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2014年2月21日 (金)

荒々しく誇り高い騎士の町「カセレス」、そして「ロブ・デコルテ」

独特の雰囲気を放つ町 「 カセレス Caceres 」 は セビリアの北240km にある
 



普通 ” 中世の面影を残す ” という形容詞には どこか 情緒的な切なさを感じるものですが

” カセレスの中世 ” は まさに質実剛健、 男性的な 騎士たちの時代を彷彿とさせる







01.    アラブ人が造った市壁の内部には いくつもの塔がそびえ、貴族の館が建ち並んでいる

完璧な中世の町並みは ほんの1ミリも現代化されておらず、 多くの映画の撮影地になっている

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02.     カセレスでも ” パラドール (国営ホテル) ” に泊まったが、 新市街の方に 

完璧なセキュリティ付きのパラドール専用の駐車場があり、 電話をすると 送迎車が来てくれた

お蔭で 安心して 歴史地区に入ることが出来た



15~16世紀に建てられた貴族の館の壁は 平らで直線的、 誇らしげな家紋以外 装飾がない

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(  市壁内には 放し飼い孔雀もいて ・・  )   







03.     この町の騎士たちは もともと荒々しい気質で、 アラブ人と闘ったり 

アメリカまで遠征して インディオを征服するなど、 武勇に名を馳せる 誇り高い地方貴族でした 

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 (  旧市街への入口  「 星の門 Arco de la Estrella 」 )







04.     さて 週末ともなれば 必ず結婚式に遭遇する。 世界遺産であるこの小さな歴史地区の 

サン・マテオ と サンタ・マリア 両方の教会に  着飾った参列者が集っていた

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05.     花嫁はもとより、 とても興味がそそられるのが 女性たちの衣装 ・・  



” ロブ ・ デコルテ Robe decolletee ” とは 襟回りを大きく くくり、

背や肩を露わにする 礼服ドレスのことですが、 

肌を出す部分が 大きければ大きいほど 美しく正式だという発想が 本当に面白い 

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06.    肌を出せば出すほど 品を損なうという日本的な慎みとは 真逆なのだ ・・



日本の皇室の あか抜けないロブ・デコルテは そうした文化のはざ間にあって、 

デザイナーたちが ぎりぎり格闘し苦心した跡が見受けられる



西洋の画家たちは ” 神話 ” の名を借りて ヌードを描きたいだけ描いてきたけれど

日本の文化・神話には ビーナスのような女神もおらず、人間の肉体こそが 美の根源という考えもない



良し悪しはともかく、 こんなに肌を出す機会があるなんて ダイエットの励み甲斐があると言うものでしょう!

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07.    ” 城壁 ” というと 日本では 普通はお城だけを守るもので 城下に庶民の町がある


西洋ではたいてい 城壁とは 支配者・市民全てをひっくるめて 町を取り囲むものだ 

従って 城壁は ” 市壁 ” ともいう  

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08.     この市壁の縁のテラス席で 夕食を食べた。  生ハムとサラミ、

きのこのソテーと イベリコ豚 、、、   どうですか、 この肉食人種 !!




飲み物は ” ティント ディ ヴェラーノ ” 赤ワインのソーダ割り  とても気に入り、スペイン滞在中

ずっとこれで通した ・・   ポルトガルに入った途端、 ” 何ですか ソレ!? ” と笑われたけれど

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09.     テラス脇のレストランから 料理が運ばれたが 7時までが 軽食のバルメニュー、 

夜7時過ぎに ようやくレストランメニューになった。  結局 トワイライト サンセット 宵闇

全てを満喫したが、  その間 ボーイは 2ヶ所で 瓶とグラスを割った !  




当たり前ながら 固い硬い石のテラス、 落としたらひとたまりもないことが よくわかりました ~~ 

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10.    市壁の階段を降りると 「 モラ将軍広場 Pl.del G. Mola 」がある



長方形のこの広場、  少々傾斜はあるが 小高い岩山の町にとって どれほど貴重な平地だろうか ・・

昔も今も ありとあらゆる行事が ここで 行われて来たに違いない

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11.     ところで カセーレス県の幾つかの町は このカセーレスを含めて 

” コンキスタドレス 征服者 ” を輩出した町 として スペインでも特異な存在となっている



征服者と言ったら カッコイイ英雄だが、 要するに 平和に暮らしていたインディオなどの町に乗り込んで

騙したり殺したり 悪行の限りを尽くして 金銀をかっぱらった荒くれ者なのだ!

