けに散った白い花びらをまとった レンタカーに乗り込んで

いざ 出発進行です !

2014年4月18日 (金)

「オットーボイレン大修道院」かくも華麗で、かくもおどろおどろしい!

南ドイツ、バイエルン州に 「 オットーボイレン大修道院 Ottobeuren 」 がある




旅行では どこの教会も大聖堂も 私は必ず訪れていますが 、いつもブログの記事にするとは限りません

その立派さを伝え切れないからでもあり、 またある意味 どこも同じように見えてしまうからでもあります







01.   しかし 今回の「 オットーボイレン修道院 付属教会 Klosterkirche 」は特別でした  



緑なす丘の上、修道院の広大な敷地に 子供たちが 自転車に乗ってやって来ました ・・・ 

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02.    ” ドイツバロック様式の白眉 ” とされるこの聖堂は 南ドイツの大建築家フィッシャーを中心に

多くの ドイツ人やイタリア人の芸術家を動員して 18世紀に完成しました

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03.     大聖堂の中に入った時 普通は 暗闇に目が慣れるのに数秒かかるものですが、 ここでは 

パッと輝く白い壁がお出迎え、 その華やかで洗練された装飾空間に 目を丸くいたしました ! 

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04.    キリスト教教会の伝統的な習慣とは異なり この教会の身廊は 南北に長く建てられているので

朝日と夕日の時間帯に 日差しが入り込みやすい




堂内は 豪華なロココ調の装飾で覆われ尽されているものの  柔らかい調和に満ちている

白と金を基調に ピンク 黄色 オークル 紫 ブルーグレイなど 色合いがハーフトーンだからかも知れない

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05.        内陣 聖職者席 諸々の祭壇 説教壇 柱 天井 守護天使の像 祭壇画 等々 

見事な造りを このブログで 全てご紹介したいところですが  写真の容量制限があるのが残念です ~ !

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06.     中でも 特筆するとしたら、 天井の 数々のフレスコ画でしょうか ~  



下から見上げられることを前提に、遠近法を駆使して 見事に仕上げられている

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07.     しかし 丸天井の漆喰装飾と絵画が巧みに組み合わされていて、 どこまでが立体の漆喰で

どこからが平面の絵なのか なかなか区別がつかない。   極端な場合、構造上の制約で 真っ平な天井に 

丸いドーム型の騙し絵が描かれることもあるし、  一人の人間の上半身が絵で 足は立体なんてこともある。




目を皿のようにして見てみたいものですね !

今日の西洋の ’ だまし絵 ’ の技術は こうした 歴史的なバックグラウンドの賜物かも知れない

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08.    さて、話変わって  キリストの使徒や聖人たちには その特異な死、非業の死にまつわる

様々な逸話が語られている。   例えば この「 聖セバスティアヌス 」、 



時の皇帝に 裏切りの嫌疑をかけられ、 刑場で 射手たちにより 身体じゅうがハリネズミのようになるまで

矢を射続けられた という伝説が残っている。  しかしその場では 完全な死に至らず、 人に助けられ 


命拾いしたものの、 後年セバスティアヌスは 再び皇帝の命で ’ 死ぬまで ’ 殴打され 命を落とした

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09.     キリスト教には そうした  残酷な逸話に 事欠かないが、


この世の物としては 恐らく最高に美しいであろう 「 オットーボイレン修道院付属教会 」にも

ハッとするような ” おどろおどろしいコーナー ” があった。   聖人の衣装をまとった骸骨だ !

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10.     キリスト教には ” 聖遺物 ” を大切にし  有難がる風習があるが、 

聖人の遺骨をそっくり保存して、 飾り付けるのは その究極の例かも知れない
   




通常 地下のカタコンベには 大腿骨、上腕骨、頭蓋骨などが パーツごとに集められ 山と積まれているものだが  

身体丸ごと保存され 美しい法衣を着せられ、 地下ではなく 地上の大聖堂のケースに収められた聖人たち 

恐らく 百年に一人といった 特別な存在、 相当偉い聖職者だったに違いない !

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11.    ” 骨 ” も 聖遺物ともなれば 美しい装飾品で、 人々が まだ素朴な心情を持っていた時代には

一本の骨をも 本当に有難く 崇めたに違いない ! 

