ドロミテの雄姿 「 ポルドイ・アズ・ナンバーワン! 」
北イタリア ドロミテ山岳ルートの中でも
とりわけ印象的な景観を誇る 「 サス ポルドイ Sass Pordoi 2950m 」
2239mの「 ポルドイ峠 」から 「 サス ポルドイ 」まで フニクラ(Funivia)で 登ってみました
つまりは ”高さ 約710mの 空中の旅 ”となります
01. ゴンドラが 滑り出すと、 緑の牧草地に ドロミテ山岳道が 蛇のようにくねるのが見える
高度が増すにつれ ”パノラマ・スクリーン ”に 次から次と 青い連山が姿を現わす
まるで 巨大なジオラマだ!
( 後方は プンタぺニア山 Punta Penia 3342m ヴェネチア方向 )
02. 雲に隠れた ボエ山 Piz Boe 3152m を目指して歩く アリのような登山者
03. ポエ山の さらに東方に、 岩の峰が連なる まさに ” 地球のひだ ”
( ウイーン方向 )
04. さて ここが フニクラの終着点 「 サス ポルドイ Sass Pordoi 2950m 」
デッキで 写真を撮る人、 トレッキングに出かける準備をする人、 様々・・
予約はこちらへ、と 電話番号が書かれた 山小屋の看板が出ている
どれも ” 避難小屋 Rifugio ”という ネーミング
昨今は 驚くほど充実した ホテル並み宿泊所が あちこちに あるけれど
きっと 本当に質素な山小屋なんだろうナ・・ でも バーもありますって!
05. セッラ山塊 Gruppo di Sella の一部
足元には ラスティエス谷 Val Lasties、
スキーのスロープにはいいかも・・・ でも、谷底に落ちるかも・・・
( インスブルック、 ミュンヘン方向 )
06. さて 前回の記事では 後ろ姿でしたが、 今度は 前から コンニチハ!
これが、 「 チャヴァーチェス山 Piz Ciavaces 2831m 」
07. 「 チャヴァーチェス山 」の谷底も 気になりますが、
こちらも 写真を撮るのは 命がけ
一歩踏み外せば 千尋の谷に真っ逆さま 腰が引けて当然です!
( 中央奥 オルトレ山 Ortler 3905m )
08. 「 チャヴァーチェス山 」 の全体像 やっぱり 凄い景色だこと !
09. 実は 上の写真 ↑ こんな風にして ↓ 撮ったのです
見ていた私も 生きた心地がしませんでしたが、、、
果敢にトライした夫も ” すごい絶壁だったよ、 流石に 怖かった、、、 ” と、
もともと 薄い空気の中、 一層 蒼い顔で戻ってきました
10. 「 チャヴァーチェス山 」の向こう側には、 前日 その足元を通った
サッソ・ルンゴ Sasso Lungo 3182mなど 三つの山が 屏風のように連なる
「 セッラ山群 」( 9月20日付け記事 )が 控えている
隣の山の影を 自らの岩肌に写し取る峰々、、、 そんな ダイナミックな光景を見られたのは
フニクラと晴天のお陰、 そして 天地創造の神のお陰!?
11. さ~て、 また フニクラで 降りるとしますか・・
12. 麓の駅では 入れ違いに、 たくさんの子供達が待っていました
子供の頃から こういう スゴイ景色を見て育つって どういう気分なのでしょう ^&^
因みに、 例えば 6~7000mの山と言っても、 既に 全体的に 標高が高い地域にいると
その山が 本当に それだけの高さがあるか 実感できないこともある
一方、「富士山」は たかだか3776mだけど 山裾から頂上まで 全てが見渡せる稀有な山、
そういう意味で 「富士山」は 世界に誇れる素晴らしい名峰ではないでしょうか
垂直に切り立つ形状のため、アルプスの他の山々のように 氷河が形成されたことがないという
独特で個性的なスタイルの ドロミテ・アルプスも、 一度見たら
恐らく 誰しも 忘れられない 名峰であるに違いありません
そのドロミテの中でも 「 ポルドイ・アズ・ナンバーワン !」と 私は 呼びたい
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コメント
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素晴らしい! その一言に尽きます。 次々と現れる岩山に本当に感動しますね。
bella さんが実際にこの風景を目の前にしたときの驚きの顔が想像されます。
写真では、到底表現できない圧倒的なスケール感に、しばし時を忘れたんでしょうね。
それにしても世界には驚くべき風景があるものです。
いい写真を見れて楽しかったです。
投稿: たかchan | 2012年10月 4日 (木) 20時30分
ドロミテアルプスの豪快な岩山群。
ここまで魅せていただいたのは初めて、「アズ・ナンバーワン」とおっしゃっる気持ちが良く分かる気がします。
イメージしていたイタリア・アルプスとちょっと違った風景にびっくりです。
クルマやフニクラで、その気になれば簡単に行けるのでしょうね。
投稿: kurakame | 2012年10月 4日 (木) 20時44分
どの風景も驚嘆の一言です。
bellaさんの写真は同じ目線か見下ろしていますね。
非常に高いところから見る気分は如何でしたか?
爽快だったでしょうね。
一度味わいたかったです。
投稿: Golfun | 2012年10月 5日 (金) 15時49分
こんばんは (◎´∀`)ノ
いやはや天地創造神は、とんでもなく恐ろしい自然を造り上げたものですねぇ!
高所恐怖症の人でなくても、腰が引けますヨ (^_^;;!
それにしても見事な断崖、というか壁!こんな山、そうそう見られないでしょう。
今日、母を掛かり付け医のところへ連れて行き、待合室にある雑誌(『家庭画報』)を見ていたら、このドロミテ地方の写真が紹介されていました。
つい「bellaさんが行って来たところだ!」と思って、じっくり見ていました。
投稿: 慕辺未行 | 2012年10月 5日 (金) 21時56分
今晩は!歌で有名な「フニクリ・フニクラ」なんですよね?
登山電車と思っていたらロープウェイなんですか?
それにしてもため息の出るような絶景ですね。
日本アルプス・ネパールのヒマラヤなどとも一味違う山群素晴らしいです。
投稿: minoji | 2012年10月 6日 (土) 20時15分