「だんごッ鼻にメガネアーチ」「風前の灯火 今にも折れそうなアーチ」
アメリカ西部の「 アーチーズ国立公園 」には 個性的なアーチが たくさんありますが
「 ウインドウ セクション Window Section 」の このアーチ、 思わずくすりと笑ってしまいます!
01. ” 眼鏡をかけた だんごっ鼻 ” に見えませんか ~
別名 「 メガネ Spectacles 」 と言うあだ名が付いている アーチです
02. ちょうどメガネの枠のように見えるアーチは
「 北の窓 North Window (幅27m)」と 「 南の窓 South Window (幅35m) 」と 呼ばれています
( 下段左のアーチは ” メガネ ” の 向かい側にある 「 タレット アーチ Turret Arch 」 )
03. 「ノースウインドウ」の 日差しが当たる側、 人物と比べると 結構な大きさです !
04. 「 ダブル アーチ Double Arch (高さ30m)」 こちらも 人影がケシ粒のよう ~
一か所から 2本のアーチが V字型に伸び、 青空が三角形に切り取られる 大人気のアーチです
05. 数々のアーチと奇岩が連なる 「 デヴィルス ガーデン Devils Garden 」
” 悪魔の庭 ”という名が付いたのも頷けますが、 浅間山の噴火の溶岩で出来た ” 鬼押し出し ” も
そう言えば そんなネーミングのお仲間でしょうか・・
06. ここのハイライトが 「 ランドスケープ アーチ Landscape Arch 」、 アーチの大きさは
幅や高さなどによって 一概にナンバーワンは決められないが、 ランドスケープアーチは 差し渡しが89mで 世界最大級
今にも折れそうな 繊細なアーチが 青空に透けている・・ 最も細いところが1.8mしかないという
実際 1991年に一部が崩落したそうで 当然 アーチの真下に行くトレイルは 閉鎖されています
07. さて アーチーズ国立公園のアーチの数、 1970年には90だったが、 今では2000個以上になりました
それは 風化が早まったから、ではなく、 ” アーチハンター ” と言われる人たちが 真剣にアーチを探しまくったから !
幅や奥行など 1m以上穴が開いているものを アーチと認定するそうだが、 発見者には ネーミングの権利が与えられる
その名誉心と アーチを愛する心が アーチの数を増やした と言えそうですね
( デヴィルズ ガーデン から望むパノラマ )
08. 「 サンドデューンズ Sanddunes アーチ 」には
人ひとり通れるかどうかという 切り立った岩壁の隙間を 歩いて行かねばならない
アーチの崩落で、 落ちた岩が砂となり 風化して足元に何も残っていない所ほど アーチが古い証拠だと言われます・・
それにしても 頭上から この丸い岩が転げ落ちるのは いつの日になるでしょうか
09. 「 キャニオンランズ 国立公園 Canyonlands National Park 」 の中で
この地域は 「 アイランド インザ スカイ Island in the Sky 」という雄大な名前がつけられています
「 グリーン リバー Green River 」という 緑の川が削った 深い谷が蛇行する様は 如何にもアメリカ的
この谷底を覗くには 腹這いになって 少しづつ崖っぷちに にじり寄るのですが、 スリル満点だそうですよ !
10. 「 ナチュラル ブリッジ 国定公園 Natural Bridge National Monument 」にある
「 シパブ ブリッジ Sipabu Bridge 」 は 長さ81.7m 高さ67m 真下から見上げると まるでキリンの首!
11. 「 オワチョモ ブリッジ Owachomo Bridge 」 表と裏で、 色模様が全く違います
ここも アーチの厚みが2.7mしかないので、 やがては 崩落するのでしょうか ・・
12. 赤茶色のコロラド川と 緑褐色のグリーン川 色合いの異なる2つの川が この先で出会うのだが、
「 デッド ホース ポイント州立公園 Dead Horse Point State Park 」 にある「 デッド ホース ポイント 」からは
「 コロラド川 Colorad River 」の 見事な蛇行が見られます
ガチョウの首 Goose Neck と呼ばれる 中央の半島で、 昔 カウボーイが 野生の馬の 追い込み捕獲をしていた時
馬が断崖から滑り落ちたことをきっかけに この地名が付いたという
次回は パソコンの 待ち受け画面などでも お馴染みの 「 モニュメントバレー」 です
お断り : アメリカ国立公園巡りは 夫の旅写真を掲載しています
話を聞くうち ” 留守番妻 ” も アメリカの大自然の魅力にとり付かれました~
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コメント
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国立公園の名前の通りに、巨岩、奇岩のアーチ連発ですね。
こうして拝見すると、近くにごろごろのようにも思えますが、広大なアメリカのこと、実際はあちらこちらに点在のイメージでしょうか。
アーチ岩ツアー、とかで効率よく回らねばならないのでしょうね。
地球の歴史からみればほんの瞬間、おそらく百年単位の時間で風化や浸食が進んでいるのでしょう。
崩壊の瞬間に出会った人類は幸運か、最悪の事態に陥るか、なんて考えてみたくなります。
投稿: kurakame | 2013年11月 2日 (土) 16時15分
今回も雄大な光景に圧倒されました。
いつ崩落するかわからない巨大なアーチに
出合えた事は幸運なんでしょう。
気の遠くなるほどの時間軸の流れの中で
造られた造形の美しさを楽しんでいる人類は
宇宙の歴史の中ではほんの一瞬なんですね。
投稿: たかchan | 2013年11月 2日 (土) 19時23分
こんばんは (◎´∀`)ノ
おぉーっ!ホントだ!だんごッ鼻にメガネだ!
でも何か『宇宙人』のようにも見えます (^_^)!
それにしてもデカイめがねですねぇ!
04 のダブルアーチ、2羽の鳥がお互いの嘴を咥え合って喧嘩しているようにも見えます。
ほらっ!ちゃんと『目』があるでしょ?!しかも、切れ上がってる (笑)!
気が遠くなるほどの長い年月をかけて風化されたアーチ、崩落寸前?
いやまだまだ何百・何千年とかかるのかも・・・?
キリンの首、たしかに (^_^)!不思議な模様ですね。
コロラド川のヘアピンカーブのような蛇行、これほどカーブする川も珍しいでしょうね。
この地形こそ、このような自然の芸術を造り出す元なのでしょう。
今回も『行ったつもり』のバーチャル旅行、楽しませていただきました (^_^)ニコッ!
ありがとうございました o(*^▽^*)o!
地球という”Artist”は”Archist”でもあったのですね。
投稿: 慕辺未行 | 2013年11月 2日 (土) 23時06分
お早うございます。
グランドキャニオンのスケールの大きさと奇岩の多さ
不思議な造形に驚いています。
見物中に丸い岩石に押しつぶされたら永遠に名前が刻まれるでしょう。
サンフランシスコからニューヨークまで時々
眼下を眺めると無味乾燥の砂漠のようでした。
火山と違った侵食の造形も素晴らしいですね。
投稿: Golfun | 2013年11月 3日 (日) 10時48分
前回も珍しいアーチのいくつかを拝見させていただきましたが、今回も珍しいアーチが拝見できて、驚いています。こんなアーチが2000以上もあるとは流石アメリカですね。
眼鏡をかけた だんごっ鼻のメガネアーチ、世界最大のランドスケープ アーチ、
サンドデューンズ アーチ等が特に記憶に残ります。
これらのアーチもいつかは崩れて無くなってしまうのだと思うと、勿体無い様です。
お陰様で見に行けないアーチーズ国立公園を楽しく旅する事ができ感謝しています。
投稿: ktemple | 2013年11月 3日 (日) 19時00分