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12.     この大聖堂のそばには さらに大きな修道院の建物がある。 764年には 

ここオットーボイレンに ベネディクト会修道院が創設され 皇帝の庇護のもと 著しい発展を遂げ 



16世紀には世界初の印刷所も開かれ 学問も盛んに行われたという

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観光で大人気の ドイツロマンチック街道のコースからは 少し外れるが、 オットーボイレンまで足を延ばし

” かくも華麗で、かくもおどろおどろしい ”  オットーボイレン修道院付属教会を 訪れて見ませんか ! 

2014年4月11日 (金)

bellaのアトリエから  季節の移ろい

桜前線も あっという間に 北上しました

 

 

四季の移ろいは 私たちの心に養分を届けてくれますね ・・・ 

 

 





1.    Early Spring ( Japan )

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2.    Early Autumn  ( France )

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2014年4月 4日 (金)

「コルドバのユダヤ人街」・「見て!アラビア風 結婚式の正装ドレス」

スペイン アンダルシア地方の「 コルドバ 」 には イスラムとキリスト教の文化が混在しているが

もう一つ、 旧ユダヤ人居住区に 独特な賑わいが見られます







01.   「 メスキータ 」 北側の 迷路のように小路が入り組んだ地域が 「 ユダヤ人街 」



世界に散らばったユダヤ人の多くがそうであるように、 商売に才覚があった ここのユダヤ人は 

コルドバを首都とした イスラム教徒の支配する 西カリフ帝国の歴代王に 厚遇されました

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02.     しかし、レコンキスタが終わり ユダヤ人は追放されたのですが、 その雰囲気は今日でも


十分感じ取ることができる。    花々が飾られた白い壁の小路に 様々な商品を扱う店が並び、 

メスキータの大聖堂の尖塔 「 ミナレット 」 が その屋根越しに また 小路の狭い隙間に現れる 

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03.     金銀の線条細工や鉄細工とともに  皮の打ち出し細工も名物です


何を買うでもなく  こんな通りをぶらつくのは 本当に楽しいこと ・・ !!

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04.      ここは 「 アルカサル Alcazar( 王城 )」 14C  


イスラム王の宮殿跡地に キリスト教のカスティーリア王が建設した城だが、 アラビックな雰囲気が

濃厚に漂っている。        そして なにやら  城門付近に 大勢の人々が並んでいる

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05.     やっぱり 結婚式でした !

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06.     花嫁とその父親  花婿とその母親 、  それぞれ お互いよく似ていますね

花嫁はアラブ風の顔立ちです ・・   

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07.     週末ともなれば   結婚式に出くわすことは よくあることですが、  

アラブの正装ドレスを見るのは初めて  ・・  

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08.     イスラム文化とキリスト教文化が融合した 独特の雰囲気があるイベリア半島ですが

こうして  明らかに血統の異なる 2つの家族の結婚式を目の当たりにすると 改めて感慨深いものがありました 

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09.       アルカサルの外側では 馬車が 観光客を待っています

” ねえ、 僕たちも 仲良くしようね  ”

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10.     さて 夜になって 「 メスキータ 」 に明かりが灯る頃、 街角で音楽会がありました



フラメンコとはちょっと違う スペインらしいメロディとリズムだったが、 

舞台脇で 子供たちが 自然に踊り出す姿も 印象的でした ~

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11.      音楽の歓び と 健康美 !!

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12.     さて最後に 蛇足ながら 日常の一コマを。    観光客の来ない 地元民専門のバールで   

床にポイポイゴミ捨て 。   公徳心がどうこうでなく ここだけの いかにも気楽なくつろぎ方に見えました ~ !

      



赤ちゃんを抱いた女性、  普通の若いお母さん に見えますか ・・

人とすれ違う瞬間に  右手の平を人に向けて  ” お金を下さい ” と、 意思表示しています

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海外旅行で よく聞く 深刻な被害の話は別として、 ’ 変わった人達 ’ は いくらでもいるものです
  






ライターや花束、 風船や小物を レストランのテーブルに売りに来る人


車が信号待ちで止まった瞬間 道路に飛び出し、フロントガラスにスプレーをシュッとひと吹き きれいにさせてとねだる人


史跡の入場ゲートの 一歩手前で 制服っぽいシャツ姿で現れ ” 車1台あたり20ユーロです ” とだまし取る人


エスカレータの非常ボタンを押し、急ストップの反動で転ぶ人を助けるふりをして ポケットをまさぐるスリグループ


・・・  etc  ・・





旅慣れていれば、 写真のジプシーの母親のように 遠くから見ただけで すぐそれと見分けられる場合もあれば  

気を抜いていた瞬間  まんまと騙される場合もある ・・  
  





なんだかだ言っても 日本は平和です     異文化では  ご用心!  ご用心!

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