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12.     しかしながら 荒野以外何もない生まれ故郷から 大きな夢を持って海を渡った彼らの

パイオニア精神は 認めざるを得ないかも知れないし、 地元民が誇りに思うのも当然のことでしょう



例えば ペルーの征服者 豚飼い出身の フランシスコ・ピサロ は インカ帝国の王女と結婚し

やがて インカ帝王の権力も奪い 王の富と首都クスコを手中に収める。  銀鉱も発見し

死んだ時は 途方もない大金持ちになっていたと言う ・・

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食事が済んで ホテルへの帰り道、 教会前でロックコンサートがあり

” 肉食で ” ” 荒くれ者の征服者 ” の !? 子孫たちが 熱狂していた 





叩くとカチカチと音がしそうな 堅固な建物の壁に キラキラ躍動する音楽のしぶきを 浴びながら 

こんな黄土色の町から 華やかなりしスペインの栄華を生み出した英雄たちが輩出したのだなあ、、、



” スペインの光と影 ” と言うけれど、 地味であれ 派手であれ スペイン文化の一つ一つに 

何かしらの意味があるのだなあ、、、   と 感じた次第でした   

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スペイン中西部、遥かな地平と丘陵と」カテゴリの記事

コメント

こんばんは (◎´∀`)ノ
bellaさんが訪れるヨーロッパの街、初めて聞く名の街が多いのですが、どこもかしこも魅力的な街ばかり!
それだけでなく、bellaさんの観察眼と文章の面白さ・楽しさ ;:゙;`(゚∀゚)`;:゙!
もう、堪りません (≧∇≦)!
今でこそ電気があるのでしょうが、それ以外はほとんど中世の姿そのまま残してきた街でしょうか?!
こんな街、憧れます。
放し飼い孔雀にはビックリ!日本では動物園でしか見られないのに!
結婚式での女性の衣装、皆さんセクシーですね。
背中が大きく開いたドレスは、恥ずかしながら「ブラ○○ーはしてないの?まさかノー○○?」なんて想像してしまいました ← アホ!(笑)
城壁、おっしゃるようにヨーロッパではその街全体を取り囲んでいるみたいですね。
と言っても私はそんなにたくさんの街を見たわけではありませんが・・・(^_^;;ヘヘッ
そしてお食事・・・(゚o゚)ヒエェーッ!美味しそう・・・(・_・)イイナァ!
た・堪らん・・・(≧m≦)
人類が誕生して以来、地球はきっと戦争の歴史だと思います。
征服する者・される者、その繰り返しで国を広げたり失ったり・・・。
今も世界のどこかでこんな争いが行われている・・・?

ヨーロッパの中世、なんとなく脳裏をよぎるのはやはり、というか、なぜか見たこともない騎士の姿と城壁にかこまれた街。
この街は、まさにその中世がそのままに現代に生き続けている様子に吃驚、感動です。
騎士の姿こそ現代風になっていますが、淑女の衣裳はあまり変わらないような気もしますね。
昔も今も、なんてったって肉体がいちばんの見せ場、おっしゃるように、肌を遠慮がちにしか見せないローブデコルテが美しいはずはありません。
えっ、ダイエトなんか必要はないのではありません?

ヨーロッパの街並み…特に路地裏などは風情があって素敵ですよね。
暮らしている人たちにとってはただの路なのでしょうが、
旅行者にとっては、洗濯物ひとつとってもいい被写体というか絵になる風景だったり。
「ロブ・デコルテ」、確かに日本ではあまり見かけないというか、
女優さんとかよっぽど自信のある人以外は肌を露出するのは考えますよね。
水着もそうですが、海外へ行くとどれだけ太ってようが肌がそばかすだらけであろうが、
皆さんがっつり肌を露出しているので、ある意味羨ましい…私も海外では水着やミニスカートをたまに着ます。太っているのが目立たないから。日本ではまず無理です(^_^;)
イギリスの結婚式ではみなさん「豪華」な帽子をかぶってました。

お早うございます。
bellaさんの紹介でスペインの情景を見ることが出来ました。
EUは経済的の破たんの国が多いと報じられ貧困にあえいでいると思っていました。
スペインはとても豊かで優雅な感じがします。
ディナーは素晴らしい!
美味しそうです。

石造りの街並み、城を好んで描く画家の方々はたいへん多いですね。
日本の建築とは違う、異国の歴史あるものに惹かれるのでしょうか。
乾いた空気が伝わってきます。
私もいつか訪れて見たくなりました。

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