「 南スペイン・マラガ 」 ピカソが生れた町はお洒落な大都会
画家ピカソが ’ スペインで生まれたスペイン人だ ’ ということは知っていても
彼が生れたのは 田舎の村なのか 地方の町なのか 全くイメージが湧かない ・・
出かけてみたその地は 意外にも、 海に面したお洒落な都会でした!
01. パブロ・ピカソ Pablo Picasso(1881~1973)が生れたのは 南スペイン アンダルシア地方の
「 マラガ Malaga 」、 地中海に面した港湾都市 マラガは 国際的なリゾート地 コスタ・デル・ソル
( 太陽の海岸 )の 中心地として賑わう商業都市でもあります
02. ピカソがマラガで暮らしたのは10歳までですが、 明るい地中海気候の、 大きな船が出入りする
活気あるマラガが ピカソの人格形成に 大きな影響を与えたのは 間違いないでしょう
ピカソで有名になるずっと前から マラガには ヒブラルファオ城、アルカサバ要塞、半円形のローマ劇場、マラゲータ闘牛場
そして エル・パロ・ビーチ等々 観光に不可欠の歴史と魅力が 有り余るほど満ちていたのです
( ローマ劇場跡の背後は ローマの要塞城壁アルカサバ
闘牛場の背後は 現代のマンション群 )
03. 「 カテドラル Catedral 」 資金不足で 右側の塔が未完成のまま 工事が終了したため
” 片腕の貴婦人 ”と呼ばれているが、 内部には 聖母マリアを主題とした 多くの油絵や彫刻の傑作が 居並んでいる
04. 「 ピカソ美術館 Museo Picasso Malaga 」 ピカソの最初の妻オルガ、
オルガとの間に生まれた息子パウロ、 自殺した親友カサへマス などを描いた作品が展示されている
” 腕白ピカソ ” が 将来 この中から生まれるでしょうか!
05. 「 ピカソの生家 Casa Natal de Picasso 」 想像とは異なり、 意外と現代的な建物でした!
考えてみれば ピカソが没したのが1973年、 結構最近の人ですから、このような住まいで当たり前ですね ・・
昔はこの中の一室に暮らしていたのでしょうが、 今は 建物の大部分が ミュージアムとなっていて
油絵 陶器 写真 衣装 インスタレーションなど、 ビデオ上映も含め 様々なものが展示されています
06. 生家の前にある 「 メルセー広場 Plaza de la Merced 」 幼少時代 ここで遊んだピカソは
のちに この広場の鳩を懐かしく思い出し 娘に パロマ( 鳩 )という名を付けたということです
何やら 変な?人たちが 通りかかりました。 聞いてみると マラガには ” セグウェー ツアー ” なるものがあり
指導員付き添いのもと 1~2時間かけて セグウェーで あちこち観光して回るのですって !
( 樹木は 紫色の花を付ける ジャカランダ )
07. さて マラガで 是非寄ってみたいのが 「 バル Bar 」 数ある中でも
「 エル・ピンピ El Pmpi 」は アンダルシア情緒あふれる 個性的な内装、 美味しい料理とワインで有名です
08. グラナダ通りの入口から入り、 お洒落に飾られた各ブースを くねくねと辿っていくと
古代ローマの要塞跡 アルカサバ側に出てしまう !
スペインのバールはどこか開放的、 見るだけでも 楽しい散歩となりますよ
ワイン樽に 例の鳩子 ’ ピカソの娘 パロマ ’ のサインがありました !
09. さて 通りに出ると 町には 焼き栗やアーモンドの露店が あちこちにありました
肌を露出したシニョーラが なんとも逞しい !
10. 「 マラガのアーモンド 」 スペインの地中海側、 特にマラガ産アーモンドは有名で
日本にも輸出されている。 アーモンドの花は 日本の桜よりちょっとピンクが濃いが よく似ていて美しい
ゴッホは 青空に映えるアーモンドの花を描いているが 多作のピカソも、きっとアーモンドを描いているでしょう
11. マラガは 海沿いの町、 もちろん 魚貝のメニューも豊富です
12. 当夜は シーフードレストランにて お食事
しかし、 スペインの全行程で ” 生ハムをいただく ” という目標を掲げておりましたから
注文はこんな具合となりました ・・
バルセロナ、マドリード、パリ、南仏と これまで ピカソゆかりの町々を見てきましたが
まさか 生誕の地・マラガまで来るとは 我ながら驚きました ・・
それでも ” ピカソファン ” になり切れないなんて オツですね~ !?
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コメント
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こんばんは (◎´∀`)ノ
オォーッ!さすが、芸術家bellaさん!ピカソ生誕の街を訪れられたとは?!
マラガ・・・、聞いたことがあるような、ないような・・・?
コスタ・デル・ソル、”Costa del sol”と書くのでしょうか?
滑らかな曲線を描いた湾岸に発展してきた街のようですね。
高層ビルなどが建ち並ぶすぐそばに、古代(?)遺跡があるのですネェ!
ピカソの生家、「エッ?」と思いましたヨ (^_^;;!
そうかぁ、ピカソってそんなに最近の人だったんだ・・・(゚o゚)ヘェーッ!
いやぁ、全くもって自分の無知が恥ずかしい・・・です (。_。)ショボン!
パロマって、スペイン語では『鳩』という意味なのですか?
肌を露出したたくましい女性たち、「さすが”情熱の国・スペイン”」と感じます。
お食事は、シーフード&生ハム?!(・_・)イイナァ...
まさか、イベリコ豚の生ハム?美味しそう・・・w(^o^)w!
投稿: 慕辺未行 | 2013年12月 7日 (土) 00時12分
お早うございます。
行ってみたい国の一つでしたが実現できずに終わりました。
市内はかなり混雑していますね。
ワイン樽のパブには魅力を感じました。
投稿: Golfun | 2013年12月 8日 (日) 09時55分
大西部の砂漠から、bellaさんのお庭に帰られた感じですね。
ピカソの故郷は、なんとなく、いい加減に北部だろういうような印象が勝手にあったのですが、
ゲルニカとの甚だしい混同があったに違いありません。(汗)
まあ、彼の活躍の地はフランスですから勘弁願いましょう。
マラガ、だったのですね。コスタ・デル・ソルの南端に近い観光地。
南の国の陽光も、風景も、シニョーレも、海の幸も、生ハムもすべてがbellaさんを歓迎してくれているような。
それにしても、あのローマ帝国の遺跡がこんなにあるのは、さすがに大ローマを感じさせてくれますね。
投稿: kurakame | 2013年12月 8日 (日) 15時42分
マラガがピカソ生誕の地ということを初めて知りました。そして街の風景からはピカソのあのような絵が何故生まれたかは、全く関係づけることができません。.
素敵な遺跡があると思うと近代的な都市風景があり、また極めて庶民的な風景もあるなど、この町の色々の面白い表情を興味深く拝見させて頂きました。
片腕の貴婦人カタドラルの全景が見たいようです。こんな活発な都市なのに、右側の塔が未完成とは不思議で、むしろ観光の売りとしてあるいのかと疑いたくなるようです。
セグウェーであちこち観光して回るとは、スペインは進んでいますね。
バルといっても、バーというよりワインの沢山あるレストランでしょうか? 写真が沢山飾ってあるようで珍しいです。
スペインのシーフードが美味しかった記憶はしっかり残っていますが、残念ながらスペインの生ハムを食べたかは記憶がありません。
それにしてもbellaさんよく色々の場所を歩かれましたね。
投稿: ktemple | 2013年12月 8日 (日) 20時12分