« ミュンヘン・ビアホール なにもかもお酒のせいです、だんな様  | トップページ | ナチスの「ダッハウ強制収容所」 胸が締め付けられます »

2013年3月 8日 (金)

ドイツにもあった! ”パルテノン神殿” レーゲンスブルクとヴァルハラ

ミュンヘンの北 140kmに ドナウ河畔の古都 「 レーゲンスブルク Regensburg 」がある

                                                        




01.    この古都の歴史は古く 1806年まで 神聖ローマ帝国の議会が置かれており

会議の度、諸侯が集まる ドナウ川の要衝の街として、 

軍事的にも 商業的にも 重要な役割を果していました

01







02.    ドイツ最古という 歴史的なソーセージ屋 Historische Wurstkuche の店先

ほんの少し前、 激しい通り雨があったが、 日差しが戻り ベンチが乾くと、 

何事もなかったように 人々の賑わいが戻り、 テーブルに ビールと ソーセージの皿が並ぶ ・・・

02






03.    お洒落ダーメ      (  ” 駄目 ”でなく ” ご婦人 ”   ^&^  )

 

03







04.    石橋 Steinerne Bruckeを渡り 対岸近くから 返り見た街の姿が とりわけ美しい 

13世紀に建てられた 「 大聖堂 Dom 」の尖塔に抱かれた旧市街は 世界遺産に登録されている

04









05.     この石橋、 何故か ベビーカーと子供の往来が激しかったですよ~ 

ドイツは 日本と同様 出生率はかなり低く、フランスのように回復したという話は聞いていないけど・・



たまたま この時の旅行は キリスト教の 何かの祝祭で 10日ほど学校・幼稚園が休みの時期に当たり、

各地で 子供たちの元気な姿に触れることができました

面白かったのは ドイツ人の答えがマチマチで 誰も 正確にその祝祭の名前を答えてくれなかったこと・・!

05








06.    橋の上で ・・

06






07.    ”  絨毯の クリーニングと修理専門店 ”


何故か テヘランの絨毯と日本人形が 一緒に飾られていました  アンティーク同志 結構 似合うものですね ・・

07

(  「 ひな人形 1880年 」  「 お座り人形 1930年 」  )








08.    さて、 レーゲンスブルクから ドナウ川を 東に10km下ると 

まさに 想像外!   壮大な神殿が デ~ンと 小高い丘の上に現れる 



「 アテネのパルテノン神殿 」と見紛う、、  これが 「 ヴァルハラ神殿 Walhalla 1830年~ 」

正面側の柱が8本、側面が17本、  アテネの神殿と 同じ様式 ・ 大きさです

08

(   階段は かなりの 急勾配    )








09.   ” ドイツ文化の繁栄に寄与し 称賛に値する偉人たち ” を祀るため

こんな とてつもない建物を作ったのが、  他でもない
 


「 美術館 アルテ・ピナコテーク 」 を作った あの 「 ルートヴィッヒ一世 」

09










10.   「 130の胸像 」と「 肖像や外見が不明の人たちの 65枚の銘盤 」が収められている


神聖ローマ帝国の法王たちをはじめ、 べートーヴェン、バッハ、モーツアルト、ワーグナー、シューベルト

ブルックナー、ハイドン、R・シュトラウス、    画家の デュラー、ヤン・ファン・エイク 

その他 ゲーテやビスマルク、 ルターやエラスムス  カントやケプラー  レントゲンやアインシュタイン 等々

有名人が居並ぶ 

女性も12人含まれているようだが、 女帝や女王、巫女や聖女、修道院長といった顔ぶれ・・

2003年には ナチス・ドイツに非暴力で抵抗した女性も 追加されたという

大昔の偉人ばかりでなく、 今なお ” 殿堂入り ”の選定が 続いている点が 面白い!

10


一見ドイツ人とは思われない人も入っているが ドイツ語を話すゲルマン系を 広範囲に含めている



興味深いことに、 日本でも 西郷隆盛とか徳川家康など 誰もが知っている特定の肖像があるように

ここでも 西洋史の教科書などに出て来る 日本人にも分かり易い ステレオタイプの肖像が多かった!

