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2013年11月15日 (金)

「コロラド川の大彎曲と巨大ダム」そして「ナバホネイション」

アメリカの原風景と言われる 「 モニュメントバレー Monument Valley 」、


ナバホ族ガイドのバンに乗って  サンライズツアーに出かけます 








01.    まだ 真っ暗な中   " ザ ヴューホテル The View Hotel (周囲と同化するデザインです)” を出発  

やがて バレーの奥の ” スピアー ” と呼ばれる 尖った岩の群から  太陽が顔を出す

S01









02.    左側の岩は 「 トーテムポール Totempole 」 と呼ばれている

S02









03.     朝日が差し込む中、さらに 南に下がると ナバホ族よりずっと前に暮らしていたという 古代先住民の

居住遺跡がある。   変わったアーチや洞窟が 幾つもあり、 岩肌には動物などの絵も残っている

S03









04.    ナバホのガイドが 洞窟や水辺で笛を吹くと 音が反響して結構な趣を醸し出す・・


夏は40度、冬は零下30度にもなり 人が住めそうもない 過酷な自然条件のモニュメントバレーですが

約200年前この地にやって来た 流浪の民ナバホ族は、 古代人の住居址を発見して 人が住めることを確信したらしい

S04









05.     砂と岩だけの 乾いた大地ではあるけれど ちゃんと花も咲く、、、  馬たちも放牧され

川の水は夏場も枯れない。    地球には これよりもっと厳しい住環境は いくらでもあるかもしれませんね

S05









06.    さて、  モニュメントバレーから 西へ直線で150km付近に、 コロラド川 Colorado が 

馬蹄形に急カーブを描く場所 「 ホースシューベント Horseshoe Bent 」がある


遠くから見ると ただの大平原なのだが 近づくと ドスンっと 大地が落ちている

コロラド川によって 岩肌が 削られたのだ !

S06









07.      ”  正しい断崖の 覗き方 ”  

S07









08.     赤い岩肌に 深いグリーンの水が映えて美しい・・  この大河は  発見したスペイン人が

 
” (赤く)色のついた川 ” と呼んだことから 「 コロラド 」と名が付いたのだが 


実は この上流にダムがあり、 川が削った赤い岩石や砂は そのダム湖に沈殿し 

ダム以降は 緑の川となって流れている

S08









09.     そのダムが 巨大な「 グレンキャニオン ダム Glen Canyon Dam 」 高さ216m 幅475m


そして せき止められ 出来た湖が「 レイクパウエル湖 」、 グランドキャニオンより美しいと称えられた 

「 グレンキャニオン 」が すっかり湖底に沈むまで 17年間もかかったということですから 

そのダム湖の容量の大きさ、 谷の深さが忍ばれます

S09

( ダムの降り口から 船で3時間ほど行った所に アーチの高さでは一番の「 レインボーブリッジ 75m 」が

ありますが  船からボートに乗り換え くねった水路を進むなど 結構な道のりで 今回はパス ! ) 









10.    そもそも このダムは この下流の「 グランドキャニオン 」の そのまた下流にある「 フーバーダム 」

に付随する「 レイクミード湖 」が 土砂で埋まりかかり、 ラスベガスや ロスアンゼルスなどの大都市の水源を 

確保するため  あえて ” 環境破壊 ” を押して 建設されたという経緯がある


したがって 一部の環境保護団体が未だに 抗議してはいるが、 昔から居留していたナバホ族は

また違った観点から 迷惑をこうむったかもしれない 

S10

(    ダムと向かい合うように 国道89の 鉄橋が架かっている   )









11.    こんな独特の雰囲気を持つ ナバホ族、今は 合衆国公認 「 自治権のある ナバホネイション Navajo Nation

( 高知県くらいの広さ )」を形成している。   真ん中の男性が ” 大統領 ” だそうですよ


因みに  上で触れた 「 レインボーブリッジ 」は ナバホ族が発見し 守ってきたもの ・・

” 聖なる場所を汚さないで欲しい ” という ナバホ族の訴えを容れ、  2002年 

レインボーブリッジの真下に近づくことを 禁じる決定が 裁判所で下された 

S11









12.    このような 原住民・ナバホネイションとの関わりや  雄大な大自然の成り立ち、動植物の保護 等

子供たちに興味を抱かせ 勉強を促すプログラムがある。  それが 「 ジュニアレンジャー Junior Ranger 」




ジュニアレンジャーになれる資格は 7才から12才まで。  国立公園内のビジターセンターに行き

渡されたテキストブックを勉強して 完成させ提出すると、 本物のパークレンジャーが 丁寧に中身をチェック

時には 詳しい解説を受けて ようやく ” 宣誓式 ” となる


そして  バッジを受け取って 立派な 「 ジュニアレンジャー Junior Ranger 」が誕生する !

S12


 

日本でも 北海道や鳥取、千葉などの海辺・干潟で 特に野鳥観察の 「 ジュニアレンジャー 」があるようですが



たとえ一時でも  子供たちに カッコいいレンジャーとなって 自然を守るぞ、という気概を持たせるのは

悪くないシステムですね ~~ 

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「アメリカ国立公園」は雄大なり!」カテゴリの記事

コメント

こんばんは
うーん・・・bellaさんのブログは、写真も文章も「スゴッ!」 すぎて本当に毎々目が釘付けになります。
地球は『偉大なる芸術家』ですね。『彫刻家』であり『画家』でもある・・・そんな風に感じます。
そして『人を寄せ付けない』ような厳しい環境の大地に古代、人々が暮らしていたとは (゚o゚)ナニッ?!
しかし決して『不毛』ではなく、水もあれば草花もあるのですね。
コロラド川のあの彎曲、一本の川がこれほど彎曲するものなのですね。
世界中、どこを探してもこれほどの彎曲は二つとないのでは?
しかしこんな大自然のすぐ近くに、ダムがあるとは?!これも驚き!
もしかしたら、この自然破壊の見返りが『ナバホネイション』なのかな?
何かそんな風に勘ぐってしまいました

お早うございます。
何度も何度もスクロールして巨大な奇形岩石・巨大なダムや
鉄橋に驚くばかりです。
ヘリコプターで遊覧飛行は出来ないのでしょうか?

これほどの広大な大地の岩が抉られ奇岩が林立し、河岸が深く浸されるのは、
ただの歴史の時間の所為だけではなくて、この地の硬軟入り混じった地殻の組成に由来するのかも知れませんね。
ヘアピンカーブが、もっと著しくなるとホースシューベント(?)
それにしても、気の遠くなるほどの、空間と時間がひしひしと感じられるレポートに感謝です。

Bellaさんの素敵な写真と解説でモニュメントバレーの旅を楽しませて頂きました。
モニュメントバレーのスピアーやトーテンポールの写真を拝見すると、とても人が住めそうにない感じがしますが、水や草木が有るところもあり、人や動物が住めるのですね。
コロラドとは赤い色という意味とのこと、また一つ利口になりました。そしてコロラド川の湾曲振りには驚かされます。
アメリカ大陸を横断する飛行機からは、大きなダムがいくつか眺められますが レイクパウエル湖はグレンキャニオンが湖底に沈んだとは、本当に大きなダムなんですね
ジュニアーレンジャーになる子供達はどこに住んでいる子供かわかりませんが、素敵なシステムです。

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