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2013年12月20日 (金)

スペインの白い村「セテニル」 洞穴が家となり、大岩が道を塞ぐ村

南スペイン アンダルシア州の内陸部では 夏の気温が45度になることもある


山岳地帯には そのまばゆい太陽の光をはね返す 幾つもの「 白い村 」が点在している








01.     乾いた大地、行けども行けども オーリーブの縞模様の樹列が続いていく ・・

収穫しずらそうな、こんな所まで、と思うような崖の上にも オリーブが植えられている

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02.     ここは 「 セテニル Setenil de las Bodegas 」、  オリーブの岩山に接した

小高い丘に 白い家が段々に積み重なり 一つの集落を形作っている   


アラブ支配時代の塔も 丘の上から 家々を見下ろしている

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03.     本来 観光客が車で入れるような村ではなかったが、 訳あって 途中まで先導してくれた

一台の車の ” お蔭で ” 、 一方通行の村道に入り込み   途中で引き返す訳にもいかず

迷路を踏破せざるを得なくなりました ! 
 



道路は 写真よりもっともっと狭くて 急勾配、 案の定 路地の曲がり角で 一台の車の脇腹にコツン !

” 対物損傷 ” に対しては、 地元民が いいよ、行け、行けと お目こぼしをしてくれて 助かりました ~

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(  洞穴を そのまま住居やガレージとして使っている  )







04.     イスラムに支配されたこの村を キリスト教徒が 7回も奪回を試みたが いずれも

空しく失敗の憂き目を見たという。 セテ(7回の)ニル(無し・ゼロ) 村の名前自体が こんな意味だ



大岩が垂れ込んで 行く手を阻む細い路地  きっと 天然の守備の要だったに違いない



車で迷い込んだことで、 私たちも  難攻不落の砦の実感を ほんの僅かながら体験した訳です ・・

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05.      僅かながら駐車場のある 村の入口側に やっとのことで到着すると

そこには 「 グアダルボルシン川 」が流れていた

この川が、 何万年かかったか知れないが、 岩肌を削り 今や 村人が憩うテラスとその大屋根を作り上げたのです

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06.     ここが 「 セテニル 」のシンボルである テラス   

自然の大岩が屋根となり 一度見たら忘れられない 大変印象的な風景となっている 

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07.     ここは もともと 地元民の大切な井戸端会議の場所だという  

” この村の方ですか ?  ここで生まれたの ? ” と聞くと  ” Si ~~! ” と返ってきました~ 

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08.     自然の洞窟をそのまま利用した バル、  岩肌がむき出しのままの天井


コーラを注文したが オリーブが付いて来ました、  ホットコーヒーは ガラスのコップで出てきました、

アンダルシアの ’ 庶民的なバル ’では だいたいこんな形でしたよ ~

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09.     ところで  1492年 イスラム勢力の支配するグラナダを 陥落させる際

スペインのイザベラ女王が フェルナンド王と共に ここ「 セテニル 」にキャンプを張ったが

その際王子を早産し、 死んだその王子を弔う教会を建てたことで 王子がこの村の守護聖人となったと言う



この事実を 正式に記述している歴史書は 一つもなく   村人の伝承だけが根拠となっているらしい

早産に立ち会った産婆や 身の回りを世話した村人の話は 代々の語り草となったことでしょう ・・  



いずれにせよ 時代の要請だったとしても  妊婦にして戦いの先頭に立ったイザベラは凄い人だ !!

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10.     「 セテニル 」は 本格的に観光地化しておらず、 いわゆる土産物屋は一軒もない

カラフルな飴を売っている店を見つけ チョコレートを買った



日本のテレビ局が 今年「 セテニル 」を撮りに来ませんでしたか と話を向けると   

ええ、来ました 来ましたと  破顔一笑 ! 

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(  ここも 洞窟をそのまま利用した住まいです   )  








11.     アンダルシアの山岳地帯には 白い村が たくさん点在する

観光客が押しかける 「 ミハス 」や 「 カサレス 」ばかりが 白い村ではありません 


表現は悪いが ’ 蛾が卵を産み付けたような ’ 白い塊りが 山々の腹にへばり付いている

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12.     どうしてこんな村が出来たのだろう ・・  昔は生活をどうやって維持したのだろう ・・


お城が中心だったり 修道院が元であったり、 ローマ時代からのものや イスラム支配に起源をもつものや、

それぞれの村に それぞれの誕生秘話があり 歴史があるに違いない

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改めて スペインは、 闘牛とフラメンコ パエリアとガウディ だけの国ではないと 思ったものでした ~

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コメント

大岩のテラス、何万年もの自然のカタチだから、崩壊することはまず無いと分かっていても、
なかなかこの下に入る勇気は出てきそうにありません。(笑)
白い村、白に限らず、もともと集落は洋の東西を問わず、地元の建材で造られることから、
均質な美しい風景の調和を生み出すのですね。
どこかの国の現代の新建材満艦飾とは訳が違いそうです。

アメリカ西部の未開?の大自然から南欧へですね。
bellaさんの第二の故郷を歩く気分では?(笑)
なんとなく明るく感じるのはこの町並みの白さの所為なのでしょうか?
緯度的には東京もあまり変わらないはず、気温が45度にもなるのですか?
中東の砂漠も変わらないですね~。
太陽と明るい南欧というイメージがついて回るスペイン、次回も楽しみに待ってます。

大岩が垂れ込んだり、屋根になっていたり、岩の洞窟に生活する
セニテル村の風景は本当に珍しいですね。
岩肌がむき出しのままの天井の下や、洞窟の中の気分はどうなんでしょうね?
スペインといえば有名な都市だけしか行っていない小生ですので
bellaさんの何処にでも行かれる旅行にはびっくりさせられます。 

グランドキャニオンから今度はスペインですね。
地球の東から西の果てまで世界一周の旅ですね。
昔、兼高かおるの「世界の旅」をTVで見ましたが
bellaさんの世界の旅は克明に紹介されて素晴らしい!
洞穴を住居に利用するお国柄も世界は広いと感じました。
自分で行けなかった国々はbellaさんの旅行記を楽しみにしています。


こんばんは (◎´∀`)ノ
一週間遅れです (^_^;;
ココログ広場のマイページに、何故かこの記事の更新情報がなかったもので・・・。
(ココログ広場スタッフの嫌がらせ?最近三度も警告を受けてアカウント停止されるかも・・・?なので。)

凄い村ですネェ!
洞穴をそのまま利用した住居は聞いたことがありますが、ここはもっとすごい利用の仕方ですね。
屋根に利用してしまったり、発想がダイナミック!
04の写真なんて、どんなふうに建物を建てて中がどうなっているのか実に興味深いです。
こんな村が存在するなんて、世界は広いなぁ!

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