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2012年4月 5日 (木)

イザベルとセバスチャン 若夫婦のオーベルジュ

以前の記事で、 歴史的な建物を買い取り ブルターニュの古都でホテルを始めた 

脱サラカップルの話を 2組紹介しましたが、

 

今回は 山間部で古い農家を買い取り、 リフォームして

オーベルジュ ( 田舎の宿屋 ) を始めた 若いカップルのお話です~

 

                                                                                     




01.     クリスタルで有名なバカラから ヴォ―ジュの山間部に入ると 

道路際の溝に ” 自由人 ” が 一頭 。       なんて長閑なこと!

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02.    建物にオーベルジュの看板が出ていたが 実際やっているかどうか ・・・
 

ドアを開けると、暗くて何も見えなかったが やがて 若いマダムの白い顔が見えた。

 

” 部屋をご覧になりますか~ ”  薄暗いので 勘を頼りに 軋む床をすり足で進む。

二部屋を比べたが  どちらもお世辞にも素敵とは言えない 。

田舎の臭いがする・・・    気後れするほど鄙びている !
 


 
でも、 こんな田舎宿こそ、ある意味憧れていたんではなかったか ・・

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03.    宿の説明書きに  ” イザベルとセバスチャンは あなた様方を おもてなし

出来ることを 幸せに思います~ ”  とあった。

フランスには カップルの名前が そのまま屋号になっているオーベルジュがある。


良い悪いでなく、 日本語の語感では無理でしょうね ~

” ペンション 幸子と一郎 ” なんて ・・・      ^&^

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04.      どちらが欠けても成り立たない仕事    夫婦二人三脚です!  

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05.     夕食はセバスチャンが 腕を振るってくれました  
 

飛び込みの客ですから ある程度保存が効く食材でしょうが これで十分でした。

たまには こんな気取らないフランス料理もいいものです。


ところで、ここには それほど泊り客が来るとも思えない。 商売が成り立つのだろうか・・

実は 丘を下った所に町がある。   フランス人は やっぱり食べることが好きで、 

週末や何かがあるにつけ、 町の人々が寄り合う大切な集会所として愛されているらしい。

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06.      イザベルとセバスチャンが 築150年の田舎家を買ったのが 3年前、
 

セバスチャンが料理の修行をして、あちこち改装して オーベルジュを始めたのが2年前。

「 そうだったのですか~ まだまだ、緒についたばかりなのですね、

がんばってくださいな 」
 「 ええ、ローンを山ほど返さなければならないんですよ! 」
 

多分 都市部の建物より 格段に安い物件だったかも知れないが

若い二人にとっては 掛けがえのない夢舞台に 違いない。 

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07.      彼らには 娘を美しい自然の中で育てたい という夢もあった。

エレーヌ 9歳は 算数と体育が得意なんですって。


フランスでは 日本のような立派な皮のランドセルは ほとんど見かけない。

実用本位のリュックで これから登校です。 
ストラップは 最近 どこの国でも共通なのですね・・・

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08.     近くに 牛の牧場があって、牛糞の臭いが香しい?! が、

エレーヌにとって 大自然の遊び場は 最高なんです!

 

ブランコや滑り台、トランポリンがあって、 山羊の ” キャラメル君 ” もお友達。

学校のお友達も たくさん遊びに来るそうですよ~

 

毎朝パパが車で学校まで連れて行くが、も少し 大きくなったら 自転車通になるらしい。

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09.       ところで、ここには 亀の番が住んでいた。 イザベルが言うことに

「 卵は食べてしまうので、子供が生まれたことはないのですよ~  」

 

卵を食べるのは イザベルとセバスチャン夫婦だと 我が夫は言う。
( 料理好きが高じて・・)

卵を食べてしまうのは 亀の夫婦だと 私は言った。

 

一晩もめたが、 翌朝イザベルに聞いてみると 彼女は涙を浮かべて 笑い転げた。

「 亀に決まってるじゃあないですか~ !! 」

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10.     登校する エレーヌとパパを 見送ったあと 
オーベルジュを出発した。

 

朝靄の向こうに 今日と言う日が また始まる。

きっといい日になるに違いない・・・!