                         




11.     さて、「 ルートヴィッヒ一世 」は 宮殿や美術館などを建設し、 芸術を奨励し

ミュンヘンを ヨーロッパのどこにも負けない文化都市に仕上げましたが
 


市内の道路や広場を整備し マイン川とドナウ川の間に水路を作り 鉄道も敷き 工業を奨励し、  

ミュンヘンに 大きな繁栄を もたらしました


 

その都市整備の 中心となったイデアが 徹底した ” ギリシャ古典主義 ”、

ミュンヘンは ” イーザル河畔のアテネ ” とも呼ばれるようになったのです




ところで ルートヴィヒは、概念的に ギリシャに惚れ込んだばかりでなく、 実際にギリシャ独立戦争を支援し

次男オットーを 初代 ギリシャ国王オソン1世として 送り込んだぐらいですから


 

パルテノン神殿そっくりの 「 ヴァルハラ宮殿 」 を建設した時の 彼の満足感は如何ほどだったでしょう !

11







12.   神殿の列柱から眺める ドナウ川の風景は 爽やかで雄大・・  一見の価値がある



ドイツ南西部の シュヴァルツヴァルト (黒い森)に 端を発したドナウ川が、  

西欧・東欧の10か国を通って 黒海に注ぐまでを 想像するだけでも楽しい

12

(   ドナウの曲がり角が見える 写真の右側が上流   左側が下流   )







因みに、そんな数々の功績を遺した 立派な「 ルートヴィッヒ一世 」ですが  無類の女ったらしで、

数々の愛人のうちの一人、 60歳の時出会った 美貌の踊り子 ローラ・モンテス に耽溺、 

”1848年革命 ”の真っ最中だというのに、 政治を顧みなかったことから 周囲の反発を受け 

王位を退かざるを得なくなったということです

王位と女性を巡るスキャンダルは いつの世にもあったのですね ・・


                          


孫の 「 ルートヴィッヒ二世 」が ワーグナー芸術に没頭し 王位と人生を失ったのも

もしかして 偶然ではなく、  ” 血のなせる業 ” だったかも ・・・

 

« ミュンヘン・ビアホール なにもかもお酒のせいです、だんな様  | トップページ | ナチスの「ダッハウ強制収容所」 胸が締め付けられます »

ミュンヘン ” のん兵衛天国 ”」カテゴリの記事

コメント

知識の片隅には存在している筈のドイツのドナウ、bellaさんを通して改めて納得です。
Walhalla神殿、ドイツのパルテノン、やはりどこかドイツ的な雰囲気も感じられます。
それにしても、当時の王侯貴族への富の集中は想像外のものであったのですね。
とてつもない建造物を残すのも、運河を整備するのも、芸術家を支援するのも、
女性にうつつを抜かすのも、すべてが桁違い。
王さま次第で、人民の運命は大きく左右されてきた貴重な歴史の一コマでしょうか。

道行く人々がみな観光客に見えてしまいますが、
そうでもないんですよね。 
街の雰囲気がなんとなく、落ち着いているように感じます。
まさに、パルテノン神殿ですね。
ちょっとこれだけの大きさの石造りだと、地震あったらと心配してしますが、
大きな地震は無かったんでしょうね。
ドナウ川がゆったりと流れる、平野は広々としていますね。
大陸だという事を想像させます。

こんばんは (◎´∀`)ノ
毎度毎度さすが bellaさん!ドイツでも日本人にはあまり知られていないようなところ、旅されていますネ。
ドイツに友人がいて3度も訪れているのに、Regensburg も Walhalla 神殿も初めて知りました。
ドイツ最古のソーセージ屋さん、さぞ美味しい Wurst が頂けるでしょうね。思い出したら食べたくなってきました。
”お洒落ダーメ”・・・、確かにどの女性もお洒落Dame です。ドイツ語、少しは知ってて良かった (^_^)!
ドイツの公共のトイレ、女性用の入口は”Damen”とありますよね。
石橋からの街の景色、そこを往来する人々・・・、とりわけ 06. の写真のライダーと思しきカップルと演奏している可愛い女の子たちの様子があまりに対照的で面白いです w(^o^)w!
そして・・・、ホントだぁ~ (゚o゚)ホエーッ!まるで『パルテノン神殿』だ!
中は、そうそうたる著名人の胸像があるのですね。
言われてみれば確かに教科書などで見た写真と同じ顔が・・・!
ルートヴィッヒ一世と二世、これほどまでに文化や芸術に入れ込み、挙句は国の財政を大きく傾けるほどの城を造り、そしてバイエルン王国は滅亡してしまったのですね。

お早うございます。
ゆったりとした綺麗なドイツですね。
有名人の名前を見ていると知っている人が多いので楽しいです。
人々を見ているとドイツという感じはしないですね。
ドイツに行って四半世紀が経ちました。
今は非常に変わったでしょうね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ミュンヘン・ビアホール なにもかもお酒のせいです、だんな様  | トップページ | ナチスの「ダッハウ強制収容所」 胸が締め付けられます »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

リンク先

フォト
無料ブログはココログ

最近のトラックバック