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でも、山道をしばらく行くと、

その平和な心持ちが 激しく揺さぶられるような光景が待っていた。

 

何千という白い十字架の群れが 忽然と姿を現したのです・・・

 

                                     

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アルザス・ロレーヌ」カテゴリの記事

コメント

環境が良くて素晴らしいダイニングルームですね。
bellaさんはワイン大好きでしょうね。
チーズやローストビーフは美味しそうです。
スコットランドのスカイ島でドライブをしていたとき牛の
大行列がのんびり道路を通過するとき匂いが漂ってきました。
牧歌的だと喜べなかったです。
後輩が函館でログハウスを建て「人生の楽園」で放映されました。
田舎生活が見直されていますね。
Bobさんは片手間?でしょうが良いところでした。

そんなに豊かな暮らしでないけれど、
静かで素朴な環境の中、ゆったりとした時間が流れる場所。
騒々しくスケジュールに追われるあわただしい毎日から抜け出して、
浸ってみたいです。

フランスの片田舎(?)の、ぼくの知らない世界。
水田や山の日本の農村、昔ちょっと滞在したカリフォルニアの明るい果樹園の小さな村とも全く違った、歴史や風土を改めて拝見させていただきました。

今晩は!田舎暮らし中年頃から憧れだったんです。
でも日本では都会暮らしのサラリーマンが農地を取得して、営農を始めるのは無理なようです。農地法で縛られ農地が手に入りませんね~。
フランスに限らず農村風景にであうと、これが生活の原点ではと思います。
田舎の匂いも慣れれば人畜無害、都市部の工場の匂いとは違い安心できますね。

オーベルジュ…いつかは宿泊してみたい。
日本にもオーベルジュをうたう宿はあるけれど、
なかなかその機会にめぐまれません。
ヨーロッパはやっぱり田舎が美しい…ですね。

こんばんは (◎´∀`)ノ
いきなりの自由人、これは野良牛さん?しかしところ変われば牛の顔も違いますネェ?!
>お世辞にも素敵とは言えない ・・・
私もこういう宿、憧れます (*^o^*)!
若いころも「これが民宿?」と思うような鄙びた、それこそ廃屋寸前(?)の宿に泊まったことがあります。
でも、そういう宿こそ、とても暖かい雰囲気に包まれるのですよネェ!
飾らず、気取らず、普段着のまま・・・そんな雰囲気なのです。
料理も美味しそうですねぇ・・・(・_・)イイナァ!お譲ちゃんもとても可愛いですね。
このような環境で過ごすこのお譲ちゃん、きっとおおらかな性格の子に育つのでしょうね (^_^)!

ドキドキ☆
白い十字架がそんなに沢山!
過去に、争いで亡くなられた方々の?
早くつづきが読みたいです。
亀の卵も、結果が分かってよかったです!

こういう山間部に脱サラしてオーベルジェを始めた若い夫婦も素敵ですが、こういうオーベルジェを探して泊まられたbella夫妻も素敵な宿の選択でしたね。
築150年の古い家と聞いて、小生も長野の家をオーベルジェにとふと思いましたが、どう考えても無理ですね。
小生英国スインドンで、訪問先の研究所が紹介して下さったMarsh Farm Hotel という名称のホテルに泊まりました。裏は広大な牧場が広がり、牛がのんびりと遊んでいましたが、建物は小奇麗な一階建で、Farmの感じは全くしませんでしたが、素敵なマダムが作った料理をご馳走になりました。

bellaさん、
こういうところで育った子供たちは純朴で可愛いでしょうね。
ところで、いつも思うのですが、写真が上手いなあ!!!

亀の卵を食べるのは?
笑ってしまいましたよ~(爆)
亀の卵ってテレビで観た限りでは
つるんつるんとしていますよね
でも、あれって殻が固いのでしょう
それを破って子供が出て来ますが
あの夫婦が食べる?
bellaお姉さまのご主人さまの発想が面白いですわ
お宿の名前にオーナーの名前
それも確かに日本では考えられませんね

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